韓国ドラマ検法男女 シーズン2DVD版 全32話 | |
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委員会は、身元公開の理由を、再販防止と国民の知る権利としました。
ハンスは顔をカメラの前にさらすことになりました。質問攻めに遭いました。
これは、彼の家族にとって、辛い結果です。身元が分かると、当然家族関係も明らかになるわけで。
何の落ち度もない息子のドンウや、縁を切った生活をしてきたハンスの妹ですら、影響を受けます。
ハンスの妹から、ソルに抗議の電話が入りましたが、それも当たり前でしょうね。
ハンス母の遺体は、ボムたちによって詳細な解剖、鑑定が行われました。
その結果、ボムが出したのは、死因は不明と言う結論。全く怪しい点が無いと言うのです。
それがヒントだとボムは言いました。
次は、これまでの病歴をチェックすると言いました。年も年ですし、膨大な記録になります。
が、苦労してチェックした結果、一つの結論をボムは導き出したのです。
カル部長検事は、マスコミの前に立ち、ま~得意げな顔でインタビューを受けましたよ。
彼に似合わない謙遜をしながらも、部下の手柄も自分のモノのように発表しましたよ。
ト検事は、控訴状をなかなか書き上げられないでいました。
ハンス自身から確たる証言を得られていないし、彼は何か引っかかるモノを感じていたのかもしれません。
なのに、ノ次長検事は、控訴状を早く仕上げろとせっつきました。後は。カル部長検事に任せろ・・・とまで。
ノ次長検事は、今回の事件の解決を総長に褒められ、有頂天になっています。食事に誘われましたからね。
ところが、そこに、気分をぶち壊す連絡が入ったのです。
科捜研のパク院長からでした。
報告を受けて、血相変えたカル部長検事が科捜研に乗り込んで来ました。
パク院長とマ課長に何とか発表を止めさせようとしました。でも、彼らはプライドがあります。真実を隠すつもりはさらさらありません。
ボムに直接掛け合いましたが、ボムがそんな頼みを聞き入れる訳が無い。
跪いて頼んでるところを、ト検事やソルたちに目撃されてしまっただけで終わりました。
ボムはサリーと共に解剖や様々なチェックをした上での科捜研としての結論を記者発表しました。
被害者の首に残された傷は、昔受けた手術によるもので、死亡後の腐敗によって破裂してしまったものでした。
また、腹部の傷も死因と言えるほどに深いものではなく、死後、腹部のガスを抜くために刺したものだったのです。
つまり、死因ははっきりしないが、殺人ではないと言えるというのが、結論でした。
では、何故ハンスは母親の遺体にそういうことを?と記者から質問が出ました。
ハンスは、死んだ母親の身体を焼酎で拭き、腹部のガスを抜き、剥がれた爪を集めていました。
それは、病気の親を介護する行為だと、ボムは言いました。
統合失調症で精神を病んでいる状況下のハンスにとって、それは母親への愛情の示し方だったのでしょう。
この発表を受けて、世間は、身元を早々に公開した地検を非難しました。
ますますカル部長検事の立場は悪くなりました。
ここで、事態は思わぬ方向に動き始めました。
なんと、生活保護費が死後も振り込まれていると分かったのです。死亡手続きをしようとしたハンスの妹が、役所の職員から聞かされました。
すぐに思い当たったハンスの妹は、ドンウに通帳の在りかを聞きました。
叔母に反感を持っているドンウは、渡すのを拒否しましたが、騙されていたと叔母から聞き、驚きました。
やっぱりね、怪しいと思っていたんですよ。
社会福祉士のボンスクですよ。
仕事とはいえ、なんだか自棄に身内のような振る舞いをしていたから。
ボンスクは、自分の借金返済のため、そして生活費のために、言葉巧みにハンスの母を騙して保護費をくすねていたんです。
ハンス母が死んだ後も、保護費を受け取り、それを引き出して借金返済に充てていました。
証拠はばっちり。
ハンス母が死んだ日、ボンスクと言い争っていたのを、ドンウは見ていました。
でも、殺したわけではありません。ボンスクが帰った後、祖母が生きているのをドンウは見ていますから。
結局、ボンスクは準詐欺罪で捕まりました。
ハンスは治療の成果が表れていました。少しずつ良くなっているようです。
ハンス妹も、その様子を見て、また家族としてやっていくつもりになったようです。
