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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ネット通販やファッションメーカーが廃業の危機を迎えている

2012年11月21日 17時28分10秒 | 深刻な問題

 関東の時計メーカーが来社し、8月以降ネット通販が厳しいと言う。元々オリンピックの時期は売り上げが落ちるのだが、その後は回復してきた。ところが、11月に入っても売れないらしい。例えば、以前はディーゼルやD&Gの時計入手が難しく取り合いだった。ところが、現在は豊富に商品が入手できる。

 しかし、うっかり購入すると、ネットでは卸価格より安く販売されていたりする。売れないと換金のため、投げが出る。ネット店舗は売れない在庫を抱えることになるから、購入しないし、購入できない。

 話は変わるがD&Gで売っていたネット店は、D&Gでは売れないので名称を本来のドルチェ アンド ガッバーナに変更しているらしい。

 10、11月は12月のクリスマスに備え、ネット店舗も商品を購入する時期だ。然しながら、今年は特にネット小売りの購入が伸びない。店舗などにもよるが12月は通常の月の1.5倍から5倍ぐらい売れる。他の月で不振でも12月で挽回できるところが多い。その状況が変わってきた。

 一方で、中国の製造に頼ってい時計などファッションメーカーは、円高により輸入価格が下がってきたことで救われてきた。ところが、安倍総裁の「次元の異なる金融緩和」の発言で円安に振れたため、輸入価格が上昇し、発注が難しくなったと言う。時計メーカーは発注から輸入までのタイムラグ(3か月ぐらい)を含め、半年後の商品を発注する。

 日本全体では円安はプラスだが、時計メーカーは円安が進むと事業計画が狂ってくる。値上げしたら売れない。その上に、消費税増税が迫っている。時計メーカーは今がぎりぎりで消費税が上昇すると、円安による価格上昇との相乗で価格が高騰し売れなくなるので、もたないと言う。

 金融緩和で日本の景気が上昇し、その効果が出るまで経営が続かないとのこと。表情は暗い。確かに売れ始めるまでに数年かかる可能性もある。

 今から業種の変更を考えなければならないのではないかと、極めて困難なことを承知の上でアドバイスするしかない。

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