【日産問題】:歓喜、落胆、拡声器に混乱…変装保釈ゴーン狂騒曲
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日産問題】:歓喜、落胆、拡声器に混乱…変装保釈ゴーン狂騒曲
カルロス・ゴーン被告(64)は6日、東京拘置所から保釈された。
午後4時半すぎ、工事作業員に変装したカルロス・ゴーン被告がスズキの軽ワゴン車で拘置所を後にすると、大型の脚立のてっぺんで撮影していたスチルカメラマンやテレビカメラマンが一斉に駆け降りるようにして液晶画面を確認。「撮れた!」「映ってた!」と歓喜の声をあげる人や、「柱の陰になってしまった」と青ざめる人など、ドタバタの光景が広がった。
作業員姿に変装して東京拘置所を出るゴーン被告(中央)(撮影・山崎安昭)
カルロス・ゴーン被告はスズキエブリイワゴンに乗って東京拘置所を出る
直前までは、青い外交官ナンバーの大使館車や、黒い大型ワゴン車に注目が集まっていたが、結果的に軽ワゴン車にバチバチとフラッシュがたかれる意外な展開。カメラマンたちは、撮った写真がゴーン被告であることを確認するように、「作業員風に変装してたやつだよね」「胸に反射板付き」「帽子とマスク」など、キーワードをすり合わせる光景もみられた。
直後の午後5時が拘置所の閉鎖時間のため、職員が「早く退出するように」と拡声器でアナウンスし、混乱に拍車がかかった。カメラの放列の中には、BBC、CNN、ロイター、フランスのTF1など海外メディアも多く、世界的な注目度の高さをうかがわせた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【事件・犯罪・疑惑】 2019年03月06日 19:41:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。