…何と言えばいいのだろう…。
とにかく、せつないなあ…。
何がせつないかというと、J1残留が決まらなかったことでも、たった1点が取れずに負けたことでもない。
ホーム最終戦で勝てず負けてしまった。
おまけに、そのことでJ1残留は、完全に尻に火がついてしまった。
サポーターがあれほど熱心に応援しているのに、1年間の感謝を示すその機会に、期待を裏切ることになってしまった。
…その選手たちの無念さが、見ている側に伝わってきたことが一番せつないのだ。
見ているのが心底つらいなあ…。
試合は、見ていて面白かった。
ガンバも、今年好成績なのがわかるようなパスの鋭さ、プレッシャーのかけ方だった。
互いのボールの奪い合いが、とても見応えがあった。
互角だなと思いながら見ていた。
先取点がカギになるぞ、と思って見ていた。
立ち上がりの決定的なチャンスを2つ逃した新潟だったが、序盤は押していた。
特に開始早々に1分ほどの間に、2度も大チャンスがあった。
そう言う場面を逃すと、なかなかチャンスというものは訪れるわけではない。
案の定、18分、ガンバ大阪の優勢な時間帯に、舞行龍のスライディングタックルが外され、「やばい!」と思った直後に、センタリングからのヘディングを決められた。
先制を許すのはある意味慣れてはいるが、戦い方が難しくなるのは事実。
特にガ大阪は、先制すると今季負けたのは1試合しかなかったはず。
圧倒的に勝利が多かったはずだ。
それでも、1点取って引き分けるだけでJ1残留を決めることができる。
前半は、まだ30分もあったし、後半もある。
同点だけでなく、逆転だってできるはずだと思い、選手たちを信じることにした。
だが、前半だけでなく、後半になっても、選手交代を行っても、結局1点が重くのしかかり、アルビはガ大阪に0-1で敗れてしまった。
おまけに、後半の途中までFC東京に負けていた磐田が、残り10分から同点、逆転を果たした。
柏も、5試合連続アディショナルタイムでの失点となったが引き分けて、勝ち点で並び得失点差でアルビレックス新潟の上に立った。
この結果を見ると、次の最終戦で磐田が勝って、新潟が2点差以上で負けると、新潟はJ2降格となってしまうという状況に追い込まれてしまった。
しかも、最終戦の相手は、J1リーグでまだ勝ったことのない浦和が相手。
磐田は、最下位でJ2降格決定済みの鳥栖が相手。
かなり厳しい状況に追い込まれてしまった。
試合前には、虹が見られて、吉兆かと思ったのだがなあ…。(画面右の赤い屋根の上あたりからスタジアムの建物まで)
ホームの最終戦セレモニーも、盛り上がりに欠け、中野社長も、堀米主将も、出て行く3人の選手までもが、挨拶で「まだあと1戦あるから、熱い応援で背中を押してほしい」という内容のことを話すしかなくなってしまった。
とにかく、笑っても泣いても、最終戦に賭けるしかなくなってしまった。
相手が浦和だとか相性だとかは関係ない。
とにかく勝つのみ。
Visca Albirex !!!
【今季最後のスワンの灯】