愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

進次郎発言で改めてトモダチ作戦の本質が!米軍ヘリ墜落免罪・オスプレイ強行配備正当化論こそ麻生手口論!

2013-08-12 | 日記

今日のニュースは、オスプレイ追加強行配備と消費税増税の時機をめぐって、安倍自公政権応援メッセージが繰り返されました。ここに、麻生副総理・財務大臣のナチス手口学べ発言の本質が具体化されているなと思いました。以下、麻生氏の発言を、その趣旨に沿って並べ替えてみました。麻生副総理・財務大臣は、以下のように、自分の思想を述べています。 

民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って選挙で選ばれた安倍自公政権は、国民が選んだんですよ。

今回の自民党憲法改正草案の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。私たちは、喧々諤々、やりあったが、自民党の部会で怒鳴りあいもなく極めて静かに対応してきた。わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの自民党憲法改正草案の憲法は変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪のなかで決めてほしくない。

ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。そうして、憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。

常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持であったり、そうしたものが最終的に決めていく。引用ここまで) 

どうでしょうか?この麻生氏の思想をよくよく読むと、日本のマスコミを使って喧騒を起こさせず、選挙で選ばれた国民の投票する議員とか、議員の見識とか、矜持とか、が最終的に決めていくという麻生式民主主義によって政治が運営され、決められていくという手法、すなわちナチスの手口によって、政治を決めていこうとする意図が透けてみえてきます。 

以下の記事をヒントに、小泉進次郎氏の思想を検証してみます。

オスプレイ9機 普天間に到着 8月12日 18時36分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130812/t10013724401000.html

アメリカ軍は、先週、沖縄県で起きたヘリコプターの墜落事故を受けて延期していた新型輸送機オスプレイの追加配備を12日再開し、山口県の岩国基地から新たに9機が普天間基地に到着しました。山口県の岩国基地に一時的に駐機していたオスプレイは、12日午前、8機が沖縄県の普天間基地に相次いで到着しました。さらに、午後4時すぎにも1機が着陸し、12日は合わせて9機が新たに配備されました。これで、普天間基地に追加配備される予定のオスプレイは、岩国基地にあと1機が残るのみとなりました。アメリカ軍は、今月3日に追加配備を始め、まず2機を普天間基地に移動させましたが、その直後の今月5日、宜野座村などにまたがるキャンプハンセンで、空軍のヘリコプターが墜落して乗組員1人が死亡した事故を受けて、残りの機体の配備を延期していました。そして、事故から1週間がたった12日、アメリカ軍は追加配備を再開し、残る1機の移動が終われば普天間基地のオスプレイは、去年10月に配備された12機と合わせて24機体制になります。沖縄県内では、オスプレイの追加配備のさなかにアメリカ軍のヘリコプター墜落事故が起きたことを受けて、軍用機に対する安全性への懸念が改めて広がり、事故から1週間での追加配備の再開に反発が一層強まっています。(引用ここまで) 

住民の反対運動はまたしても「反発」と表現されました。この反発論は、NHKが一貫して使用している言葉です。19時のニュースについては、掲載され次第、検証してみます。

この強行追加配備に対して、正当化する立場に立つ産経は、小泉新次郎自民党青年局長にトモダチ作戦との関係を長々と喋らせ、正当化論を記事にしています。小泉進次郎氏については、産経の思惑が透けて見えてきます。安倍自公政権の政権投げ出しに不安も持つ産経が、安倍氏の後釜として小泉氏をヨイショする記事として、わざわざ【今週の進次郎】[小泉進次郎コーナーを設けていると考えるのは考えすぎでしょうか? 

そこで、この、いわゆるトモダチ作戦を利用したヘリ墜落免罪論とオスプレイ追加強行配備正当化論を吐く進次郎節を批判・検証してみることにしました。

【今週の進次郎】米軍ヘリ墜落事故でチクリ「トモダチ作戦の功労者だったことも報じてほしい」

2013.8.10 18:00 (1/7ページ)[小泉進次郎 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130810/stt13081018000004-n1.htm

…党外交・国防合同部会では防衛、外務両省の担当者から米軍基地キャンプ・ハンセン(沖縄県宜野座村など)敷地内での米空軍ヘリコプター墜落事故について説明を受けた。「多くの人の受け止めは、またかということ。ただ、事故のヘリは東日本大震災で捜索救難活動の実績もあるトモダチ作戦の大きな功労者だ」とも強調、事故で犠牲になった隊員に哀悼の意を表し、墜落のみを大騒ぎする一部メディアを牽制した。

と、「墜落のみを大騒ぎする一部メディアを牽制」というのは産経の言い分でもありますが、進次郎氏も持論を炸裂させます。まず沖縄県民や国民の感情に理解を示します。

沖縄県民のみなさんだけじゃなくて、あのヘリが落ちたらしいという一報が入ったときの多くの私たちの受け止めというのは、やはりまたかというね、そういった印象って少なからずあったと思うんですよね。それを考えたら、やはりね、沖縄の基地負担、これをどうしていくのか。そして危険性の除去、これをしっかりと進めることが何よりも大切でね

