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マリンは地下鉄の駅でソジュンを待ち続けました。でも、ソジュンは現れません。
携帯もつながりません。
しばらく待ったけど、結局諦めて帰ろうとしました。そしたら、途中で病院から連絡が入ったのです。
ソジュンは、地下鉄の線路脇に倒れているのが発見されていました。
で、病院に担ぎ込まれたのです。
マリンが病院に着いた時、ソジュンは何事も無かったかのように歩いて出て来たところでした。
ほっとしたマリンは、カメラを返し、そのまま行こうとしました。
ソジュンが呼びとめました。
メールを見たと言いました。マリンが、地下鉄事故の時のことを思い出したとソジュンも知ったのです。
「一緒に生き残った人の事、いつも気になってた。元気に暮らしていると知って心から感謝したわ。だから、病院から地下鉄で事故に遭ったと聞いて、本当に驚いた。また地下鉄か・・・と思った。」
「僕たち一緒に生きていこう。」
ソジュンのこの言葉、マリンは、お互いに元気にやって行こうという意味に受け取りました。
約束だぞ・・・とソジュン。
ソジュンがタイムトラベラーだと言う事を知っているのは、ドゥシクとギドゥンの二人だけです。
ソジュンにはセヨンという女友達もいました。
彼女の父親はソジュンの両親と親しくしていて、共に福祉の民間団体の仕事をしています。だから、セヨンとソジュンは幼馴染なのです。
セヨンは、今回の線路脇に倒れていた一件を含めて、ソジュンは自分に秘密にしている事があると感じていました。
ギドゥンに聞いても、何も知らないとはぐらかされるだけで、そのたびに、却って2人が何かを隠していると思えてならないのです。
常日頃、恋愛にも結婚にも全く興味を示さなかったソジュンに、マリンという知り合いの女性がいて、それも、普通の関係とはちょっと違う雰囲気が二人の間には漂っているのを感じ、複雑な思いになっています。何でも知ってると思ってたソジュンが、遠く感じるのです。
翌日、ソジュンはマリンを食事に誘いました。バッグを返すと言う口実があったのですが・・・。
行ってみると、物凄い豪華なレストランで、豪華な食事も用意されていました。
マリンは、自分に言い聞かせていました。浮ついちゃいけないとか、好かれていると思ってはいけない・・・とか。
でもね、突然ソジュンが言ったのです。
「結婚したい。恋愛でもなく同棲でもなく、結婚したい。」
マリン、開いた口がふさがりません。またソジュンが自分をからかっていると思いました。
で、呆れて席を立ったのです。
ぐるぐると歩きまわり、気持ちを落ち着かせようとしました。ソジュンが自分の事を何も知らないのに、結婚なんて言い出す神経が理解できないのです。
そりゃそーですわな。
「本心なの?だったら、一つだけ聞くわ。私を愛してる?」
じっとマリンを見詰めた後、ソジュンが言いました。結婚できなければ死ぬ・・・と。
「だから、真剣に考えてくれ、コッスン。」
以前、3カ月後にタイムスリップした時、新婚のマリンが言っていたのです。“‘コッスン’と呼んで”・・・と。そう呼ばれるのが本当に嬉しいと。
コッスンと言うのは、花のようにキレイな人という意味だそうです。
マリンはソジュンの言葉に胸がときめくのを抑えきれませんでした。
マリンがソジュンと付き合っているという情報を仕入れたゴンソクは、ムカついたんでしょうね。一計を案じました。
ホームパーティの手伝いをマリンに頼んだのです。
ソジュンや会社の人たちを招いてのパーティだとは言わずに。
そして、ソジュンたちの前で、マリンが昔子役で名をはせたということを、皆の前で暴露。勿論、マリンが嫌がると分かっててのことです。
昔の栄光が地に落ちたと分からせたかったのでしょうね。
マリンは、ソジュンの前だということもあるし、一応、大人な対応をしていました。
そしたら、ゴンソクはいっそう図に乗ってあれこれ喋りはじめたのです。ソジュンがマリンの事を気にしてるってこともちゃんと分かってのことです。
とうとうマリンは耐えられなくなりました。
席を立ち、見えない場所で高価な食器を割りました。
で、音を聞きつけてやってきたゴンソクと、掴みあいの喧嘩になっちゃった。お客様がいるってことで、声をひそめての喧嘩ですよ。
ソジュンが来ました。
勿論、ゴンソクの意図など全てお見通しです。マリンが耐えかねていることも分かっていました。
あまりの恥ずかしさに、マリンはそのまま帰りました。
ソジュンは、しっかりとゴンソクに釘を刺すのを忘れませんでした。すっきり
マリンは恥ずかしくてソジュンに会えません。
でもね、この間、ラッキーにも、ソジュンはマリン母と顔を会わせる機会があり、名刺を渡す事ができましてね。
マリン母は、ソジュンが大企業の若き社長だと知ると、大喜び。
マリンの躊躇する気持ちなどお構いなしに、ソジュンを受け入れようとしました。
ソジュンも、ぐいぐいマリンを押しました。
マリンが何故躊躇するのか。それは昔の経験があるからでした。
人気の子役をしていた頃は、ちやほやされていたけど、そんな人気は一瞬で消えてしまい、周りにいた人たちも一斉に背を向けました。
ソジュンの気持ちも、一瞬で冷めてしまうかもしれないと思ったのです。それが怖い・・・と。
ソジュンはそんなマリンの気持ちを理解しました。
マリンも、ソジュンの気持ちを信じようと思いました。
そして、二人はあっという間に結婚したのです。