またまた、恥ずかしい発言が飛び出しました。このお人、自分が何を言っているのか、全く何にも判っていません。そこで考えてみました。
１．百歩譲って、20万人ではなく、1万人だったら、どうなんだ！ってことですよ。
２．いや、連行なんていう事実は全くないということであるならば、朝鮮総督府の統治は歓迎されていたはずです。８．１５を光復節としてお祝いする必要はなかったのでは？このことをどう説明するのか？中山センセイ！ウィキにも出ていますよ！
総督府は朝鮮半島の行政・司法・立法をすべて総覧し、朝鮮半島駐留の日本軍の統率・防備権限を付与されていた（朝鮮総督府官制３条）。総督府は鉄道や通信事業を経営し朝鮮銀行の監督権を有した（1924年まで）。また林野事業（営林廠）や専売事業（タバコ・塩・朝鮮人参）などを経営していた。朝鮮十三道には道長官（1919年から知事）が任命されそれぞれの支所で行政任務に従事した。総督府令により1年以下の懲役もしくは禁錮、拘留、200円以下の罰金または科料の罰を課すことが認められていた（4条）が、それ以上の罪過あるいは総督府令によらない法令については日本内地の制定法による必要があった。政務のすべては内閣総理大臣を経て天皇に直接上奏すれば良い（3条）とされたが、実際の実務は拓務省や内務省など内地行政機関の依命通牒[129]に従うことが多かった。（引用ここまで）
３．「朝鮮人は弱虫だった」論ですが、中山センセイの不勉強ぶりが浮き彫りになるだけですね。またまたウィキをご参照に！
義兵闘争などに見られるように、併合以前から日本の朝鮮支配計画に反抗する朝鮮人の運動は存在していたが、第一次世界大戦終結後にはアメリカ系キリスト教会の宣教師によりアメリカ大統領ウィルソンの提唱する民族自決理念が伝わり、更に高宗の死によって朝鮮人の独立要求は高まった。（引用ここまで）
義兵運動とその一貫として安重根の伊藤博文殺害事件、柳寛順の３．１独立運動、光州学生運動、孫其偵「日の丸」抹殺事件など、日本の愛国者たちも学ばなければならない運動がたくさんありますが、偏狭で偽りのナショナリストである中山センセイには、こうした運動は目に入らないのでしょう。以下探してみました。たくさんありますが、以下をご覧ください。
第六編 朝鮮民族独立運動 第三章 祖国光復会の結成――十大綱領
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rn/senji2/rnsenji2-245.html
朝鮮で起きた「三・一独立運動」とは？
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-21/2005-04-21faq.html
４．中山センセイのこうした発言の背景に何があるか、考えてみました。
一つは、日米軍事同盟を反共の防波堤として位置づけ、アメリカ脳に侵され思考停止状態に陥っている思想は、日韓議定書から併合条約が、ロシアと中国から守るためという位置づけという思想と重なっているのではないかという愛国者の邪論の推論です。日米軍事同盟容認思想と殖民地正当化思想は、深部でつながっている！だから、朝鮮人も同じではないかと思い込んでいる！
二つ目は、だから、植民地統治は、朝鮮のためだった。教育も開発も、皆朝鮮のためだった、何で文句を言うのか、ましてや強制連行などはなかった。売春をやらせて儲けさせたのではないか、文句を言うとは何事か、という論立ては、アメリカによって高度経済成長を達成したこととダブっているのではないでしょうか？これだけ主権侵害が横行しても、アメリカに抗議すらしません。八尾空港を使ってくださいなどと、八尾市を差し置いて、大阪市長が出しゃばる発想が、そのことを端的に示しています。アメリカに頭があがらない自分もそうだから、朝鮮も同じに見えてしまうという傲慢さ、思考停止、思考狭窄症です。
三つ目は、だからと言って、戦前の鬼畜米英を主張した彼らにもプライドがあります。それは憲法9条が邪魔になってきたアメリカの尻馬に乗って、占領下で押し付けられた憲法を国民の手に取り戻すというコピーです。
四つ目は、その憲法改悪の最大の口実は、北朝鮮と中国脅威論です。そのレベルにおいては、ご主人様であるアメリカの意向を踏まえていますよというメッセージにもなります。これはロシア・中国の「脅威」から守るために朝鮮半島を保護国化していくという論理と同じです。当初は日英同盟の相手国であるイギリスも承認していましたし、フィリピンの植民地化を推進するアメリカとも合意し合っていました。
ま、これについては、今後深めていきたいと思います。
それでは、以下記事を掲載しておきます。
中山成彬氏「朝鮮人は弱虫か」 維新代議士会で発言 2013/06/07 19:16 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013060701002165.html
日本維新の会の中山成彬代議士会長は７日の党代議士会で、旧日本軍の従軍慰安婦問題で強制性があったとする韓国側の主張に対し「自分の子や近所の娘が連行されるのを黙って見ていたのか。そんなに朝鮮人は弱虫だったのか」と発言した。 当時の朝鮮半島は人口２千万人余りだったとした上で「（韓国側など一部で主張されている）２０万人も連行したら１００人に１人（の割合）だ」と指摘。同時に「日本人をおとしめ、彼らの先祖もおとしめている。（応酬は）お互いにやめよう」と和解を求めた。 共同代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言については「言い方がまずかった」と述べた。