これから改めて、自民党の抱えている責任というのは重いなあと。まず今は事故の原因も分かってませんから、これは米軍側に対して、特に沖縄県民のみなさんが少しでもご理解いただけるような、丁寧で真摯な対応を政府にはしてもらいたいですね」 

次は、本題に入るための県民や国民に対する逆襲・反論・持論の展開に入ります。墜落したヘリは、あの「トモダチ作戦」に参加した部隊のヘリであったことを語るのです。情に訴える手法です。しかも、その部隊の中の1名の兵士が犠牲になったことに対して「哀悼の意を」とヒートアップさせるのです。 

この部分だけを読めば、進次郎節には大拍手でしょう!一部では誠心誠意、答弁したと評価された親譲りのワンフレーズを巧に駆使する1面は、ブッシュの違法イラク戦争に協力加担し、また貧困大国ニッポンの大きな要素となった父親がそうであったように、ウソとゴマカシ、ペテン・トリックがあることを強調しておかなければなりません。 

また、同時に、これはマスコミのみなさんからも報じていただきたい部分は、今回事故を起こしたヘリというのは、捜索救難のヘリでね。東日本大震災のときには発災直後に横田から南三陸に行って、南三陸の約200人が避難していた介護施設に上空でホバリングして、そして米軍のハーフの女性の兵士さんがいて、その方が今までヘリに乗って訓練とかもされてない方がね、日本語も話せるということで、ロープで降下して、介護施設の屋上でSOSという文字が書いてあったから上空から毛布とか食料とか水分とか、そういったものを提供して当時の被災地のみなさんにほんとに献身的にやってくれた

そういった活動実績もあってね。あのトモダチ作戦の、1つの大きな功労者というか、そういった部隊でもあるので、その部隊の中の1名の方が今回犠牲になって、そしてけが人も出ていることに対しては、やはり哀悼の意を示したいと思いますね

ここで注意しなければならないことは、米軍兵士の命が失われたことを批判する人はいないということです。だからこそ、命を奪う戦争をなくせ、戦争につながるものは、いっさい否定するのです。このことは強調しておかなければなりません。こうした人間の素朴な感情に依拠したフリをしながら、米軍という戦争装置を承認させるのです。ここがトリックなのです。 

進次郎氏が東日本大震災に遭遇した人びとを救った米軍の「トモダチ作戦」に参加した部隊の兵士のうち1名の米軍兵士への哀悼を強調するのであれば、沖縄戦で奪われた県民の命と沖縄の文化や財産、土地、戦後の米軍基地があるがゆえに奪われてきた命や財産・文化などについて、どのように秤にかけていくのか、同様に語らねばなりません。デタラメと言われても仕方ありません。トリックと言わなければなりません。 

沖縄の基地負担、これをどうしていくのか。そして危険性の除去、これをしっかりと進めることが何よりも大切」「沖縄県民のみなさんが少しでも(事故の原因に)ご理解いただけるような、丁寧で真摯な対応を政府にはしてもらいたい」ということは、進次郎氏に言わせれば、「基地負担」の「軽減」策として「危険性の除去」をするから「基地の存在」を認めろということにほかなりません。基地の危険性と命の保障と安全安心は両立しないのではないでしょうか?

基地の存在」そのものを認めておいて「基地の危険除去」と「負担軽減」は可能でしょうか?沖縄の戦後の歴史を見れば、どうでしょうか?そのような言葉は信用されるでしょうか?国民の生命財産を守るための軍隊が、国民の命と安全を奪い、安心を脅かすことは、絶対にあってはならないことです。しかし、進次郎氏は、キチンと自己弁護の言葉を用意しているのです。ここに最大のゴマカシとウソ、ペテンとトリックが浮き彫りになるのです。以下をお読みください。 

これはどんなヘリでも、また私たちが運転している自動車でも、事故というのは可能性をゼロにできないからこそ、安全に対してどういう対策を講じているか。そして日頃からの訓練等が必要だと思うんですよね。今回墜落したHH60というヘリが自衛隊でも改良型で運用されていて、今まで大きくその安全性が疑問を持たれたという報道は、私が知る限りでは今のところないので。しかしながら、事故が起きてしまったことは事実ですから、その起きた事故に対して何が原因だったのか。それは情報をしっかり米軍から与えてもらって、同じような事故が起きないように万全の対策を講じると。これは当然のことだと思います

軍隊の人殺し兵器と生活必需品としての道具の事故を一緒に論ずるところに、大きな問題があります。「自衛隊でも改良型で運用されてい」る「HH60というヘリ」について大きくその安全性が疑問を持たれたという報道」が「私が知る限りでは今のところない」というのは、なくて当たり前のことなのです。しかし、逆に言えば、そういうヘリでも墜落したのです。そこに県民が不安と不信を抱くのは当然です。しかも、今回は、たまたま民家・市街地ではなかった。9年前の沖縄国際大学に墜落した時も、たまたま人命を失うことはなかった。ある意味ラッキーだったのです。このような事実を無視して、「大丈夫」論は、ある種の「安全神話」論というべきものです。

