またまた土台が崩れる記事が配信されました。
東京 生活保護、3月も過去最多 11カ月連続、216万人に 2013年6月12日 11時31分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013061201001162.html
厚生労働省は12日、全国で生活保護を受けている人が3月時点で216万1053人(前月比5835人増)となり、11カ月連続で過去最多を更新したと発表した。受給世帯数も157万8628世帯(同3985世帯増)で過去最多。 世帯別では、65歳以上の高齢者世帯が全体の4割を超える70万4442世帯。働ける世代を含む「その他の世帯」が28万8483世帯、傷病者世帯が28万7934世帯と続いた。 厚労省によると、例年3月は期間雇用者の契約切れの時期に重なるため、他の月に比べて受給者が大きく増える傾向にあるという。(共同)(引用ここまで)
同時に、「雇用者全体の35%に膨らんだ非正規雇用」(読売社説)と彼らのワーキングプア問題も深刻です。以下ご覧ください。
「官製ワーキングプア」の実態 国や市町村の臨時職員の給料 仕事のエコノミクス】vol.58 【更新日:2012.12.17】
http://careerconnection.jp/biz/economics/content_720.html
アベノミクスで賃上げされる人、されない人 2013/3/ 6 18:45
http://www.j-cast.com/kaisha/2013/03/06168197.html?p=all
年収200万円以下の64%「将来に希望ない」 連合が1000人調査 2011/9/9 10:04
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0900C_Z00C11A9CR0000/
1日7時間、週5日働いているのに生活が苦しく、64%は将来に希望が持てない――。連合が年収200万円以下の千人を対象にアンケートをしたところ、こんな結果が出た。収入から多くは非正社員とみられるが、連合は「正社員並みに働いているのに賃金に反映されていない」として、賃金底上げの必要性を訴えている。 調査は6~7月、携帯電話のサイトを通じて行い、20~59歳の千人が回答した。 それによると勤務は平均して週4.8日、1日7.0時間。現在の生活実感について聞くと、複数回答で「格差社会の中にいる」が80%、「収入アップは無理」が79%、「世の中の厳しさや薄情さを感じる」が74%、「将来に希望が持てない」が64%などとなった。 食費は1日平均768円。節約しているものは「レジャー」55%、「外食」50%、「衣料品」47%、「家電」42%などだった(複数回答)。
最低賃金の全国平均である時給730円を低いと思っている人は73%。連合は「ワーキングプア(働く貧困層)が急増している。最低賃金を少なくとも800円以上に引き上げなければ」としている。(引用ここまで)
ところが、赤旗が、以下のような記事を配信しました。明らかに働いても正当に評価されていなう実態があります。同時に労働者が働いてつくりだした価値を独り占めしている実態が浮き彫りになりました。これらの会社の株式配当がどうなっているか、です。今後の検討課題です。
大企業の内部留保 1年で10兆円超増 トヨタ8300億・三菱UFJ6000億・ソフトバンク4000億円… 月1万円賃上げ 数%で可能 2013年6月5日(水)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-05/2013060501_01_1.html
こうした状況を踏まえて、以下の記事を書きました。
土台から崩れる経済大国ニッポン!犯人は憲法嫌いのアベノミクス・新自由主義というチョー復古原理主義! 2013-06-10 23:49:10
http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/2b48ea91394b7a08090aba8ac5fc0861
さて、生活保護世帯の増加、ワーキングプワの労働者の増加は日本の人口比でいうとどれくらいになるのでしょうか?またこれに加えて認知症で苦しむ人たちがいます。さらに限界集落に済む人口はどれくらいいるでしょうか?限界集落は、何も山間部だけではありません。今や経済大国ニッポンは限界国家・ワーキングプア国家・ブラック国家と言えます。ボウコクミクス国家です!
