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チャン・イルヒョンがミレ電子の事件から世間の目をそらすために利用した女子大生殺人事件。
容疑者は恋人の医大生でした。
容疑者が必死に無実を訴えますが、チャン・イルヒョンは完全に無視。
マスコミにも派手に書き立ててもらいました。
狙いは的中。
世間の関心はミレ電子からこの事件へと移ってしまったのです。
チョ・テソプはキム検事長にチャン・イルヒョンの働きに対してお褒めの言葉を伝えました。
チャン・イルヒョンは舞い上がりました。
ヒウは、チョン部長検事とチ検事に作戦開始を告げました。
まずはチャン・イルヒョンの失脚です。
ヒウはキム・ハンミを通じて、チャン・イルヒョンとソン・ジンミの熱愛情報を流してもらいました。
でもこれはチャン・イルヒョンを得意にさせるだけでした。
それがヒウの狙いでした。
世間の注目を浴びる2人の不正が公表されたら、上層部も庇う事は出来なくなります。
それをチョン部長検事とチ検事に任せ、ヒウは女子大生殺人事件の解決に専念しました。
濡れ衣に違いないと言う勘がしましたからね。
ヒウは容疑者の青年に言いました。
必ず真犯人を突き止めて見せると。
だから、自分が捜査していることを誰にも口外しないようにと。
ヒウは、ミレ電子の一件で、本来担当していたイ・ミンスが如何に悔しがっているかを知りました。
チャン・イルヒョンに無理やり事件を奪われ、おまけに権力者であるミレ電子のチョン社長を特別扱いし、今にも釈放してしまいそうなのを見ていますからね。
いくら抗議しても、イ・ミンスの力ではどうしようもありませんでした。
どんな扱いを受けようと、くじけないイ・ミンスを見て、ヒウはいっそう彼を信頼するようになりました。
ここで明らかになったことがあります。
イ・ミンスの父親についてです。
ヒウは前世で会っていないイ・ミンスのことを、調べてみたようです。信頼するに値する人物かどうかを見極めるために。
ミンスの父親は議員でした。
多くの不正と性犯罪が発覚し、失職したようですね。もしかしたら、亡くなってる
でも、それは捏造だとヒウは断定しました。
捜査記録も削除されて残されていない状況でそう言い切るヒウ。
ミンスは、何故ヒウが今、自分にそれを知っていると打ち明けたのかと聞きました。
「ターゲットが同じだと確信したから。」
と、ヒウは言いました
チョ・テソプ・・・と。
その瞬間、いつもふざけた物言いをするミンスの表情が変わりました。
真剣な目でヒウに言いました。
「いつかその時が来たら、全てを話すよ、お前に。」
これで、ヒウとミンスは心からの同志となったのです。
チョ・テソプはヒアの父キム・ゴニョン会長を訪ねました。
ミレ電子とチョンハグループとの協力を推し進めようとしていたのですが、キム・ゴニョン会長はそれを拒否したのです。ヒアの助言もありましたしね。
その決定をした根拠について、キム・ゴニョン会長は、ヒアに説明させました。
女子大生殺人事件の裁判が始まりました。
ヒウは、容疑者の青年の弁護は、以前アルバイトしていた法律事務所のカン・ミンソクに依頼しました。
負ける要素しか無いと思ったカン・ミンソクですが、濡れ衣だと主張するヒウを信じて引き受けました。
無実を立証する証拠も挙がっていましたが、弱いモノで、チャン・イルヒョンの主張の方が優勢かと思われたその時、チェ・ガンジンが血相変えて法廷に入って来ました。
なんと、真犯人が逮捕されたと言うのです
チェ・ガンジンに続いて入って来たのは、キム・ギュリ。
真犯人を逮捕したその人でした。
もう、チャン・イルヒョンは引くしか出来ませんでした。
「公訴を取り消します。」
傍聴席には、ヒウとイ・ミンスもいました。
カン・ミンソクは青年と喜び合い、ヒウを笑顔で見つめました。
ヒウは頷き返しました。
ヒウは1週間前にキム・ギュリに事件の捜査を依頼していたのです。
充分な資料や証拠を渡していました。
容疑者と思われる人物の資料も含まれていました。
これらの資料は、前任地のオ捜査官やサンマンの協力もあって集めることが出来ていました。
その人物、前世で連続殺人事件を起こした犯人だったのです。
これによって、チャン・イルヒョンは面目丸つぶれ。
青年に濡れ衣を着せようとして、一切の主張を聞き入れなかったとか、証拠を捏造したのではないかともマスコミから追及される事態になりました。
ミレ電子の犯罪を隠蔽する意図があったのではないか、とも。
検察の信用も失墜してしまいました。
ミレ電子の担当は、イ・ミンスに戻されました。
ここから最終仕上げとなりました。
まず、ソン・ジンミの不正についてチョン部長検事たちが捜査を始めたとの情報が出ました。
すると、チャン・イルヒョンはそれを中止するようチョン部長検事に申し入れて来ました。と言うよりは、脅しのような感じで。
一旦はその要求を受け入れた返事をしたチョン部長検事。
この会話をキム検事長が聞いていました。良い気はしません。
チョン部長検事に敢えて確認すると、やはり捜査は中止する意向だと言うじゃありませんか。
キム検事長は、捜査するよう命じました。徹底的にしろと。
チャン・イルヒョンは、もうどうしようもありませんでした。
一方、キム検事長にも、検事総長からミレ電子に関してさっさと解決しろとの指示が下るし、青瓦台の秘書からは検察への不満が殺到していると抗議の電話が入りました。
キム検事長の能力に疑念があると、まるで辞職勧告のような言い方をされ、キム検事長は焦りました。
検事総長と言う目標が遠のく気分です。
ミンスたちの捜査により、結局、ミレ電子のチョン社長が釈放される可能性はぐんと低くなりました。
チョ・テソプは、キム検事長の責任を問いました。
キム検事長は、検察への厳しい世間の目を逸らせてほしいとチョ・テソプに頼みました。
チョ・テソプは、跪いて頼むキム検事長に冷たく言いました。
「これから君は私に従うだけでいい。」
チョ・テソプは、別の事件で目を逸らせようと考えました。
アナウンサー盗撮事件と、もう一つはソン・ジンミの財団に関わる事件です。
そして、検察自体に問題は無いが、一人の人物が不正を行ったということで、その人物に責任を負わせれば良いと。
チャン・イルヒョンですな。
タイミングよく、チョン部長検事から、そのネタが報告されました。
ソン・ジンミを捜査している過程で、チャン・イルヒョンについての不正事実が明らかになったと。
チャン・イルヒョンを捕まえる役目を言い渡されたのは、ヒウ。
「お前と私しか知らない捜査だ。内密に、迅速に片付けろ。」