ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

誕生日、18歳から半世紀経過を思う ~見つけたCDから歌を思い出しながら~

2025-02-28 21:29:07 | 生き方

また1つ齢をとった。

68歳。

去年、息子が新婚旅行で買ってきた薩摩焼酎を開けて、自分の誕生日を祝った。

このブログは、あと半年くらいで17年になるのだけれど、始めたときにはまだ51歳だったから、旧名は「五十路 ON MY WAY」だった。

それを60代突入から「ON MY WAY」に名称を変えたのだった。

なのに今はもう、六十路もだいぶ少なくなってきた。

そのことに、改めて年月の過ぎ行く早さを感じ、がく然とする。

 

さて、68歳というこの年齢、高校を卒業してからなんと半世紀となる。

半世紀前と言えば、1975年だ。

50年前にさかのぼれば、今ごろの私は高校卒業直前だった。

あの当時は、3月上旬が国立大学の入試だった。

だから、まだ受験勉強は続いていたはずだった。

だけど、受験した某国立大学は、ABCDEでいえば、模試はE判定の私だったから、奇跡を待つだけではあったのだった。

そして、3月。やはり奇跡は起きなかった。

奇跡は起きないから、奇跡というのだと知った。

 

でも、幸いにも、関西の某私立大学に合格していたから、4月からの学生生活が決まっていた。

あの当時、自分の未来がどうなるのかわからないから、不安と期待があったっけ…。

受験に行った先、大学入学した先でよく流れていたのは、かまやつひろしの「我が良き友よ」や風の「22才の別れ」だった。

それらの曲を耳にするたびに、私は18才の春を思い出すのだ。

あれから、もう50年か…と思うと、人生は儚いものだと思えてきてしまう。

 

やがて私は、夏に4か月通った大学をやめて、また故郷新潟に戻って、別な大学に入学すべく自宅浪人生活に入った。

一度は言った大学をやめる必要があったのか?と、その後何度も思った。

よく考えれば、そこまでする必要はなかったのかもしれない。

でも、あの18歳の自分には、それしか自分を生かす道はないように思ったのだった。

 

大学をやめて帰ってきたころ流行っていたのは、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」だった。

そして、苦しい自宅浪人中、よく聴いた歌がバンバンの「『いちご白書』をもう一度」やアリスの「今はもうだれも」、ハイファイセットの「卒業写真」だった。

 

18歳は、間違いなく人生の大きな分岐点であり、自分の周囲で流れる歌たちが本当に好きになった年齢の時代であった。

 

昨日、最寄りの蔦屋書店に寄ったら、封が開いてないのに「80%OFF」のシールが貼られたCDのコーナーがあった。

そのワゴンの中に、「ラジオの時代 1975年」というCDがあった。

どうやら2013年に出たものらしい。

自分の誕生日近くにこんなCDを見つけるなんて、と思いながら、入っている曲名を見た。

和洋混在(?)の曲目が並んでいたが、その中に「我が良き友よ」や「22才の別れ」、「いちご白書をもう一度」、「今はもうだれも」、「卒業写真」などをも見ることができた。

このCDの1曲目が「タイムマシンにおねがい」というのは、なんだか意味ありげだと思った。

これは、私に買えということだな、と思い、18歳から半世紀経過の記念として、自分の誕生日祝いに買ってきた。

 

さっそく聴いてみると、名曲は50年たっても色あせないな、と思った。

それは、自分の人生を彩ってくれたものだからなのだろうな、きっと。

今年は、18歳の自分から半世紀、50年ということを強く意識づけ、当時の歌を思い出させてくれた誕生日であった。

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運転免許証の更新

2025-02-27 19:36:50 | 生き方

誕生日が近くなって、先月ハガキが届いていた。

「運転免許証更新のお知らせ」

その表面の中段以降には、今までと違うことが書いてあった。

3/24からマイナンバーカードと運転免許証の一体化が始まります。

へえー、そうなのか。

詳しいことはよく知らないが、面倒くさくなるのか簡単になるのか、ちょっと気になった。

 

県警のホームページから知ったのは、

令和4年の道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関する規定が整備され、令和7年3月24日(月)に全国で運用開始となります。

