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並行して視聴している「なぜオ・スジェなのか」にも出演しているイ・ギョンヨンssi。どちらも、巨大な権力を有する人物と言う役柄なので、設定がこんがらがってしまって・・・
この作品の場合は、主人公の主たるターゲットと言う事で、権力レベルは「なぜオ・スジェ~」よりは上。
エピソードがこんがらがりそうで、頭の整理整頓が必要です、私には
キム・ヒウ=イ・ジュンギssiは、検事。
正義を守るためなら、上司の命令なんぞ、全く意に介しません。腕もたつし根性も並外れています。
大企業だろうと、不正を働くモノに対しては、断固とした態度をとります。
現在、ヒウが狙っているのは、国会議員のチョ・テソプ=イ・ギョンヨンssi。
あらゆる不正の裏には、チョ・テソプがいると睨んでいます。
巨大な権力を有するチョ・テソプを立件することは、勿論とても難しいことです。証言や証拠を手に入れることも困難です。
しかし、ヒウは出来る限りの証言と証拠を集め、立件しようとしました。
が、キム・ソクフン検事長ですら、無理だと止めました。
検察の中にも、チョ・テソプの力は及んでいるのです。
なにせ、大統領ですら、チョ・テソプには言い返す事も出来ないのですから。
しかし、ヒウはチョ・テソプを召喚しました。
チョ・テソプは、堂々と検察にやって来ました。
チョ・テソプはヒウの噂を耳にしていました。正義感溢れる何者も恐れない検事と言うことで、興味もあったようです。
物おじしないヒウではありますが、やはりまだチョ・テソプとは力の差がありました。
ヒウが保護している証人のことを、チョ・テソプはちゃんと承知していました。
既に証人は殺すと脅され、証言する気が失せてしまっていたのです。
チョ・テソプは意気揚々と検察を出て行きました。
駆け付けたヒウも、チョ・テソプの部下たちに襲われました。
手練れの謎の男Kと互角に戦いましたが、相手が少し強かった。
結局、薬を打たれ、ヒウはビルの屋上から突き落とされてしまったのです。
麻薬と酒に酔って自殺した体を装ったのです。
朦朧とした意識で墜落していたヒウ。
しかし、気がついたら、時が止まっていて、自分はまた屋上に立っているじゃありませんか。
傍に赤いコートを着た女性が立っています。
女性は、ヒウのこれまでの人生を振り返らせました。
学生時代、同級生にしょっちゅう暴力を振るわれていました。
無視し続けて来た両親は、ある日突然ひき逃げに遭って亡くなってしまいました。
強くなるために、格闘技を習い始めたヒウ。
その後、2浪して大学の法学部に入学。必死に勉強して、司法試験に合格したのです。
しかし、検事になったにもかかわらず、チョ・テソプに負けて、殺されてしまったわけです。
「もし命がもう一つあったら、チョ・テソプを捕まえる?」
と、女性が聞きました。
僕の使命です・・・と、ヒウ。
「ならば、やりなさい。じっくり準備して完璧に陥れるのよ。迂闊に行動すれば、また犬死するわ。」
生き返らせてあげる。
必ず捕まえて。あの世で罰を受けるんじゃ、遅すぎる。この世の地獄を見せてやって。
約束して、あの男に地獄を見せると。
彼に接近したら、また私に会えるわ。
「見せてやる。」
次に意識が戻った時、ヒウはコンビニでアルバイト中でした。
高校生です。
記憶は全て元の人生のままです。
前世の記憶を持ったまま、二度目の人生を生きることになったのです。
自宅に戻ると、両親がいました。
夜勤に出かける時に、自分の食事を準備して言ってくれていた母。
なのに、ヒウは反発してそれを食べない事も多々ありました。それどころか、言葉を交わすことすら、あまりしなかったのです。
ましてや、愛情や感謝の言葉など、口にしたことはありませんでした。
両親が突然死んだ時、それをどれほど後悔したことか。
ヒウは、涙をためて両親を抱きしめました。
そんな別人のような息子の態度に、両親は戸惑うばかりでしたが・・・。
ヒウは、カレンダーの両親が事故に遭った日に印をつけました。
実はヒウは検事になってから、両親の事故について資料をチェックしていました。
すると、杜撰な手抜き捜査が行われていたことに気が付いたのです。
犯人を検挙するに足りる証拠がある筈なのに、何も捜査していないのです。
その理由がヒウには分かりませんでした。
事故を何としても防ぎたいと、ヒウは、その夜、両親が職場から出て来るのを待ち、一緒に帰宅しようとしました。
そして、暴走車が突っ込んで来た瞬間、ヒウは両親を突き飛ばしました。
車は、道端の塀に突っ込んでとまりました。
過去は変えられなかったのかと、ヒウはパニックになりました。