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ジョンジュはお弁当を持ってト検事に会いに行きました。
気まずい気持ちを振り切って、なんとかト検事を癒そうと思ったのでしょう。
ト検事は、流石にいつものように陽気な態度を取ることはできませんでした。でも、ジョンジュの精一杯の思いやりを無下にするようなことはありませんでした。
なんかねぇ、ト検事を見ると、切なくて涙が出そうになります。
検察は、ト議員を徹底的に調査する方針を打ち出しました。ト検事に否はありません。
サ判事は、ユ・ミョンヒに会いに行ったのですが、そこで、キム・ジュヒョンからの手紙が届いているのを見つけました。
勿論、ミョンヒが犯人の心理を研究している過程でジュヒョンと面談を続けている事は知っています。
それでも、何か不審な感じを抱きました。
ミョンヒが大学に辞表を提出しました。
知らせを受けたジョンジュは、ミョンヒに会いに行きました。
ミョンヒは、ジョンジュと一緒にギョンホの眠る納骨堂に行きました。
なんとそこで、ミョンヒは隠して来た真実を打ち明けたのです。
「ギョンホの無実を知りながら、誤判を下したの。」
ミョンヒは、ジョンジュに一通の封筒を渡しました。中に入っていたのは、ギョンホに対する無罪判決の判決文。
「あの日、ガヨンの下着は私が持ち去った。最初から私は、冤罪だと知っていたわ。あなたが記録を消そうとした時も・・・。あの記録はねつ造されたモノだった。」
違いますよね・・・お願いだから、嘘だと言ってください・・・ジョンジュは震えながら涙をこぼしながらそう言いました。
「私が何をしたか、自分が何をすべきか、それだけを考えて。」
そう言って、ミョンヒは去って行きました。
残されたジョンジュは、足の力が抜けたように、その場に座り込んでしまいました。
サ判事は、キム・ジュヒョンに面会に行きました。
手紙を書いた理由を聞きたかったのでしょう。
ミョンヒの住所を知るほどに親しいのかと問いました。
「心神喪失で釈放を約束した黒幕は、ユ・ミョンヒ教授ですかその約束は果たされない。」
そうサ判事が言うと、愕然とした表情でジュヒョンが言いました。
「何を言うんだ。俺はその約束を信じて人まで殺したんだぞ」
まさか、そんな事までミョンヒが指示していたとは、流石のサ判事も思っていませんでした。サ判事もショックを受けました。
だって、ミョンヒは特別ジョンジュを可愛がっていましたからね。
何故だとジュヒョンに聞きました。
「教えたら、釈放してくれるか?」
ジュヒョンが言いました。
帰宅したト議員を、ミョンヒがお酒の準備をして待っていました。
これまで、ト議員とは一切お酒を飲まなかったミョンヒが・・・です。
全部背負うと言ったのは本心?・・・とミョンヒが聞きました。
「その必要はないわ。あなたはガヨンを殺していない。」
なんと
「私よ。私が殺した。」
ミョンヒが言いました。
いったい何の事・・・とト検事。二人の話を聞いてしまったのです。
どういうこと?殺したのは誰だって?・・・おろおろとミョンヒに縋るト検事。
彼には信じられません。この母が人を殺したなんて
正気になって・・・とト検事が言っても、ミョンヒは、これが真実だと言うだけでした。
「しっかり、見届けて。ごめんね。」
ト検事は、よろよろと自宅を出て行きました。
ト議員もかなりショックを受けましたが、息子ほどじゃありませんでした。どこかで予感していたのかもしれません。
ジュヒョンの話が本当かどうか、サ判事は考えていました。
どーしても、ミョンヒがあれほど可愛がっているジョンジュを苦しめるなんて、思えないからです。
で、ジョンジュに連絡したら、居酒屋にいると言われました。
行って見ると、ぼんやりとジョンジュが座っていました。声をかけると、ゆっくりと立ち上がろうとしました。
でも次の瞬間、ふらっと意識を失って倒れかかったのです。
サ判事は、慌てて抱き抱えました。
病院に担ぎ込みました。
幸い、大事には至らず、ジョンジュはすぐに意識が戻りました。
目が醒めた時、ジョンジュは悪い夢を見たと思いました。
でも、サ判事が封筒を差し出したのを見て、決してそれが夢ではなく、現実なんだとジョンジュは分かりました。
辛くても、現実を受け止めて、裁判官である僕たちが平常心を失うと皆が不安になる・・・とサ判事は言いました。
「覚悟してました。どんな状況でも逃げ出さず真実を明かすつもりでした。でも今は、動揺して冷静になれません。」
ジョンジュは涙をぽろぽろとこぼしながら、サ判事に言いました。
サ判事は、黙ってジョンジュを見つめました。
多分、普通の韓国ドラマだったら、ここでサ判事はジョンジュを抱きしめるとか、手を握るとかするのでしょうが、しないんですよね、この作品では。
こういうところが、好きです、この作品。リアルですもん、その方が。
サ・ジョンドのところに、イ議員から連絡が入りました。
駆け付けたジョンドが見たのは、ミョンヒが自傷行為をしてその手当てをイ議員がしている様子。
ミョンヒの身体の痣は、全て彼女自身による自傷行為の痕だったのです。イ議員は、息子に誤解されても、妻の要望を受け入れて説明も弁解もしませんでした。
彼が本当にミョンヒを愛している証拠です。
ジョンドも、真実を知りました。
ジョンジュを家まで送って帰宅したサ判事。イ検事が待っていました。
イ検事は、打ち明けました。
「ガヨンの下着は母さんがすり替えた。殺したのも母さんだ。」
知らなかった事に、みなかった事にしたいと呟くト検事。
だったら、ジョンジュはどうなる?・・・とサ判事。
その瞬間、ト検事は気付きました。ジョンジュに想像以上の借りを作ってしまったこと、その真実がどれほどジョンジュを傷つけるかということを。そして、無かったことにすれば、ジョンジュは今後も一生闇の中をさまようことになることを。
彼のジョンジュへの想いは本モノです。
そんな事は出来ません。
知らせなきゃ・・・と行こうとしたト検事。
止めたサ判事は、もう一つの真実を告げました。ギョンホ殺害の黒幕がミョンヒだということです。
ト検事は、打ちのめされました。
まさか・・・と思いました。
一旦は、ト検事を止めたんですが、ふと眠りこんだ隙に、ト検事は出て行ってしまっていました。
慌ててジョンジュに会いに行きました。
ト検事がジョンジュに真実を告げると思いましたから。
自分の口から話しておきたいと思ったのです。ト検事は今、冷静じゃありませんから。傷を出来る限り軽くしたいと言う思いがあったのでしょう。
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