黒騎士~永遠の約束~ DVD-SET2 | |
キム・レウォン,シン・セギョン,ソ・ジヘ,チャン・ミヒ,キム・ヒョンジュン | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
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スホは、ヘラが人違いしている事にすぐに気が付きました。
第一自分はカメラを持っているだけで、カメラマンじゃありませんからね。
でも、訂正しませんでした。
ヘラはすっかり信じ込みました。
スホの案内で名所旧跡を巡りました。観光スポットなら、ヘラは知識だけはあります。
ステキな時間を過ごしました。
スホは、ヘラの写真を撮りながらヘラを見つめました。
ネットでしか知らなかった美しい光景が目の前に広がっています。ヘラは心から感動し、満足しました。
その頃、会社ではヘラが雲隠れしたと騒ぎになっていました。カメラマンにも会わずにどこに行ったんだとね。
実は、連絡がつかなかったのは、ヘラの携帯をスホが預かっていたからです。
そうすることで、ヘラを現実の世界に連れ戻されないようにしたかったのでしょうか。
ヘラの元カレで詐欺師のチェ・ジフンは釈放されました。
被害者の女性たちとの示談が成立したんだそうです。
やったことは悪いけど、きっと彼自身がある意味誠実で真摯な性格だったからかもしれません。詐欺師に誠実というのは間違っているかもしれませんが。
貧乏なヘラを騙したけど、お金はまきあげていなかったとか。
だから、ヘラも訴える気にならなかったのでしょう。
ジフンは、ヘラの家に行きました。
そして、ドアにお肉を掛けて行きました。心ばかりのお詫びの印ですね。こう言うところが憎み切れないところなんでしょう。
ヘラの幼馴染のヨンミとゴンの父親の所為でヘラの父親が死んだとヘラ叔母が言っています。
その意味は
そして、叔母は、ゴンはお金のためにヨンミと結婚するのであって、本当に好きなのはヘラだと言っています。
そう見えますね。
ゴンの父親は息子よりお金を信じて大切にしています。
でも体調がイマイチのようで、ある日ゴルフの練習場で倒れてしまいました。
このままでは死ねない・・・とうわ言のように言うゴン父。
そして、夢のような話をしました。不老の人間を見たことがある・・・と。そして、その人を見つければ、自分も生き続けられる・・・とね。
ゴン父の言う不老の人間というのは、もしかしたら、シャロン洋装店のシャロンか、或いは、シャロンと親しいベッキ=チャン・ミヒさんのことでしょうね。
朝鮮時代の記憶を残しているこの二人。と言うか、200年もの間、生き続けているんだとか。
ヘラのご先祖は当時、“プニ”と呼ばれていたようです。
プニとシャロン、そしてスホのご先祖とが、三角関係だったような話をベッキとしています。
ベッキは、プニの味方のような口ぶりです。
ベッキは、不老の身体が、ここ数年、老いて来たと感じていました。
それが嬉しいベッキです。
無事に老いて死ぬためには、一人の男と二人の女が幸せにならなければ・・・と言っていますが、意味はまだ不明です。
ヘラはふと涙がこぼれそうになりました。
海外旅行は初めてなの・・・と正直に言いました。ネットや本で見たものが目の前にあるのが信じられなくて・・・と。
スホは、ヘラを愛しげに見つめました。
「泣き顔でアイスクリームを食べるとどうなるか知ってる?」
と、スホ。
ヘラには分かりません。
スホも、この時は話しませんでした。
夜、一緒にワインを飲みました。ホットワイン
ここで、ヘラは自分が旅行会社の社員で、うちの会社と是非契約してほしいんです・・・と打ち明けました。
それが私のミッションなんです・・・と。
個人写真を撮る予約を入れていた者だとスホに最初に説明してましたのでね。
返事は後にしてください・・・とヘラ。今がとても幸せな気分なので・・・と。
「さ、黒騎士。」