結局、進次郎氏の言いたいことは、「安全保障や日本の平和」「いざ、何かあったときの有事のため」と、曖昧な、抽象的な言葉でゴマカスのです。「安全保障」や「日本の平和」にとって「軍隊」「基地」が本当に必要かどうか、そのことを解明も、具体化も語らず、軍事力による「安全保障」論、「日本の平和」論を語るのです。ここに最大のウソとゴマカシ、ペテン、トリックがあるのです。 

そもそも、軍隊など、戦争につながる装置がなくても「安全」を「保障」できる手立てを考えるのが政治家の本来の仕事、国会議員の、また政府の務めです。「日本の平和」についても同様です。しかも、軍隊があるがゆえに、県民の「安全」が「保障」されていないのです。更に言えば、沖縄の「平和」が脅かされているのです。 

この矛盾を解決するためには、政治の資質と力量が試されているのですが、進次郎氏は「安全保障や日本の平和」「いざ何かあったときの有事のために」「日本にHH60やオスプレイが必要」だ、「そういった説明も日頃からしっかりしていくことも国会議員の、また政府の務めだ」とゴマカシてしまうのです。

 「いくらね、やはりオスプレイとこのHH60は運用主体も違う。そしてヘリの型も違う。そういった事実はあったとはいえ、やはりヘリというね、上空を飛ぶものが落ちたということに関しては同じような不安を持つというのは当然のことだと思いますから、これはしっかりと説明を尽くして、なぜね、日本にHH60やオスプレイが必要なのか。安全保障や日本の平和、いざ何かあったときの有事のためにね、そういった説明も日頃からしっかりしていくことも国会議員の、また政府の務めだと思いますね」 

こうしたゴマカシの最大の要因、前提は「日米同盟」です。進次郎氏自身が「日米同盟」と「日米関係」をイコールで結びつけることで、思考停止に陥っていることが判ります。この思想を前提に、全ての事実が組み立てられているのです。進次郎氏だけではなく、日本国民総体が、今や日米同盟=日米関係という思考停止に陥っているのではないでしょうか。とりわけマスコミに、その傾向は顕著です。日々垂れ流される情報に、この思考停止情報があることを強調しておかなければなりません

これは戦前においては、「天皇は神様」論に匹敵する思考停止脳と言えます。「日米関係」を発展させていくためには、何も「日米同盟」はなくても大丈夫です。因みにアメリカ国民に「日米同盟」の必要性をアンケートしてみれば明瞭です。アメリカ国民は、「日米同盟」の存在をどれだけ把握しているか、です。また日本国民が、「日米同盟」の条文を読んだことがあるか、日米地位協定を呼んだことがあるか、或いは日米地位協定とは何か、について、どれだけの国民が、基礎的基本的知識を有しているか、大いに疑問です。

しかし、そうした状況にあっても、「日米同盟」=「日米関係」と言われると、「そうだよね」となるのです。その理由は、戦後アメリカ文化が輸入されてくるなかで、日本国民のなかにアメリカ脳が形成されてきたからです。野球用語の「ナイター」に象徴的ですし、最近では「アゲインスト」「アウエイ」など日本語化している「英語」というよりか、「米語」が氾濫する日本社会を見れば明瞭です。ここに、麻生式民主主義論をみることができるのです。

更に言えば、ここに日米軍事同盟廃棄論を入り込ませない思考回路があるのです。これは日米同盟「対等」論を主張し、中国との関係を強調した民主党政権が日米軍事同盟深化派から日米同盟を壊すもの、日米関係の信頼関係をないがしろにする、壊す、というバッシングを受け、降参したことに象徴的です。民主党政権への交代後の安倍自公勢力と安倍自公政権への移行後の安倍首相の言葉を見れば明瞭です。

これだけ、アメリカ国内では飛ばせないオスプレイや砲撃演習、米軍機の飛行高度違反など、その従属性は目に余るものがあるにもかかわらず、アメリカにものを言えない日本国政府、アメリカ卑屈勢力のダラシナさには、呆れるばかりです。戦前においては鬼畜米英などと叫んで大東亜戦争を正当化していたのに、その大東亜戦争を正当化する産経などは、日米同盟神話論なのです。呆れるというか、その思想的無節操さに恥ずかしさを感じないというのも、極めて不道徳的です

とりわけ、進次郎氏に至っては、違法のイラク戦争に協力加担した父親の政治的・経済的。道徳的・憲法的責任について、いっさい語ることもしていないのですから、それだけでも政治家失格と言えます。どれだけのイラク人が殺されたか、どれだけのアメリカ兵が殺されなければならなかったか、彼らに「哀悼の意」を表したという話は聞いたことがありません。もし表明したということであれば、その責任まで自己追及してほしいものです。それは進次郎氏自身の人間的良心の表明でもあるからです。さもなければ、どんな美辞麗句も無味乾燥なものとなるでしょう。

その理由は、愛国者の邪論の記事が、このことを告発し、検証し、対案を提示する内容で書かれていますので、ご覧いただければと思います。

これは、日米同盟、日米関係というのはずっとつないできた大きな太い信頼と絆がありますから、今回の発生してしまった事故に対してもそういった今までの信頼をベースにした真摯な対応をしていただけると、そう信じています

6.23は沖縄の「慰霊」を考える日だからこそ日米軍事同盟廃棄を考え日本の独立をめざす日としなければ! 2013-06-23  19:18:47

6.23慰霊の日のもう一つの視点、日米軍事同盟第10条を考え独立を考える日!大西照雄氏を受け継ぐ! 2013-06-23 19:46:29

次は、米軍のトモダチ作戦が、新次郎氏の言うような作戦であったかどうか、検証してみたいと思います。 つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御国ためには血を流せ発言の宮城県知事を糺し辞任を求めない日本のマスコミは麻生発言の延長線上にアリ!