ところで、チャン・チョルはハン調査官とソヒョン母子と親しさを増しています。
少しですが、笑顔も出ています。
ソヒョンの記憶はまだ戻っていません。でも、無意識のうちにある絵を書くようになったのです。
それは、チョルの自宅の部屋の絵でした。でも、ベッドに母親の姿はありません。
すぐに自分の家だと気付いたチョルが、何故誰もいないんだ?と聞きました。
すると、ソヒョンは誰もいないベッドなのと答えました。
その瞬間、チョルに発作が起り始めました。なので、気づかれないように、すぐにその場を離れました。
パニックになったように自宅に帰ったチョル。
やはり母親の姿はありません。
思い出しました。母親が首を吊って死んだ時のことを。
何と、検死に来たのは、パク院長。そして、担当検事はカル部長検事だったのです。
震えてうずくまるチョルを見たカル部長検事。その手に引っかき傷があるのを見て、チョルが殺したと思ったようですね。
でも、立件しなかったのね。そして、その罪を黙っている代わりに、チョルを思い通りに操って来たのでしょう。
やっと繋がりが分かりました。
チョルは幼い頃からの母親による虐待によって、二重人格となってしまったようです。
ベッドに寝ている母親は、やはり彼の妄想で、カル部長検事から渡される薬を飲んでいたのは、彼自身だったのです。
まるで「キルミー・ヒールミー」のチソンssi演じるチャ・ドヒョンとシン・セギのような関係です。
善と悪の対象的な性格がかわるがわるチョルに現れています。
そして、今、悪の性格が優位に立ってしまいました。
カル部長検事は、職務執行停止を言い渡されてしまいました。
部長の代行はト検事です。
次の事件が起りそうです。
ト検事の後輩で国税庁に勤務しているパク・ヨンスに、ユ・テジュン弁護士が接触して来ました。ソンジングループの顧問弁護士です。
彼の妻はやはり検察事務官をしていて以前はト検事の部下でした。今は臨月を迎えている状態で、休職中なのかな?
パク・ヨンスはソンジングループの調査もしていて、目ざわりだったのでしょう。賄賂を渡して取り込もうとしましたが、ト検事と同じで、一切受け付けませんでした。素晴らしいです。
で、ユ弁護士は、カル部長検事に頼んで来ました。
カル部長検事がこんな状況になったのも、この男が最高検察庁にちくった所為だ・・・なんて言ってね。
ドクターKを使えとユ弁護士は言いました。
これまでの事件を全てドクターKに押し付けて、収拾しようと言う魂胆です。
で、チョルを呼び出したのですが、今のチョルは悪の状態ですので、すんなり言う事を聞きません。それどころか、カル部長検事の首を絞めましたよ。
本当に殺してしまいそうな勢いです。
でもね、またカードを持っていたんです、カル部長検事は。
チョルの実父です。
帰国したぞと言いました。チョルは実子とはなっていないため、捜すことは出来ません。自分だけが住所を知っていると言いました。
教える代わりにと差し出したのは、誰かの資料。
消せと言いました。
あれは、パク・ヨンスの?でも、ボムは自分に任せろとチョルが言いましたよ。
チョルはハン調査官に会いに行きました。時間が無いので、科捜研の食堂で食事をすることになりました。
ボムにも挨拶を・・・とチョル。
いつもとはちょっと違う雰囲気をハン調査官もボムも感じていました。
ハン調査官が席を外した時、ボムが呟きました。
「被角血管腫瘍。」
ドクターKの写真を詳細にチェックしていたボムは、彼の首筋に血管が不自然に浮き出ているのを発見したのです。
で、その病気に気づきました。
チョルは、それをクリームを塗ることで隠しているようですね。
一人の人間で、その症状が出たり消えたりすることはあり得ないらしいです。チョルもそう言いました。
ボムもそれを認め、でも例外があると言いました。解離性同一性障害、多重人格の場合はあり得ると。
多重人格の場合は、違う病気を持っていたりする場合があると。
そして、多重人格の原因は幼い頃の虐待が多いとか?・・・とボムが言うと、チョルは緊張が高まったようです。
用事があるので・・・と、席を立ちました。
チョルが向かったのは、ト検事とパク・ヨンスが会っているところ。
パク・ヨンスの後をつけています。
ボムは、チョルの写真をソルからもらいました。
疑っている証拠ですね。ボムは意味の無い行動をとることはありませんから。
小さく写っているチョルを可能な限り拡大して見ました。顔に血管が浮き出てるの?あれは。