と、ヘラはまだワインの入ってる自分のカップをスホの前に置きました。
韓国では、代わりに飲んでくれる人をそう呼ぶんだそうです。
スホは、飲み干しました。
スホはガラスの呼び鈴を記念に・・・とヘラにプレゼントしました。
宿舎に戻ったヘラは、そこで初めてスホが人違いだったと知らされました。
あっけにとられたヘラ。
スホが訂正しなかった理由が分かりません。
翌朝、ヘラの元にスホからのプレゼントが届きました。中に入っていたのは、綺麗な手袋、昨日撮った写真、そして、手紙。
人違いだったこと、スロベニア人の妻もいないし未婚だということが書かれていました。
“黙っててごめん。泣き顔でアイスクリームを食べるとどうなると思う?前に居る男は胸がときめく。状況を選ばないと危険だぞ。それから、君とはまた会えそうな気がする。残りの写真は、その時に渡す”
そのスホの言葉はすぐに現実となりました。
観光に行った古城で、観覧時間を過ぎてしまって城の中に閉じ込められてしまったヘラを、スホが発見したのです。
その古城は、スホが毎年滞在する場所だったのです。
ヘラはベンチで眠りこんでいました。
こんな再会の仕方・・・と、流石のスホも驚きました。
ヘラが目覚めたのは、ちゃんとベッドでした。
慌てて部屋を飛び出したところで、スホと会いました。
ヘラは、スホに、騙した理由は?・・・と聞きました。
「一緒にいたかった。」
思ってもみなかった答えに、一瞬言葉に詰まったヘラ。
あなたの正体は?・・・とヘラ。
「実業家だ。毎年この時期ここで1カ月の休暇をとる。医療機器のアイデアがメーカーに採用され研修医時代に起業した。金になるなら、何でもする。殺人、放火、誘拐・・・以外はね。拠点はニューヨーク、ソウルにも進出予定だ。」
想像以上に立派な経歴に、ヘラは安心しました。
正直に言えば良いのに・・・と言うと、
「キミといられなくなる。」
これまたドキッとする言葉です。
チャンスが巡ってきたと思ったかもしれません。
でもその時、チェ・ジフンの言葉が浮かびました。
“いい男が近づいて来たら逃げろ。そいつは殺人鬼か臓器目的だ”
つまり、叔母を扶養している文無しの女性と付き合いたい男なんていないとジフンは言いたかったのです。
ヘラもその意見には頷けるところがありましたから、慌てて立ち上がりました。
そして、とっとと宿舎に戻ろうとしたのです。
明日9時に迎えに行く・・・とスホが言いました。
そして翌日、本当にスホは迎えに来たんです。コーヒーも準備して。
でも、ヘラは気付かずにタクシーに乗ってしまいました。
帰国したヘラに、叔母が言いました。あの伝統家屋が売れた・・・と。
改修したいと言われ、住むところが決まって無いから、すぐには渡せないと言ったら、買った会社がゲストハウスに住めば良いと言ってくれたと言うのです。
あまりにも好条件な話です。
ヘラは話を半分に聞いていました。
ヨンミは、ヘラのコートを見て、気に入りました。
で、シャロン洋装店に連れて行ってほしいと頼みました。ヘラは、断ったのですが、100万W出すと言われ、連れて行ってしまいましたよ。
連絡もせず、誰でも連れて来るの?非常識にもほどがある・・・とシャロンが言いました。なかなかの手厳しい言葉です。
ヘラはシャロンに謝りました。
そして、夢だと思った・・・と言いました。
でもコートがあって、驚いたと。
14歳の時に作ったのに、何故サイズがぴったりなのか・・・と。
あのコートを着て以来、不思議な事がありました・・・とヘラ。
何故私に服を?・・・と。
「哀れだからよ。私と似てる。私も不幸を味わったの。“縁”ということに・・・。」
シャロンが以前言ったように、店内にはヘラのための服が何着もつくられていました。
どれもヘラによく似合います。
叔母と一緒に伝統家屋を買った会社のゲストハウスに行ったヘラ。
そこで会ったのは、何とスホ
「今日から、私たち同居を?」
スホが言いました。
あっけにとられるヘラです。