2013-08-12 | 教育勅語

産経に、トンデモナイ発言が、記事として掲載されていました。ま、集団的自衛権行使論の立場に立つ産経としては、一県知事が、集団的自衛権行使論を語ったことを、大いに評価し、宣伝したいのでしょう。真っ先に記事にしました。しかし、産経とは違って、それ以外のマスコミは、無視をしました。特に地元の河北新報は社説にも書きませんでした。それは何故でしょうか?本来は、村井知事に釈明を求める、辞任を迫っていかなければならないような記者会見でした。

 

行使容認の動き歓迎 集団的自衛権で宮城知事 2013.8.5 17:08 地方行政 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130805/plc13080517100006-n1.htm

 宮城県の村井嘉浩知事は5日、集団的自衛権の行使容認に向けた安倍政権の動きを歓迎する意向を示した。記者会見で「共にお金を出すときはお金を出す、血を流すときは血を流すといった信頼関係がなければ、日本が苦しいときに諸外国から応援に来てもらえない」と述べた。村井氏は陸上自衛隊出身。 村井氏は「日本が有事の際に諸外国から一方的に応援に来ていただくのがベストだが、いつまでも日本にとってだけ都合の良いシステムが成り立つだろうか」と指摘。「国際的な慣例にならいながら議論していく必要がある」と述べた。(引用ここまで

 

そこで、以下、調べてみました。

 

宮城県知事記者会見(平成25年8月5日)

http://www.pref.miyagi.jp/site/chiji-kaiken/kk-130805.html#02

集団的自衛権について

◆Q
 集団的自衛権の議論がいろいろ出てきている。知事の著書を読むと、PKO(国連平和維持活動)の話の中で「自衛官の立場を尊重した議論がされていないことに対してものすごく違和感があって政治家を志した」と書いてあったが、今の集団的自衛権の議論を見ていると、とても自衛官の立場を尊重した議論はなされていないと思う。そのことについてどう思うか。また、集団的自衛権そのものについての知事の考えを教えてほしい。

■村井知事
 PKOの議論がされているときに、集団的自衛権が是か非かというような議論の中でこういうことがあったのです。「指揮官が『撃て』という命令のもとに一斉に撃つとそれは良くない。敵から撃たれたときに、隊員が個々人の判断で撃つことは許されるのではないか」(という議論がありました)。ところが、ああいった危険な地域で組織だって行動していて、弾が飛んできているときに、指揮官が「撃て」と言わないとやはり個々人の判断でなかなか撃てるものではないのですよね。こういったような議論がなされていたということで、それはやはり少し無理があるのではないかというふうな思いを持ちました。
 日本だけで専守防衛でこの国を守れるというのがもちろんベストであります。いざ日本が危機、有事の際に諸外国から応援に一方的に来ていただけるということならベストなのですけれども、この複雑な国際社会でいつまでもそのような、日本にとってだけ都合の良いシステムということが成立するだろうかということを考えると、やや無理があるのではないかと私は思います。やはり、共にお金を出すときにはお金を出す、共に血を流すときには血を流すといったような信頼関係がなければ、本当に日本が苦しいとき、国民の命を守らなければならないときに、諸外国から応援に来てもらえるといったようなことにならないのではないかと私は思います。そういった意味でも、こういったような議論は避けることなく、しっかりと国際的な慣例に倣いながらよく議論をしていく必要があるのではないかと私は思います。(引用ここまで

 

この知事発言の意味について、考えてみました。

1.「いざ日本が危機、有事の際に…」という曖昧な「危機・有事」論を持ちだすことで、自分の思想と論理を展開するために都合の良い土俵・枠組をつくっていることです。これは日米軍事同盟深化派・憲法改悪派の常套手段です。紛争の非軍事的・平和的解決を明記した憲法の平和主義の具体化を怠り、そのことを正当化して、超法規的手段、すなわち憲法の変質・改悪を正当化していくのです。 

2.複雑な国際社会だからこそ、憲法の平和主義を使って、国際法と国連の道理に則った解決方法を具体化する努力をすべきです。

 

3.「国民の命を守らなければならないときに」「共に血を流すときには血を流すといったような信頼関係がなければ」「諸外国から応援に来てもらえない」というウソを平気で付いて集団的自衛権行使論を正当化するのです。 

4.先の東日本大震災の時、諸外国は、どうだったか、宮城県知事であるならば、判っているはずですが、持論を正当化するために、平気でウソを付くのです。全くケシカラン話です。人間として信用できないと思うのです。

 

5.更に言えば、東日本大震災で、どれだけの尊い命が奪われ、そのことで、住民の皆さんは、どのような悲しみに陥ってしまったか、知事は考えたことがあるでしょうか?余りに命に対する稚拙な、軽い発言だとは思わないのでしょうか?