以下の3つの免許証の持ち方が可能になります。

① 運転免許証の免許情報が記録されたマイナンバーカード、いわゆるマイナ免許証のみを保有すること   

② マイナ免許証と運転免許証の双方を保有すること

③ 従来の運転免許証のみを保有すること

 ※ 自動車等の運転の際は、免許証又はマイナ免許証のいずれかを携帯する必要があります。

ほう。どの持ち方をするか、選べるという訳だ。

 

じゃあ、マイナ免許証の利点って何だろう?と、気になった。

(1)住所変更等が楽になる。

(2)オンライン更新時講習が受講可能になる。

(3)住所地以外での更新手続きが迅速化される。

(4)更新手数料が安くなる。

実際によさそうなのは、(2)と(4)かなあと思う。

オンラインで更新時講習が受講できるなら、都合がいいかもしれない。

だけど、あくまでオンライン化するのは講習の部分のみであり、視力検査や免許情報の書き換えなどは警察で行わなければいけないらしい。

 

また、更新手数料が安くなるというのは、いいけど、具体的な数字は、県警でも警察庁でも書いていない。

気になって、ほかのサイトで出ているのを調べてみた。

免許更新時にかかる手数料は、マイナ免許証のみの場合が2100円、従来の運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちの場合が2950円、従来の運転免許証のみの場合が2850円となる予定です。

…だそうだ。

今回私が支払った更新手数料は3,000円だったから、マイナ免許証のみの場合は格段に安いという訳だ。

 

ただ、具体的にどんな手続きをしたり、マイナンバーカードに免許証の機能をどうやって紐づけするのかなど、よく分からないな。

まあ、いいや。今回の私の免許更新には関係ないから。

今回、更新してしまえば、また5年後まで更新はないわけだから。

いずれ、3月24日以降、このやり方が進んでいけば、いろいろと新しい情報も入るだろう。

とりあえず、今の制度のまま、更新手続きに行ってきた。

 

青い部分のあった免許証が、ゴールドになる変化があった。

青だったのは、6年余り前に、埼玉の知らない道を通ったら、不注意から違反になってしまったことがあったからだ。

今回は、金色に戻ってちょっとほっとした。

 

でも、講習を受けて、自戒しなくてはいけないと思ったところがあった。

それは、新潟県内では、交通死亡事故の71%が高齢者だとのこと。

高齢者の歩行中の死亡事故は、73%が横断中のもの。

とにかく高齢者の割合が非常に高いということ。

そして、その高齢者に自分がなっているという事実を忘れてはいけない。

今まで以上に気を付けなくては、と思いながら帰ってきたのであった。

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相性の悪さを覆せず、勝ち越し許す… ~2023第3節アウェイ鹿島アントラーズ戦~

2025-02-26 22:05:45 | アルビレックス新潟

3試合連続アウェイでの戦い。

しかも、2月、まだこんなに寒いのに、夜7時からの試合。

大変だよなあ。

 

おまけに、今日の鹿島戦、あまり相性がよくない。

過去の対戦成績を調べてみた。

通算で、9勝 9分 20敗。

よくないねえ。

リーグ戦に限って見てみよう。

すると、7勝9分16敗。

あれまあ!かえって悪くなってしまった。

 

おまけに、鹿島は、対新潟戦で、2014年から

・11試合連続負けなし(9勝2分0敗)

だそうだ。さらに、2015年から、

・鹿島のホームで新潟戦試合5試合連続負けなし(3勝2分0敗)

だという。

 

直近5試合で見てみると、

2024年10月05日 鹿島〇 4-0 ●HOME 新潟

2024年06月16日 鹿島△ 1-1 △AWAY 新潟

2023年08月26日 鹿島〇 2-0 ●AWAY 新潟

2023年06月18日 鹿島〇 2-0 ●AWAY 新潟

2023年04月23日 鹿島〇 2-0 ●HOME 新潟

…新潟は、ずうっと勝ってないんか~い!?

ホントに相性がよくないなあ。

いろいろと、なかなかせつないデータばかりだった。

 

 

そのうえ、前試合でレッドカードをもらった秋山が2試合の出場停止で、今日は出られない。(おまけに罰金20万円って、厳しすぎやしないか?)