「韓国、日本をおとしめようと…」中山成彬氏 （2013年6月7日19時34分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130607-OYT1T01015.htm?from=ylist
日本維新の会の中山成彬代議士会長は７日の代議士会で、いわゆる従軍慰安婦問題を巡る橋下共同代表の発言を韓国側が批判していることについて、「強制連行はなかったことだけは声を大にして言わなければいけない。韓国は日本人をおとしめようとしている」と述べた。 中山氏は「（当時の朝鮮半島の人口は）２０００万人ちょっとしかいなかったのに、（韓国側が主張しているように）２０万人も強制連行するということは、１００人に１人が連れて行かれた（ということ）」と指摘。その上で、「自分の子や近所の娘が連れて行かれるのを黙って見ていたのか。そんなに朝鮮人は弱虫だったのか」と語った。
【慰安婦問題】維新・中山氏「朝鮮人の親は弱虫か」 強制性主張に2013.6.7 21:09 ［日本維新の会］
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130607/stt13060721110005-n1.htm
中山成彬氏
日本維新の会の中山成彬代議士会長は７日の党代議士会で、韓国が慰安婦問題で旧日本軍の強制性を主張していることについて「自分の子や近所の娘が連れて行かれるのを黙って見ていたのか。そんなに朝鮮人の親は弱虫だったのか。このことは日本人をおとしめ、彼らの祖先もおとしめている。こういうのはやめようというのが私の率直な気持ちだ」と述べた。 中山氏は、朝鮮半島の人口は当時２千万人余りとした上で「（一部で主張されている）２０万人強制連行するということは１００人に１人」とも指摘した。 中山氏の発言に対し、維新共同代表の橋下徹大阪市長は「歴史家がやるような発言は控えないといけない」と述べた。（引用ここまで）
５．中山センセイの略歴をウィキで検索してみました。そうすると、何を勉強してきたのか？と思ってしまいます。邪悪な思想は目を曇らせる典型ですね。これは。しかも、こういうことが文部科学大臣をやっていたのですから、不思議です。国際社会から、バカにされることは明らかです。
６．中山センセイの妻の中山恭子さんは、拉致問題を一生懸命なされているようですが、北朝鮮が、「日本側が発表している拉致被害者の人数はでっち上げだ。もっと少ない」「帰国した人たちと死亡した横田めぐみさんだけだ」などと言ったらどうするのでしょうか？
この北朝鮮による拉致問題は、南京大虐殺の場合もそうですが、中山センセイのいう人数の問題でしょうか？しかも、80年代には日本国として北朝鮮の拉致の可能性を認めていたのです。北朝鮮の拉致は特定失踪者問題を含めて、国家として把握していたのではありませんか？政権政党は自民党だったのです。北朝鮮に何も言わなかったのは、日本国が弱虫だったからですか？
７．中山センセイのような不祥事を続けるお人が国会議員でいることが不思議なくらいです。ここに「日本国の民度」の到達点がありますね。こんなお人に投票している人たちはどのような人たちでしょうか？猛省を促したいと思うのは愛国者の邪論だけでしょうか？
憲法違反であると同時に、道義的にも問題のある中山センセイは、こどもにも悪影響を与えることは必定です。直ちに、潔くお辞めになることをお勧めします。特に中山センセイを支持されている有権者の方々に辞職勧告をされることをお願いしたいものです。日本国のため、近隣諸国との連帯・交流・発展のためです。
８．橋下共同代表の発言もトンチンカンですね。類は朋を呼ぶ、同じ穴のムジナですね。八尾市問題は恥の上塗りでした。またまたレッドカードです！
以下ウィキより
経歴
鹿児島ラ・サール高校、東京大学法学部卒業後、大蔵省に入省。大蔵省大臣官房企画官などを経て1982年に退官し、政治家の道に入る。2002年には例外的に夫婦の別姓を実現させる会等の活動。2004年の第2次小泉改造内閣にて文部科学大臣として初入閣し、様々な教育改革を提案した。大蔵省時代の同期であり、福田康夫改造内閣にて内閣府特命担当大臣・拉致問題担当大臣を務めた妻の中山恭子…
私設秘書給与の肩代わり
2003年8月、私設秘書の給与（1996年12月から1998年2月までの計300万円）が、大手商社ニチメンの詐欺事件の被告が会長を務めていた電気機器製造会社「帝菱産業」により肩代わりされていたことが発覚した[41]。
献金
統一協会関連団体
中山が支部長を務める自民党宮崎1区支部が、2003年11月に世界基督教統一神霊協会（統一協会）の関連団体である世界平和連合から100万円の政治献金を受け取っていたことが報じられた[42]。同支部は、「統一教会との関係は知らなかった。問題なら、返却することも検討する」としている[42]。中山は、2004年9月、宗教法人を所管する文科相に就任していた。中山の地元事務所によれば、中山の地元の会合に世界平和連合のメンバーも出席したことがあったとされ、献金については「問題だとは思わなかった」としている[43]。
村上ファンド
村上ファンドの元代表村上世彰から150万円の献金を受けていた。中山の事務所は、「村上氏が被告になったからといって返還はしない」としている[44]。
消費者金融
消費者金融業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」（全政連）からパーティー券購入などにより資金提供を受けていた[45] 。
建設談合
中山が支部長を務める自民党宮崎県第1選挙区支部が、国交省と旧日本道路公団が発注した鋼鉄製橋梁工事で談合したとして2005年に公正取引委員会から排除勧告を受けた2社（サノヤス・ヒシノ明昌、日本車輌製造）から、摘発後も計72万円の献金を受けていた[46]。（引用ここまで）