6.知事は、若者に、「本当に日本が苦しいとき」「諸外国から応援に来てもらえない」といけないので、「諸外国」との「信頼関係」を得るために、諸外国と「共に血を流すときには血を流」せ、と言うのでしょうか。若者を国民の命を守るための人身御供。生け贄にするということなのです!

 

7.若者は、同時に若者の家族は、こうした村井知事の思想と論理を受け入れるでしょうか?もし受け入れるとすれば、東日本大震災の被害の悲しむなどということは、ウソになりませんか?石原都知事の天罰発言は、ある意味正しかった、認めざるを得ないことになりませんか?

 

8.以上の意味づけをしながら、このような発言をしていながら、地元の河北新報社は、ネットで見る限り、問題にしていないのです。全く不思議というか、ケシカラン話です。このような発言を許しておくことは、震災報道はウソッぱちということになりませんか?人間の命を何と心得るか!ということです。河北新報社の記事は以下のとおりです。問題アリ!です。まさに麻生氏の思う壺ではないでしょうか?

電気料金値上げ 「家庭や企業に影響」村井宮城県知事が懸念(2013年08月06日)

 この時の記者会見の内容は、以下のとおりです。しかし、問題の「血を流せ」発言は、この発言の直ぐ前で行われたのです、


 先週(2日)、国の査定方針で(値上げ幅が)2ポイントの圧縮となった。今後東北電力と詳細を詰めていくと思うが、この判断の妥当性と県の経済への影響等あらためて伺いたい。

■村井知事
 妥当性ということにつきましては、やむを得ないだろうと思います。国の審査によって、値上げ幅が圧縮されました。しかし、値上げには変わりはございませんので、復旧・復興の途上にあります県内の家庭や企業に対して多大な影響が生じることは、もう間違いないと思います。
 しかし一方、東北電力におきましても、地域への安定的な電力供給という重い責任を果たしていくためには、震災からの復旧費や原発停止によるコスト増に対応した企業経営が必要になるということも十分理解ができます。値上げが実施される9月1日までにはまだ期間がありますので、値上げに至った経緯や考え方について、あらためて需要家に対して丁寧に説明をいたしまして最大限の理解を得るとともに、聖域なきコスト削減などによりまして、値上げ実施後でありましても値上げ幅の減少やその解消に向けて不断の努力に努めていただきたいと思います。(引用ここまで

 

さて、この村井知事は、麻生発言について、以下のように述べています。

 


 ドイツのナチスを引き合いに「あの手口を学んだらどうか」という改憲をめぐっての麻生太郎副総理の発言があり、かなり話題になった。この件についての知事の考えを伺いたい。また、これから国会でも改憲論議がさらに深まっていくであろうという時期、さらに8月は日本国内にとって第二次世界大戦終結の月で、あらためて歴史の検証をするという時期でもあり、この時期でのあのような発言ということについてどのように感じるか。

■村井知事
 まず所感ですけれども、誤解を与える発言であったと思います。報道から伝えられた発言の全体の流れを読みますと、「改憲の目的は国家の安定と安寧のために行うものである。従って、喧騒(けんそう)の中で議論するのではなくて、粛々と淡々と冷静に議論していけばおのずと落としどころが定まってくるのではないか」というような趣旨で講演なされたと思います。しかし、ドイツのワイマール憲法が、ナチス・ヒトラーの下で国民があまり関心を持たないうちに大きく塗り変えられてしまったことを一つの引き合いに、そこで出してしまったということで誤解を与えてしまったのではないかと思います。お話自体の趣旨からいたしましても、その例としてひもとくには少し無理があったのではないかと思います。
 このタイミングで行われたということ(について)でありますが、これは当然、改憲の論議が今だんだん話題になってきておりますので、そこで講演の中でお話しになったのではないかと思います。今月(8月)は歴史の検証を忘れることなく繰り返して行わなければならない時期でございますので、特に財務大臣という非常に重い役職についておられる大臣としては、やはり慎重に発言をなさったほうがよろしいのではないかと思います。(麻生)大臣自身はその発言についてはもう撤回をされておりますので、これ以上私としてはコメントする必要はないのではないかと思います。引用ここまで

 

村井知事の麻生氏に対する同情的発言は、実は自らの思想と論理にも通ずるところがあるためでしょうか?大変甘い論評だと思います。

 

ところで、もう一つ言っておかなければならないことがあります。それは、このような「血を流せ」発言が、公然と語られるようになっている日本の風潮です。あの大東亜戦争時代を想起させる事例として、敏感に対応しならなければならないと思います。あのナチスが、知らないうちにナチス憲法をつくってしまったような日本のイデオロギー・思想状況が、日本につくりだされているという意味において、です。そういう意味で、「喧騒」を嫌って、「静か」ななかで憲法を改正したいという麻生氏の思惑どおりに、事が進もうとしているということです。

 