 

今日の試合は、こうして厳しい条件がいくつも重なる下でのものだった。

そうは言っても、やっぱりむざむざ負けない戦いを期待したのだった。

 

先発メンバーは、新潟日報の予想と大きく違って、前試合から変わったのは、左サイドの堀米(前節橋本)、ボランチの星(同秋山)、トップの矢村(同谷口)。

秋山が出場停止なだけに、開幕試合でけがを負った星が出場できるのはうれしい。

ちょっとほっとした。

 

試合が始まると、やはり押し込まれる場面が生まれる。

ドキドキしても、そこをしのぎながら互角の展開だったが、前半10分、ペナルティエリアで一瞬浮いたボールを相手に、すばらしいボレーシュートをくらって先制されてしまった。

 

なかなかいい場面を生み出せないまま、やっぱり今日も勝てないのかと思っていたら、星のハーフラインからゴールラインまで走るシーンからチャンスを作った。

その後、44分、コーナーキックから舞行龍がすらしたボールを、矢村が頭でねらったがはね返ったところを、今度はしっかり蹴った。

だから、ボールはGKに当たりながらもコロコロとゴールラインを割った。

やったね!矢村の復帰初ゴール!!

というよりも、矢村のJ1初ゴールだ。

チームを勝たせるゴールを取りたいと言っていた矢村だから、有言実行だ。

同点に追いつけるとは、やっぱり新潟、やれるじゃないか、と後半に期待した。

 

後半になって、7分、抜け出した堀米が左からすばらしいクロスを、ゴール前にあげた

そこに走り込んでいた矢村にぴったり合った。

やった、勝ち越しだ!と思ったが、無情にもボールは枠の上に飛んで行った。

勝ち越しならず。

 

矢村はその後もシュートシーンを演じたが、ゴールならず、ミゲルと交代。

ほかにも、奥村→谷口。

さらに時間を追って、太田→ダニーロ。

勝ち越しをねらっていたが、78分、相手のコーナーキックからの鋭いボールをクリアしようとした稲村が頭を出したが、ボールは味方ゴールに吸い込まれてしまった。

1-2と勝ち越しを許してしまった。

 

この後には、宮本がけがをしてゲリアと交代、堀米も落合と交代。

選手を交代させてなんとか同点をねらったが、試合終了。

試合前に懸念していた相性の悪さが出てしまった。

スタッツを見ても、決して悪い内容ではなかったが、連敗となってしまった。

開幕してアウェイ3連戦、1分け2敗の18位。

PKを与えて同点となった第1戦。

レッドカードで不利な10人の戦いとなった第2戦。

オウンゴールで決勝点を与えてしまった第3戦。

うーん、もったいない試合が多いなあ。

いずれも悪い試合ではないのだが、…。

 

まあ、これで長いキャンプ生活から解放される。

まだ新潟には雪が残り、練習環境も厳しいかもしれない。

でも、ホームに帰れる。

やっと地に足つけて試合ができるぞ。

すぐまた試合になるけれども、シーズンは長い。

ホームから反攻といきたいものだ。

日曜日のホーム開幕戦、寒いだろうけど、応援に行くぞ!

 

Visca Albirex!!

 

 

 

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寒波去って、オリオン座見て

2025-02-25 19:54:54 | 新潟

とりあえず、今回の寒波は去ったもよう。

当地は、以前書いたように、晴れ間もあったりして、報道されていた新潟県の他の市町村の雪害映像ほど深刻な感じはない。

だけど、結構降られた感じはある。

去年は少雪だったが、今年は久々の大雪と言える。

 

今日も、外の天気の頃合いを見ながら、除雪に当たった。

陽当たりのよくないうちの庭の積雪は、こんな感じ。

度重なる降雪で、地層のように雪の層の重なりが見える。

それだけ何度も繰り返し雪が降ったということだ。

だけど、ようやく降雪・積雪の怖さから解放されるようでうれしい。

 

今夜、久々に空のオリオン座を見た。

1月には、隣家の屋根の上だったのに、同じ時間帯に見たら、今回はずいぶん南に動いていた。

【1月16日のオリオン座】

季節の移り変わりが進んでいることを感じることができた。

 

オリオン座と言えば、かつて理科を教えていたときに困ることが多かった。

なぜかといえば、冬の理科の学習に星の動きがあったのだが、その材料としてオリオン座が扱われていた。

教科書で扱っているのだが、夜に観察が必要だ。

ところが、新潟では、冬は天候が悪いからオリオン座の観察ってできないのだ。

だから、子どもたちの関心を向けるのは難しいものだった。

実際に見ることができる夜があると、翌日「オリオン座、見たよ!」と喜んで教えてくれる子はいたが、少数だったなあ。

久々にオリオン座を見て、そんなことを思い出した。

 

さて、これから暖かくなるかな?