高知 認知症462万人/軽度患者への支援を急げ 2013/6/9 10:06
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=303428&nwIW=1&nwVt=knd
高齢者の4人に1人が認知症やその予備軍という計算になる。 問題は、現実が国の想定以上のスピードで進んでいることだ。…政府の社会保障制度改革国民会議は、介護の必要度が低い高齢者へのサービスを、介護保険から市町村事業に移行させる提案をしている。厳しさを増す保険財政を維持するためだ。 しかし、自治体によってサービス水準の差が広がる懸念もある。むしろ、初期や軽度の認知症対策を徹底し、患者らの負担、全体の医療・介護費を抑制する道を探るべきだろう。(引用ここまで)
愛国者の住む地域でも、20年前に建てられた住宅に住む住民は高齢化と独居高齢者が住んでいます。20年前どころか、30年、40年前に建てられた住宅街の限界集落化は見る影もありません。そうした世帯数がどれくらいあるか、人口がどれくらいあるか、以下みてみました。
空き家急増! あなたの街は大丈夫?2012年12月15日放送
http://www1.nhk.or.jp/fukayomi/maru/2012/121215.html
今、"空き家問題"が深刻化しています。総務省の調査では、平成20年現在で空き家は全国に750万戸と5年前に比べて100万戸も増加。過疎地に限ったことではなく、高齢化が進む都市部でも急増し、住民トラブルの元となっています。空き家問題は私たちの生活に、どのような事態を招くのか?そして、解決方法は?徹底的に深読みしました。(引用ここまで)
こうした現実を、更に悪化させる法案が国会を通過しました。何たることでしょうか?賛成した政党の責任、これを追及しないマスコミの責任は記憶にとどめておかなければなりません。
北海道 生活保護改定/人権侵害の恐れがある 2013/5/23 12:00
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/468064.html
政府は、生活保護費の不正受給防止などを目的とした生活保護法改正案を国会に提出した。1950年に制度が始まって以来の大幅な変更だ。…これまで口頭でも認められてきた申請が文書化の義務付けにより、実質的に門戸が狭まる。保護を必要としている人が、門前払いを受けることになりかねない。 記入が不十分なため、本当に生活に困窮している人が申請できないなら人権侵害の疑いもある。日弁連が会長声明で廃案を求めているのも理解できる。これでは改正ではなく改悪だ。到底容認できない。…昨年、芸能人の母親が保護を受けていることが発覚し、対策を求める声があったためだ。 扶養義務者の資産調査となれば、プライバシーの侵害もはなはだしい。…不正防止が目的なら、ケースワーカーの増員や行政機関同士の連携強化こそが優先されるべきだ。 受給者は年々拡大し、現在、過去最多の約216万人に達している。資格がありながら申請していない人はその4〜5倍に上るとみられる。 申請のハードルが高くなれば昨年1月、保護を受けずに孤立死した札幌市白石区の姉妹のような悲劇が再発しかねない。 自立給付金創設も盛り込まれているが、弊害の方がはるかに大きい。慎重な審議を強く求める。(引用ここまで)
北海道新聞が、「改悪」と書いていました!アッパレ!です。しかも人権侵害と!ま、憲法違反とまでは言っていませんが、大いに評価できるものです!
同時に、忘れてならなにのは、東日本大震災の被災地とゲンパツ被害の住民の実態が加えられなければならないことは当然のことです!職業・居住・移動の自由が奪われ、個人の尊厳、生命の保障、幸福追求権、生活権が脅かされているのです。恐怖と欠乏から免れ、平和的に生存する権利が脅かされているのです。
以上の諸事実から判るように、財政難を口実とした弱者切り捨てという憲法違反がまかり通ってしまうのです。しかも中国・北朝鮮の「脅威」論の方に目が奪われて!というか、奪って、足元が見えないようにして!です。こうしたなかで、成長戦略と称して限定社員制度の導入、「脅威」論に対する「抑止力」として敵基地攻撃論、日本版海兵隊などという馬鹿げた政策がすすめられようとしているのです。
国民の生活と安全が、足元で揺らいでいるのに、中国と北朝鮮の「脅威」論を、日本からの「挑発的言動」が繰り返されることで、いや意図的に煽ることで、偽りの安全保障論を跋扈させていくのです。
貧困による恐怖や諦念、生命の剥奪への「脅威」に対する「抑止力」とは何でしょうか?このことこそが、国民的議論に付されなければならないのです。しかし、安倍自公政権とマスコミは、どうでしょうか?これらの、いわば「貧困層」に対する税金の投入こそ、今最も必要な安全保障論といえます。その具体化こそ、今国家のやるべきことです。しかし、本末転倒が横行しているのです。このことに何らの疑問持たないニッポンがあるのは、大問題です。
また、人権が脅かされている人たちが、自らの生活と権利、命を守るために、立ち上がることが求められているのです。その絶好のチャンスは、当面は選挙です。選挙以外の参政権は、トルコの民衆のように、デモントレーションを起こすことです。
この間のサッカーの勝利を教訓とするのあれば、ボールを繋いで繋いでゴールにむかう連携プレーです。本田・長友選手などが語っていたように、一人ひとりの「意思」力です。それをサポートするピッチに立つ仲間と監督やコーチ、そしてスタッフ、観客席のサポーターです。相乗効果をどのようにつくりだすか!です。
最後に、これまで述べてきた問題点の最大の要素であるワーキングプアをつくりだした政党を明らかにしておきます!
ワーキングプアの現状 日雇い派遣労働者に貧困の連鎖(No.184)2007年12月2日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/seikatuzukan/2007/CK2007120202069113.html
・・・日雇い派遣など低収入で不安定な生活を余儀なくされる労働者は、住居がなくネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」になる場合も多くあります。 厚労省では、全国に約五千四百人と試算していますが、実態はよく分かっていません。ネットカフェ難民とされる人のうち、日雇いのアルバイト・パートや派遣で生計をたてる人が60%を超え、日雇い派遣など就業形態と密接に関連しています。ネットカフェ難民の平均収入は月十万七千円(東京)、年収百二十八万四千円でした。 日雇い派遣は一九九九年の労働者派遣法改正で、原則、派遣が自由化されてから急増した背景があります。自由化の陰で、賃金など労働条件がおざなりにされてきました。 不安定な雇用と低収入。貧困の連鎖をどのように解決するのか、大きな課題です。(引用ここまで)
各政党がどんな法案に賛成・反対してきたか 2009年07月22日 17時09分40秒
http://ameblo.jp/sai-mido/entry-10305035768.html
東京の物言いは、検討・検証されなければなりません。この「改正」について、マスコミはどのように報道したか!です。しかも各政党の公約と、こうした諸事実を常に明らかにしていれば、とっくの昔に、政権は変わっていたでしょう!事実を小説より・・・なのです!