一つの事例は、以下の記事です。

橋下「維新八策」 どんな国めざす? 強権独裁政治を全国に

 

もう一つの事例は、以下の事例です。(養祖父松本龍 (政治家)

1942年4月、福岡県第一区の候補に翼賛政治体制協議会から推薦されて立候補したときは、選挙公報の中で「仕事の為には汗を流せ、人の為には涙を流せ、御国の為には血を流せ」「お互は飽くまで米英を打倒し、アングロサクソンの世界制覇を覆滅すべく、一億一心国を挙げて老も若きも鉄火の一丸となり、如何なる困難の中にも突入し且つ此れを突破して、必勝不敗の態勢を完成せねばなりませぬ」と挨拶した[9]松本治一郎 のことです。そして翼賛議員としては、東條政権による朝鮮人徴兵法案(「兵役法中改正法律案」)の法制化に賛成(1943年2月12日)したという事実と、この甥である甥・松本英一とその長男である松本龍復興大臣のことです。村井知事とは、因縁の仲です。

 

さて、この村井知事は、知事の夏季休暇について、以下のような興味深い発言をしています。

◆Q
 知事の夏休みの予定を教えてほしい。

■村井知事
 このお盆休みが明けますと、多分、年末年始までほとんど休みが取れないと思いますので、今回は1週間休みを取らせていただこうと思っております。

◆Q
 来週1週間か。

■村井知事
 はい。

◆Q
 県外に出るのか。

■村井知事
 はい。帰省しようと思っています。両親が年を取っていますので、たまに帰って掃除、片付けをしてあげます。こう見えても親孝行なのですよ

◆Q
 食事に連れていったりするのか。

■村井知事
 家族でどこかにでも行こうかなと思っています。(引用ここまで) 

こうした親孝行を語る県知事としての村井氏が、宮城県の若者に、血を流せ、国民の命を守らなければならないときに、国際社会から助けてもらうためだそれが親孝行だというのでしょうか?血を流させられる親たちは、子どものこうした行動を親孝行だというのでしょうか?

 是非とも訊いたみたいものです。

以上の村井氏の思想と論理は、靖国神社だけのものと思ってはなりません。このような靖国思想の亡霊が全国各地でウヨウヨと跋扈しているのです。

 

以上、この村井発言が、今後大きな問題として騒がれることを願って記事としました。秋には県知事選挙があるようです。宮城県民の良識が試されることでしょう。与那国島のように、たくさんの県民が投票するように願いたいものです。喧騒の中で知事を交代させましょう!麻生氏の心配を具体的なものにしてあげましょう!それが民主主義ですから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生副総裁が語ったナチス手口学べ発言の民主主義的手法が静かな中で与那国島選挙で起こった!

2013-08-12 | 日記

与那国島の選挙結果が出ました。これについては、以下のような記事をかきました。

戦争につながる軍隊配置で過疎を防ぐという愚を笑おうと思ったが、笑えない、情けない西端の島与那国島  2013-08-08 21:36:09 

僅差で自衛隊誘致派の現職町長が再選されました。この結果を報道するNHKニュースや新聞記事を読みながら、麻生副総裁・財務大臣の、あのナチスの手口を学べ発言を思い出しました。検証してみます。 

今回の麻生発言は、以下の点で問題アリ!です。再度確認しておきます。 

1.一国の副総理・財務大臣として、たくさんの歴史についての事実誤認にもとづくデタラメ発言であったこと、

例えば、

一つは、ナチスが権力をどのように掌握していったか、全くのウソとデタラメを言っていること。

二つは、「昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ」という靖国問題。

三つは、「今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ」という「いい思いなんて一つもしていない」状況をつくりだしたのは誰か、いっさい語っていないこと、自民党を免罪・正当化していること。 

2.現行憲法「改正」を主張する自民党の改憲案を喧騒のなかで議論してほしくないというホンネを語ったこと。 

3.靖国問題のように喧騒のなかで議論されると、ナチスがワイマール憲法下で民主主義に基づいた選挙制度によって政権を獲得し、いつのまにかナチス憲法をつくったように、自民党のめざ憲法改正はできなくなること。 

4.その際、20代、30代(一番現実的、前向きな)の若者の意見に耳を傾けて、50代、60代(一番足りない、ここに一番多い、一番問題の、頼りないこの世代)は、「戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべるが、しかし、そうじゃない」「そういった意味で、憲法改正は、静かに、みんなでもう一度考えてください」と、自民党内では喧々諤々にやったけれど、国民的には、「今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない」とホンネを語ったこと。

5.そのことに関連して、マスコミ報道をやり玉にあげていること。特に「いつから騒ぎにした。マスコミですよ」と言った時には、会場から拍手と歓声?に似た声があがっていました。

 