雪どけが一気に進むことを期待している。

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「フラット」と「レリーフ」、2部構成の面白さ ~「いつかの岸辺に跳ねていく」(加納朋子著;幻冬舎)~

2025-02-24 14:42:57 | 読む

本書について、図書館で残してくれた帯には、こんな言葉が書かれていた。

あの頃のわたしに 伝えたい。

明日を、未来を

あきらめないでくれて、

ありがとう。

 

生きることに不器用な

徹子と、

彼女の幼なじみ・護。

二人の物語が重なったとき、

温かな真実が明らかになる。

 

図書館でパラパラっとめくったときは、「フラット」「レリーフ」の2話か2章かわからないけど、2部構成と知った。

中学生、高校生の時代が出てくるから、ほのぼのした青春小説かなと思って、借りてみた。

 

案の定「フラット」では、護という人物からの目線で物語が進む。

護の幼なじみの徹子は真面目な女の子だけど、突然知らないおばあさんに抱きついたり、授業中に涙を流したりする奇行があって、周囲から浮いたりする、少し不思議な存在の子だった。

こういう子っているよなあ。

でも、気になる存在で、確かに守ってあげたくなるよなあ、と思いながら、どのように護と徹子の恋話が進むのかなあと期待しながら読んでいった。

たしかに、いろいろなエピソードが紹介されながら、時は進んでいく。

ところが、社会人になって、徹子の結婚話が決まって、護も心から「良かったな、おめでとう」と言ってあげたい気持ちになったところで、「フラット」は終わりになってしまう。

 

そして、第2章というべき「レリーフ」が始まる。

こちらで今度は、徹子の目線で物語が進んでいくのだが、驚きのストーリーだった。

「フラット」で起こっていた、徹子の不思議な言動のあれこれが、徹子目線で語られることによって、すべてそうだったのか!!と納得のできごとに変わっていく。

徹子の不思議なエピソードが、実はすべて伏線として「レリーフ」の章で回収されていく。

それだけでなく、カタリという人物の登場によって、ものすごく面白くなった。

というか、彼が怖いほどのサイコパス的な存在として徹子とかかわっていくから、途中で読むのをやめられなくなった。

青春小説が、見事にSFミステリーに変わっていた。

 

なるほど、「フラット」な話が、「レリーフ」で一つ一つ深みを加えていく。

その様子が彫り込まれていって立体的となり、「レリーフ」という作品になるのだな。

読み終わったとき、そんな思いがした。

 

前半の「フラット」で出てきた人物たちが、「レリーフ」の終盤に登場し、重要な役割を果たす。

ただ、結婚式のドタバタは、間違いなく物語のクライマックスなんだろうけれど、ちょっと強引な話の展開なような気もする。

そして、徹子が子どものころに出会っていた老人の話で、幸せなエンディングを迎える。

その場面を読んで、前に読んだ東野圭吾の「時生」のラストシーン、「トキオっ 花やしきで待ってるぞ」…というのを思い出した。

 

いずれにしても、前半と後半とであまりにも大きな変化があって、びっくりした。

こういうSF的な物語は、昔はあまり見なかった。

この展開は、今の時代を生きる人たちに受けるのだろうなあ…なんてことも思ったよ。

とりあえず、面白い物語だったよ。

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雪は降るけど

2025-02-23 20:44:35 | 自然・季節

毎日毎日、雪が降る。

予報によればこの雪は明日まで続くということだ。

県内では、このあと今夜遅くから中越地方を中心に雪が再び強まり、明日にかけて平地を含めて大雪となる所がある見込みだという。

比較的降雪や積雪の話題にならなかった長岡でも、昨日はずいぶん降ったことがニュースになっていた。

当地は下越地方の平野部になるのだが、雪が降ることは降っている。

だけど、ここ数日は、降雪量が増えるのは夜になってから翌朝にかけてということが多い。

ひと晩の積雪は5cm~10cmくらいだ。

日中も雪はよく降っている。

だけど、ここ数日、日中は晴れ間ものぞく。

その晴れ間の時の陽射しは明るく、暖かい。

なので、雪が止んで晴れ間が見えた、となると、それ行けとばかりに雪消しに精を出す毎日になっている。

 

わが家の日当たりがよくない庭は80cmくらいの積雪がある。

除雪をすると、その雪捨て場は、すぐ裏手の旧農道(あぜ道)だったスペース。

そこに、捨てた雪を踏み固めてから、また新たな雪を積み上げる。

 

雪がずいぶん積み上がって、1mくらいの高さになった。

その上に乗って、玄関方面を見ると、やはり高い場所から見下ろす感じになる。

雪が今冬はずいぶん積もったのだなあ、という感じがする。

 

道路は、こうして雪を散らして、雪消しをする。

陽射しがあると、雪のとけ方が違う。よくとける。

やらないと、地面に接している雪は、固く凍ってとけにくくなる。

だから、凍った雪を踏み割ったり散らしたりしてとかしている。

 

ところが、青空が広がっていても、10分後にはまた空が暗くなって雪が降ることがよくある。

それがこちらの地方の空の実態だ。

今回当地では、日中の降雪だとあまり長く続かないのがありがたい。

きっと、雪を運んでくるJPCZが、佐渡の山にかかって上昇し、県境付近まで落ちてこないからなのだろう。

佐渡に降雪・積雪が多いのは、日本海で水蒸気をたっぷり含んだ雪雲が、最初に佐渡の山に当たるからだろう。

 

佐渡以外でも、もろにJPCZの影響を受けている地域は大変なはずだ。

まずは、明日までその影響が大きく、明後日以降は暖かくなるとのこと。

それを信じて、明日を乗り切っていきましょう。

 

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せっかくのオレンジダービー、苦いなあ ~2025第2節アウェイ清水戦~

2025-02-22 17:06:05 | アルビレックス新潟

久しぶりのオレンジダービー。

J1で新潟清水が戦うのは、8年ぶり。

新潟がJ2落ちしていたのが2018年からの5シーズン。

2022年末にJ1に新潟が昇格復帰したら、すれ違いで清水がJ2降格。

2023年からの2年間、清水がJ2生活。

このたび、ようやく清水がJ2優勝でJ1昇格。

新潟も昨季、厳しい環境となったが、J1残留を果たしたので、8シーズンぶりにこのカードが復活、オレンジダービーとなった。

かつて、J1では、清水、新潟、大宮と、オレンジ色のチームはJ2に降格しない、という伝説を作りつつあったのだが、なんとみんなJ2落ちした後、1年ではJ1に帰ってこれないという憂き目にあってしまった。

久々のオレンジダービーなんだけど、いろいろな因縁があった。

まず、最初に、清水に元アルビ関係の人が多いこと。

かつては新潟の監督と主将を務めた、反町氏と秋葉氏。

その人物が、今や清水のGMと監督。

その当時のアルビのストライカー上野は、今は清水のトップチームのコーチ。

そして、新潟でプロサッカー選手のスタートを切った帝京長岡出身の小塚選手や、外国人助っ人として在籍し2ゴールをあげたことあるドウグラス・タンキ選手もいる。

GMから監督、コーチ、選手まで、新潟と深いかかわりをもった人が多すぎる。

そのうえ、清水の秋葉監督と新潟の樹森監督は、かつて水戸ホーリーホックで、トップチームの秋葉監督、ユース監督の樹森監督という関係にあったことがあった。

J2の水戸を強くさせようとがんばっていた2人が、こうしてJ1で、互いに違うチームを率いて対決する。

しかも、奇しくもどちらもオレンジのチーム。

オレンジ色の水戸ダービーだなんて、とても楽しみな対戦となった。

 

先発メンバーには、主力秋山が起用された。

体調は戻ったか。

星がけがだろうから、がんばってほしいな、と思ってNHK-BSで試合中継を見守った。

 

だが、その秋山が試合を壊してしまう存在になるとは。

なにしろ、前半26分一発退場だもんなあ。

足裏見せていたし、遅れたタックルだったし、その気がなかったにせよ、言い訳なしのVAR一発退場。

 

そこまでは、本当にいい試合だった。

互いにボールに向かう姿勢の強さがうかがわれたなかで、どちらかというと内容的には新潟のよさの方が出ていた試合だった。

10分までに4本のコーナーキックも獲得していたし…。

 

それでも、一人少なくなっても、新潟の選手たちからは「負けない!」という気迫が感じられた。

谷口の惜しいシュートもあったが決めきれず。

なんとか前半このままで、との願ったものの、アディショナルタイムにゴールを許してしまった。

 

後半には、新潟はボランチに新井を入れながら、同点、逆転をねらった。

後半が始まってからも、新潟が一人少ないなんて思わせない試合ぶりだった。

だが、後半17分、途中交代した相手選手へのプレスが甘くなったところを、スーパーなミドルシュートを決められてしまい、与えたくない追加点を許してしまった。

いい試合だったのに、これで0-2。

人数が少ない方のチームとしては、かなり厳しくなった。

 

だけど、選手たちは、それでもむざむざ負けたくないとがんばっているのが伝わってきた。

FWの谷口は、チャンスと見るやシュートまで持ち込み、ゴールをこじ開けようとした。

後半22分の相手の絶対的なシュートを、舞行龍が体を張ってはじき返したのなんて、感動ものだった。

そして、日本平に詰めかけたアルビサポたちは、「アイシテルニイガタ」や「sombrero」などのチャントで選手たちの背中を押して歌っているのが、テレビからもよく聴こえてきた。

だから、勝たせてあげたかった。

せめて負けにしたくなかった。

だけど、勝負の世界は無情だ。

5人の選手交代も実らず、試合終了の笛。

膝をついたり、倒れ込んだりする新潟の選手たちが痛々しかった。

 

でも、すぐに試合がやってくる。

樹森監督も、試合後のインタビューで「切り替えるしかない」と言っていた。

次の試合は、水曜日。

開幕アウェイ3連戦の鹿島アントラーズ戦だ。

選手たちはまた大阪に戻って、そこで練習をするらしい。

家に帰れず、本当に大変だ。

勝利は簡単ではないだろうけれど、開幕1戦2戦とも、選手たちのしようとしていたサッカーは、本当に引き付ける魅力のあるものだと思う。

第3戦、臆せず戦って、勝ち点をあげて新潟に帰ってきてほしい。

 

Visca Albirex !!!

 

ここの写真数枚を送ってくれたのは、遠征したわが息子。

試合後悔しくて仕方ないから、駅まで4~5km歩いて移動してるってメールが来た。

#負け試合名物 

#そんな名物は嫌だ

…だってさ…。

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小鳥のつがいのようなネコヤナギ見っけ!

2025-02-21 20:40:27 | 草木花

昨日、ロウバイの開花に春はもうすぐと感じたことを書いた。

その直後に、もう1つ植物で春近しを感じさせるものを見た。

それが、これ。

ネコヤナギ。

あまりに伸びすぎたせいで、去年の秋にだいぶバッサリと枝を切ってしまった。

そうしたら、今年の春は、ネコヤナギのふわふわがずいぶん少なくなってしまった。

ちょっと刈り過ぎたか。

 

でも、その代わりに可愛いネコヤナギを見つけた。

近寄って見ると、まるで小鳥のつがいのように見えるじゃないか。

むけそうな表皮の部分が、まるで小鳥のくちばしのように見えた。

何か微笑ましく見えて、いいよね。

 

♪春よ来い 早く来い♩

昔懐かしい、相馬御風作詞の童謡「春よこい」の気分ですね。

あるいは、

♬春はもうすぐ 春はすぐそこ♪

若いころによく聴いたNSPの「春はもうすぐ」でも歌って、春を待ちましょうかね。

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雪の中、ロウバイ開花

2025-02-20 19:49:19 | 草木花

また寒波が来て、雪が降る日々となっている。

今朝にかけても、5cmくらいの積雪があった。

陽当たりのよくないわが家の庭は、まだ50㎝くらいの雪が残っている。

その中で、今日は春を感じるものがあった。

 

防鳥ネットをかけたこの細い木。

そのなかに、黄色い部分が見える。

黄色いものは、つぼみや花なのだ。

これは、何の木かというと、ロウバイの木。

去年、重い雪で折れてしまったが、また枝を伸ばしつぼみをつけてくれた。

そのロウバイのつぼみが、今日見たら、いくつか開いていた。

昨日も今日も雪の中だというのに、花を咲かせ始めたのだ。

その条件の悪い中での開花に、健気な強さを感じて、うれしくなった。

近づいてみると、ロウバイ特有の香りがただよっていた。

春を告げるような香りだなあ、と思った。

 

まだ寒波は続くようだが、そんななかでも、春の準備を進めているロウバイ。

「春はもうすぐですよ。この寒さや雪をしのいでがんばりましょう。」

そんな励ましの言葉が聞こえてくるような気がした。

 

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下条アトムさんの訃報に、「春秋暑寒」という名曲を思い出した

2025-02-19 20:15:37 | うた

先日、俳優の下條アトムさんが1月29日に死去していたという訃報が流れた。

なくなった時に初めて知ったのだが、「アトム」は、手塚治虫の「鉄腕アトム」付けた芸名だと思っていたのだが、実は本名だったと知った。

俳優だった両親の命名だったという。

生まれたのが終戦の翌年の1946年。

GHQの占領下にあったから、父が「将来は日本でもアメリカ同様“名前・苗字”の順に読むようになるだろう」と考え、「A」から始まる名前をつけたということだ。

「アトム」は原子力の意味。日本は原爆の被害にあったが、原子力は本来戦争ではなく平和のために使われるはずだ…という願いも込められているという。

 

その下条アトムの名前を初めて知ったのは、高校の同級生からだった。

高校3年の冬、同級生のN男が、やたらに、「森本レオ~、下条アトム~」とつぶやいたり落書きしたりしていた。

それはどうやら、当時(1974年11~12月)NHKで放送されていた夜の銀河テレビ小説「黄色い涙」が、彼の心の琴線に触れたかららしい。

「黄色い涙」は、永島慎二原作のマンガ「若者たち」をもとにした全20話のドラマだった。

偶然知り合った夢を抱く若者たちが、狭いアパートの一室で共同生活をする。行きつけの喫茶店や食堂の人々の日常とともに若者の夢と現実が織りなす、青春の歓びと苦味がたっぷりつまった群像劇。

…と、紹介されている。

原作マンガを描いた永島慎二の作品はどれも、N男に限らず多感な高校生だった私にも、すごく響くものがあった。

若者の心が感じる孤独をマンガで描けたのは、彼ならではのものであった。

今でも、彼の描いた絵や作品を見ると、当時の感覚がよみがえってくる。

残念ながら、永島氏は、今から20年も前に亡くなってしまったのだが…。

その縁があったのか、下条アトムさんが1975年に「春秋暑寒」というシングルレコードを出したとき、そのレコードジャケットのイラストは、永島慎二氏によって描かれていた。

この曲を知ったのは、私の弟がこのシングルレコードを購入して聴いていたからだった。

この曲の作詞は、下条アトムさん本人によるものだった。(作曲は、さいとうあきひこ氏)

 

田舎の縁側 睦月には 何をか語らん 我一人

遥かな学舎 如月は 戻らぬ想い出 我一人

行くあて知らぬ 彌生には 何処へ歩まん 我一人

想いは淡き 卯月には 流れる河原の 我一人

 

見知らぬ貴女に 皐月には 愛を探した 我一人

貴女が窓辺の 水無月は 心に雨だれ 我一人

めざめて苦しき 文月に 何処へ船出の 我一人

海を抱きし 葉月には 浮かぶ波間の 我一人

 

つかれた都会の長月に 遠き鄙歌 我一人

かすかな調べは 神無月 生きる足音 我一人

生きる証を 霜月に 求め求めて 我一人

一年過ぎし 三冬月 何をか答えん 我一人

 

生まれる運命は人の世の 消えゆく運命も人の世も

永遠にめぐりてめぐりめく 永遠にめぐりてめぐりめく

 

12か月を、旧暦の呼び名で表して、それぞれの月に関わるエピソードを短く1行で描いて歌っている。

そして、それぞれの月の最後は「我一人」だ。

孤独感を味わう若者にとって、このフレーズは響いた。

下条アトムさん、といえば、こうして私にはこの「春秋暑寒」の曲が一番の思い出になっているのである。

YOUTUBEで、この曲を見つけることができた。

レコードからの音源のようだが、気になった方は、ぜひお聴きください。

最後に、下条アトムさんの冥福を祈ります。

合掌。

コメント (6)
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