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コン・チャンは、スジェを自分の家に連れて行きました。
そこは、既にスジェのために整えられていました。
チョガプとヒョンチル、そしてソン・ミリム、ジュニも協力して、居心地の良い空間となっていました。
嬉しいけれど、ずっとここに住むわけには行きません。
スジェは、自分のビルを改装する決心をしました。
完成するまでの間、ここに住むことにしました。
本当に居心地の良い場所でした。居心地の良い人たちでした。
ハン・ギテクの自白のせいで、ハンスバイオ売却の件はとん挫しそうでした。
ハン会長とイ議員は、表向きは手を組んでいますが、心から信頼し合っているわけではありません。
事が順調に進んでいる時ならば意見の相違もありませんが、一旦事が行き詰ってくると、やはりお互いに不平不満が出てきます。
何かとぶつかる事が多くなったハン会長とイ議員を、チェ会長は冷静に見つめていました。
チェ会長は、イ議員とハン会長のためにホン社長を始末したんだと恩着せがましく言いました。
そして、2人のスキャンダルの証拠を、ホン社長から手に入れていると言いました。
つまり、自分のやり方に逆らうとどうなるか分からないと言う事です。ま、脅迫のようなモノです。
常々、イ議員は自分が大統領になったら、チェ会長には法務長官の座を・・・と言って来ました。
それじゃ物足りないわけです。
何が望みなんだとイ議員から聞かれたチェ会長は言いました。
「議員内閣制の総理です。」
と、言いました。
つまり、大統領制から議院内閣制へ転換と言すると公表すれば、支持率も挙がるぞと。
過度な夢だと思わないかと、イ議員。呆れた表情です。
この時初めてイ議員はチェ会長が単に自分のパシリではないことを思い知ったのです。
ユンサンがリーガルクリニックから抜けると連絡して来ました。
父チェ会長の元に帰ることにしたと、コン・チャンだけに言いました。
TKローファームのインターンとしてスジェの下に就くことになったと。
店に食事に来てくださいとコン・チャンが言うと、嫌だとユンサンは言いました。
あの場所にスジェが居るのを見たくないからだと。
スジェはコン・チャンの家のソファーで死んだように眠り続けました。
心配したコン・チャンがジュニに連絡して診てもらいましたが、全く異常なし。
これまでの疲れが一気に出たようです。緊張感がほぐれたのでしょう。
目覚めたスジェの前に、コン・チャンたちが準備してくれた食事が並びました。
最高だ・・・とスジェは呟きました。
ここにいると悪い人や悪い事を忘れられる・・・と。
コン・チャンは嬉しそうに微笑みました。
ジュワンとの離婚の条件として妻のスンヨンが挙げた“最大限の慰謝料”と“ジュワンの心からの謝罪”の2項目。
慰謝料に重点を置くべきだとスジェは助言しました。心のこもった謝罪など望めないと分かっているのでしょう。
そして、以前、離婚しようとしたときにスンヨンが掴んでいたジュワンの弱み。それが武器になると言いました。お酒、女性問題、麻薬問題でした。
コン・チャンの家に住んでいることが、ロースクールの教授たちにばれました。
ミン弁護士の妻ヒヨンが目撃したのです。
変な噂が立ったらどうするんだとか、言いたい放題の教授たち。
しかし、スジェには敵いません。
ちゃんと家賃を払っているということ、自分のビルの改修工事が終わるまでの期間限定だということ、家宅捜査の入った部屋に住む気に慣れない事等々の理由を挙げました。
反論できなくなったヒヨンが次に指摘したのは、リーガルクリニックはスジェの逮捕で大きな影響を受けたということ。センター長が犯罪者と言われたら、誰も利用しないと不安視されている・・・と。
でも、これも言いがかりみたいなもんで。
現実はその反対。
8班の面々がソン・ミリムと相談し、警察で手が回らない相談者を受け付けるようにしたってわけ。
大勢の相談者が押し寄せることになったのです。
ここでスジェは良い手を思いつきました。
自分を雇いたがっているハン会長とイ議員に、自分の代わりとしてミン弁護士とヒヨン夫婦を推薦したのです。
2人は大喜びで、スジェへの敵対心をあっさり捨てましたよ。まったく・・・節操無いったら
ところで、ロースクールをセクハラ問題で首になったソ教授ですが。
いつの間にか、TKローファームに雇われていました。
チェ会長に直談判したのです。
断られそうになると、一転、脅しにかかりましたよ。
10年前に、チェ会長・・・当時はチェ検事長の指示に従って何かしたようですね。まさか・・・キム・ドングの事件
ユンサンは、スジェにコン・チャンの家を出ろと言いました。
チェ会長が既にコン・チャンの事を知っている筈だと言いました。
と言う事は、コン・チャンたちに何か迷惑をかける恐れがあるということです。
スジェとコン・チャンの仲に嫉妬しているのは確かでしょうが、それより、父の性格を考えた時、親友になれるかもしれないと思ったコン・チャンに害が及ぶことが怖かったためだと思われます。
スジェもユンサンの気持ちを理解しました。
ある日、ユン代表がスジェに会いにコン・チャンの店にやって来ました。
夢が叶いそうだと言います。
ユン代表の夢は、チェ会長たち3人を潰す事だと以前聞いていました。
理由を聞いたスジェ。
「いつ決めたかだけを話します。10年前です。」
と、ユン代表。
そして、ペク院長との関係を打ち明けました。義父になる筈だった人だ・・・と。
ユン代表が聞きました。
ハンスバイオを売却する件がダメになった場合、手に入る筈の多額の手数料は入らなくなるが、そうなった場合、どうするのか?・・・と。
「必ず手に入れます。」
と、スジェは微笑みながらきっぱり言いました。
ユン代表は満足そうでした。
親しげに食事をするスジェとユン代表の様子を、チョガプたちがコン・チャンに連絡しました。
コン・チャンは慌てて駆け戻って来ました。
嫉妬丸出しです。
スジェにはお見通し。
スジェ母が飲酒運転で捕まったと警察から連絡が入りました。
駆け付けようにも、スジェもユン代表とお酒を飲んだ後でした。
コン・チャンが運転して警察署に送り届けました。
ま、大事には至りませんでしたが、本当にムカつく母親です
でも、そのおかげでコン・チャンとスジェはドライブが出来ました。
あなたが好き・・・と、スジェの突然の告白。
コン・チャンは固まってしまいました。
分かってたでしょ?と、スジェ。そんなに驚かなくても・・・と。
「あなたは少しずつ私の事を知って行く。誰にも言えなかったけど、あなたには話したかったこと、いつか話すと思う。誰にも知られたくなかったけど、必死にもがく私の姿を見せる事になる。そんな私を理解出来ず嫌だと思っても・・・どうか心を痛めないでほしい。」
コン・チャンは頷きました。
あなたは?と、スジェが聞きました。
「俺にも言えない事がある。知られたく無いけど、話すべきこと。言わなきゃいけないけど、まだ迷ってる。いつか話したら、俺を憎むと思います。でも、隣にいてください。憎んでもいいから、どこへも行かず。」
どこへも行かないで、あなたも・・・と、スジェ。