麻生発言を検証する際に参考にした記事は、以下の記事です。この記事にみる麻生発言の捉え方は「灯台下暗し」、形式論理的視点が強すぎます。以下検証してみます。

麻生副総理のナチス発言の全文と要約 2013/08/03 22:14

http://no-risu.iza.ne.jp/blog/entry/3149006/

…発言の全文を読めば、麻生副総理の弁解がウソではないと分かるが、国語力のない馬鹿にはそれが理解できず、馬鹿のくせに自分の誤った解釈で麻生副総理を叩いている。実に不愉快なので、本エントリーに発言全文とその意味を解説しておこうと思う。今回の発言は不注意を責められてもしかたないと思うが、発言趣旨を捻じ曲げて誹謗中傷する連中はまったくもって許し難い。(引用ここまで 

「ナチス発言」原文全文。麻生太郎副総理の失言。

http://www.youtube.com/watch?v=dSQD8RPtOo8 

確かに、ナチスは、以下の記事のように、当時のドイツにおける民主主義的手続きによって議会進出を果たして、その議会における法律の制定を通して政権を奪取してきました。その際に反ユダヤ主義と反共主義、第一次世界大戦の戦後処理に対する不満を徹底して利用する手法が使われました。

そうして、麻生氏のいうように、国民にとっては、或いは周辺国民などによれば、いつの日か、トンデモナイ政策を実行するようになり、周辺国民やユダヤ人に塗炭の苦しみを与え敗北し、現在のドイツにおいて、基本法で禁止されるようになったのです。 

そこで麻生氏の発言を検証するうえで、大変貴重な事実を紹介しておきます。それはマルティンニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」という証言です。この証言の奥にある歴史こそ、麻生氏の発言のデタラメさを浮き彫りにするものです。さらに、以下の記事をご覧ください。 

<麻生発言>ナチスは民主憲法でなぜ独裁?/戦前の日本でも同じ問題 2013/8/1 16:50配信http://thepage.jp/detail/20130801-00010002-wordleaf

以上の前置きを前提にして、与那国島の選挙戦が、何故麻生氏の発言と、どこで、どう結びつくか、検証してみます。 

1.この選挙戦が、尖閣問題の解決方法をめぐって、軍事的に解決するのか、非軍事的手段によって解決するのかという意味において、全国的課題として、麻生氏の言葉をかりて言うのであれば、喧騒の中で行われたら、どうなっていたでしょうか?

2.この選挙戦が、過疎に苦しむというか、限界集落、限界孤島の再生復活問題として、全国で、同じような課題で苦しみ悩む地域との連帯を育てる、いわゆる全国的課題として、位置づけられて行われたらどうだったでしょうか?

3.この選挙戦が、マスコミによって、先に述べた争点として全国的に議論を巻き起こしていたら、どうだったでしょうか?

4.このことは、今日のニュースで言われているオスプレイの沖縄移設配備問題が、全国的課題として、喧騒の中で議論されたら、どうでしょうか?

5.このことは、日米軍事同盟と日米地位協定にもとづく日米合同委員会の「合意」という「民主主義的決定」を踏まえて行われているオスプレイの配備問題として考えると、麻生氏の発言の意図は、いっそう明確になります。

6.同時に、従来憲法9条と自衛隊の矛盾を糊塗する装置として使っていた「専守防衛」論と「集団的自衛権」論を、法制局長官の首を、内閣の任命権を使って、挿げ替えることで、一気に解釈改憲を謀っていくこと、この機を使うことで、自民党の改憲案の方向に世論を誘導していくこと、これを「狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない」という麻生氏の言うような方法のなかで意味づけると、いっそう明確になります。

7.更に言えば、今回の麻生氏のマスコミに対する発言は、安倍自公政権のマスコミ対策として位置づけると、自分たちの改悪改憲の側に「静かに」立たせていくための発言として考えると、今回の選挙と麻生氏の発言の密接な関連が、いっそう浮き彫りになります。 

それでは、この選挙戦の結果はどのように報道されたのでしょうか。みてみます。

愛国者の邪論の問題意識は、以下の記事を読んだ国民は、どのような感情を抱くか、です。或いは、この記事にもとづいてテレビはどのように報道するか、それを視た国民はどのような意識を形成していくか、です。第三者的、無関係感を醸成していかないでしょうか?しばしば沖縄の基地問題が、本土との温度差が強調されまあすが、こうした報道姿勢と内容が原因ではないでしょうか?その点で、麻生氏の意図が、すでに貫徹しているように思います。

 NNH 与那国町 自衛隊配備推進の現職が3選  8月12日 2時10分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130812/k10013707541000.html

K10037075411_1308120522_1308120527.mp4

政府が進める陸上自衛隊の配備計画の是非が争点となった沖縄県の与那国町長選挙は、11日に投票が行われ、計画を推進する現職が3回目の当選を果たしました。

沖縄県与那国町長選挙の開票結果です。
▽外間守吉(自民・現)、当選 553票
▽崎原正吉(無所属・新)、 506票
自民党公認で公明党が推薦する現職の外間氏が、共産党、社民党、沖縄社会大衆党の推薦を受けた崎原氏を抑えて3回目の当選を果たしました。外間氏は63歳。町議会議長などを経て、平成17年の選挙で初当選し、町長を2期務めました。今回の選挙では、南西諸島の防衛態勢を強化するため政府が進めている、与那国町への陸上自衛隊の配備計画の是非が争点となり、外間氏は、計画を推進して地域の活性化を図ることを訴え、計画に反対する崎原氏を破りました。外間氏は、「地上戦が行われた沖縄で新たに基地をつくることに対する批判もあったが、自衛隊の配備計画への民意が得られたので、さらに強く推進していきたい」と述べました。(引用ここまで)

