前回の記事は、こちらから。
トンイの活躍も空しく、中殿は廃位になってしまいました。
次々と、髪飾りが外されていく様子は、トンイじゃなくても泣けてきました
数人のお供の人と共に、宮廷を出て行く中殿。
そのお輿を遠くで見つめるトンイ。
中殿の無実を晴らす手立てになる・・・と意気込んでヨンギに証拠の換金証を見せたトンイですが、今は、それを公にすべき時ではないと諭されます。
西人が中殿の廃位で勢いを無くし、今は南人の勢力が占めている。そこでこの様な証拠をあげても、握りつぶされるだけだ・・・とね。
だから、その時が来るまで、静かに我慢して待て・・・と。
それを、中殿にもトンイは伝えました。
また、チャン妃の元を訪ね、きっちりと決別しました。
自分の負けを認めて。でも、以前信頼していたチャン妃は、居ない・・・と、はっきりと告げました。
チャン妃は、謝罪して自分のが側に付くなら、以前のように取り立ててやると言いましたが、トンイは、それもはっきりと拒否しました。
「謝罪は間違っている者がすることです。」
チャン妃は、トンイをどうにかして宮中から追い出そうとし、監察院の派遣業務でトンイを王室の財政を管理する部門“内需司”の担当にしました。そこは、内官が仕切っている官庁で、かなり特別なところのようです。
案の定、トンイは監察の仕事もさせてもらえず、いじめられたりします。
でも、それにめげるようなトンイじゃありません。
出納日誌を見せてほしいと言うトンイ。でも、なんだかんだと誤魔化して見せてもらえません。
でも、書庫に入り見つけた日誌から、内需司の中で、不正が行われていることを発見。ただちに、監察院からの監察をを受けるよう言うのですが、長である典需がそれを受け入れないどころか、トンイに対しても、手荒い態度をとりましたよ
法律では、監察院はどこの部署も調査する事が出来るようになっていたようですが、従来の慣習で、この内需司は、見逃されて来たらしいんですよ。
そして、それを良い事に、王室の財産を着服して小銭を稼ぐなんぞという事がまかり通っていたようです。
トンイは、それが、大妃の事件辺りから金額が巨額になっている事を発見。その資金が、大妃の事件のもみ消しとかに流用されたんじゃないかと当たりをつけました。
当たり
・・・です。
チャン妃兄が、典需から資金を横流しさせていたようです。そして、それは、例の医師に与えたみたいですな。
またまたお尻に火が付いてきたチャン妃兄。
で、またまた兄の尻拭いをしなきゃいけなくなったチャン妃。
不正の疑いがあるのだから、調査を・・・という監察院。
でも、それを慣習と違うから・・・と拒否する内需司。
両者が対立していると聞いた王様は、今回は監察院に引き下がるよう申しつけました。
その言葉を信じられないトンイ。不正を許すような王様じゃないと信じているからです。
チャン妃もまた、常の王様の言葉とは違う…と不安に思うのです。
王様には考えがあったのです。
その当時、何者かが銀と錫を買い占めた所為で、貨幣の鋳造に支障が出てまして。それを密かに調査中だったんですよ。
だから、監察院と内需司の揉め事の間に、そちらの一味に逃げられては困る…と言う事のようです。
まずは、そちらを片付けてから、トンイ達の問題の解決にあたろうと思ったのです。
それを、王様から直接聞いたトンイ。
「どうしてそんな大切な秘密の事を私に?」
と聞くトンイに、王様は
「何故か、お前には誤解されたくないんだ。」
と答えました。
嬉しそうなトンイでしたね
それに、トンイに本をあげたいから・・・と、彼女を呼ぶように側近の内膳に言った時の事。
早合点した内膳が
「え
寝室にですか
それならすぐに・・・。」
なんて言うんですよ、嬉しそうに
そしたら、慌てた王様。
「何を言う
」
で、独り言で
「人を見くびりおって。」
従来描かれてきた王様の姿とは、かなり違いますよね、この作品の王様。それが、なんとも庶民的で気さくで魅力的です

翌日、王様は先祖のお墓参りに出かけました。
宮廷の沢山の役人やら侍女やらを引き連れて。
その間に、トンイは、書庫の中で証拠となる文書を調べようとしていました。
そして、チャン妃一味も、王様の留守の間に、証拠品を始末し、ついでにトンイも始末してしまうよう企んでいたんです
証拠を見つけたトンイ。
でも、その時、内需司の一部から出火
そして、何者かに追われるトンイ
きゃぁ~っ
どーなる
あ、そうそう。チョンスは、ヨンギの推薦で、右捕庁に入りましたね。
チャン妃兄の動向を探るという命を受けて。
堂々と宮廷内を動けるようになったので、トンイを守る事もやりやすくなりました。