【天風録・11.26】:遮二無二
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.26】:遮二無二
マー君の愛称で親しまれたプロ野球の田中将大投手が楽天を去る。動画投稿サイトで自ら発表した。チームを初の優勝、日本一に導いた立役者も大リーグから戻ってからは振るわない。推定年俸2億6千万円の今季、投げたのは1試合だけ
▲来季は規約の制限40%を超すダウン年俸を示された。収入を4割以上減らされるとは、何とも厳しい世界である。日米通算200勝にあと3勝。プライドもあり、マー君もがむしゃらなのだろう。新天地を求めていく
▲大幅な減俸を受け入れ、来季にかける選手もいる。カープのベテラン、松山竜平外野手と田中広輔内野手である。「前を向くしかない」「練習を少し変える」。期するものを胸に秘め、2人ともバットを振り続けている
▲夏、首位に立って優勝が期待されるも、まさかの大失速。全力プレーも届かなかった。その悔しさ故のキャッチフレーズだろう。「遮二無二」を来季は掲げる。新井貴浩監督も「一生懸命より強い言葉」と受け止める
▲巻き返せ 新井カープと題し、本紙広場面はおとといから読者の声を載せている。「豪快スイングで」「一段ギアを上げ猛練習を」。遮二無二応援するファンが来季も力になる。
元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】 2024年11月26日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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