 

読売 与那国町長選、陸自部隊誘致推進の現職3選 (2013年8月11日21時31分)

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130811-OYT1T00606.htm?from=ylist

 陸上自衛隊の部隊配備計画が進む日本最西端の島、沖縄県与那国町で11日、町長選の投開票が行われた。

 部隊誘致の是非が争点で、誘致を推進する自民党現職・外間守吉(ほかましゅきち)氏(63)(公明党推薦)が、配備に慎重な無所属新人の農業・崎原正吉(さきはらしょうきち)氏(65)(共産、社民党推薦)を破り、3選を決めた。 得票は、外間氏が553票、崎原氏が506票。投票率は95・48%(前回96・03%)だった。 部隊配備は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む南西諸島地域の防衛強化の一環で、防衛省は2015年度までに100人規模の沿岸監視部隊を置く計画。同省と町は駐屯地などに使う町有地の賃貸仮契約を結んでおり、外間氏は今後、配備に伴う振興策などについて国との協議を本格化させる。(引用ここまで) 

産経 与那国町長選、陸自誘致派の現職3選 島を二分わずか47票差 2013.8.11 22:40 選挙

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130811/elc13081122410002-n1.htm

 陸上自衛隊の部隊誘致の是非を争点に、日本最西端の沖縄県与那国町(与那国島)で行われた任期満了に伴う町長選は11日投票、即日開票の結果、誘致推進派の自民現職、外間守吉氏(63)=公明推薦=が、反対派で無所属新人の農業、崎原正吉氏(65)=共産、社民、沖縄社大推薦=を破り、3選を果たした。 投票率は95・48%で、得票数は外間氏553票、崎原氏506票。人口減少や高齢化などに苦しむ島の有権者1128人を二分する激戦となった。 政府は国境に位置する南西諸島の防衛力強化のため、2015年度末までに与那国島に陸自沿岸監視部隊を新設する計画で、推進派の勝利により信任を得た格好だ。ただ得票数は拮抗しており、配備計画を強引に進めれば町民の反発が大きくなる可能性もある。(引用ここまで) 

毎日 与那国町長選:陸自誘致派の外間氏が3選 2013年08月11日 20時57分(最終更新 08月11日 22時04分)

http://mainichi.jp/select/news/20130812k0000m010031000c.html

 防衛省が進める陸上自衛隊の沿岸監視部隊配備計画への賛否が争点となった沖縄県与那国町長選が11日投開票され、陸自誘致派で自民現職の外間守吉氏(63)=公明推薦=が、誘致反対派の無所属新人で農業の崎原正吉氏(65)=共産、社民、地域政党・沖縄社会大衆党推薦=を破り、3選を果たした。 外間氏の当選を受け、2015年度末までの配備を目指す防衛省の取り組みが加速しそうだ。【井本義親】(引用ここまで)

 東京 陸自誘致派の現職3選 沖縄・与那国町長 2013年8月11日 22時29分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081101001807.html

 陸上自衛隊の部隊誘致の是非を争点に、日本最西端の沖縄県与那国町(与那国島)で行われた任期満了に伴う町長選は11日投票、即日開票の結果、誘致推進派の自民現職外間守吉氏(63)=公明推薦=が、反対派で無所属新人の農業崎原正吉氏(65)=共産、社民、沖縄社大推薦=を破り、3選を果たした。 投票率は95・48%で、得票数は外間氏553票、崎原氏506票。人口減少や高齢化などに苦しむ島の有権者1128人を二分する激戦となった。

(共同)(引用ここまで) 

沖縄・与那国町長選、陸自誘致派の現職3選  2013/8/12 10:06 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1200C_S3A810C1EB1000/

 陸上自衛隊の部隊誘致の是非を争点に、日本最西端の沖縄県与那国町(与那国島)で行われた任期満了に伴う町長選は11日投票、即日開票の結果、誘致推進派の自民現職、外間守吉氏(63)=公明推薦=が、反対派で無所属新人の農業、崎原正吉氏(65)=共産、社民、沖縄社大推薦=を破り、3選を果たした。投票率は95.48%で、得票数は外間氏553票、崎原氏506票。人口減少や高齢化などに苦しむ島の有権者1128人を二分する激戦となった。〔共同〕(引用ここまで) 

朝日 与那国町長選、現職が3選 島への自衛隊配備賛成派 2013年8月11日21時27分

http://www.asahi.com/politics/update/0811/SEB201308110009.html

 陸上自衛隊を島へ配備することへの賛否が争点となっていた沖縄県与那国町長選が11日投開票され、賛成派で自民現職の外間守吉(ほかましゅきち)氏(63)が、反対派で元町職員の無所属新顔、崎原正吉(さきはらしょうきち)氏(65)を破り、3選を果たした。当日有権者数は1128人。投票率は95・48%だった。得票は、外間氏が553票、崎原氏が506票だった。(引用ここまで)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする