国際紛争の解決は非軍事的手段である憲法9条を活かせ!
9条否定の日米軍事同盟容認こそ
「軍事安全保障神話」に浸っているのではないのか!
東京・中日新聞論説副主幹の錯覚か?意図的煽動だろう!
比較的まともな記事を書いて頑張っていると言われている東京新聞・中日新聞論説副主幹の肩書を持つ長谷川氏が、歴史の教訓と進歩を無視した文章がネットに掲載されました。最大の問題は、
1.「左派系論者やマスコミは口を開けば『対中摩擦は話し合いで解決を」とまじないのように唱えてきた。『話せば分かるはず」と信じてきたのだ」論の誤り。
(1)国際紛争の解決は「話し合い」=「平和的解決」で行うことは国際法の原則、憲法9条の根本思想であり、安倍・オバマ両氏でさえも、口では「平和的解決」を唱えているのに、「まじないのように唱えて」いるとした。
(2)「2013年11月」「一方的に防空識別圏を設定した」ことを境に、再び対中警戒感を高めていく」「話しても分からない中国」としているが、そもそも「一方的に防空識別圏を設定した」のは誰か。尖閣問題を挑発したのは誰か。歴史認識問題で挑発的言動を繰り返したのが誰か。主客転倒をしているのではないでしょうか。
(3)以上のことを無視をして、中国の「脅威」を扇動しながら「話し合い」すら放棄してきたのは誰か。その張本人を免罪していることはジャーナリストとして「事実」をアベコベにしているのは問題です。
戦後70年問題をドイツと単純比較して日本の戦争犯罪を論ずる不道徳に大喝! (2015-04-27 11:52:11 | 戦後70年)
(4)このような事実を、いっさい黙殺をして一体全体どんな意図があるのだろうか、と言わざるを得ません。
2.「保守派の読売新聞でさえ米議会での安倍演説を『大戦『痛切な反省』」(4月30日付)という大見出しで報じたあたりに、にじみ出ている」論の誤り。
(1)そもそも、読売は社説で、歴史認識問題を、以下のように指摘しています。
戦後70年談話/首相は「侵略」を避けたいのか/2015/4/22 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150421-OYT1T50160.html
(2)同時に、歴史認識問題と安全保障問題と憲法平和主義問題をリンクさせず、その侵略性を確認したことを、以下のように評価しているのです。
防衛協力新指針/日米同盟の実効性を高めたい 2015/4/28 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150427-OYT1T50139.html
日米首脳会談/世界平和と繁栄に役割果たせ 2015/4/30 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150430-OYT1T50025.html
首相米議会演説/「希望の同盟」へ問われる行動 2015/5/1 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150430-OYT1T50242.html
(3)長谷川氏は中国に対して「大勝利というべきだ」と言うことを強調したいがために、敢えて、「」保守派の読売新聞でさえ」と述べているにすぎまあせん。言っていることは五十歩百歩です。本質は以下の通りです。
痛切な反省と言いながら侵略の加害の事実と責任は曖昧にする安倍首相の真のネライは憲法否定にアリ!(2015-05-01 10:44:12 | 戦後70年)
(4)しかし、この長谷川氏の評価については、すでに愛国者の邪論は記事にして、この演出のネライを記事にしておきました。
3.「いまや対中国戦略で完全に歩調をそろえた点にこそあった」「中国は米国取り込みに失敗した。だから『勝利』なのだ」「大勝利というべきだ」論の誤り。
(1)日米軍事同盟信奉者の「安堵感」がにじみ出ていると思います。
(2)地球儀を俯瞰しながら対中包囲網のためにアメリカを利用していること、そのためには憲法平和主義を使わず「積極的平和主義」とゴマカシ・スリカエていることを免罪するのです。
(3)しかし、このことは、沖縄の苦悩を黙殺することになるなどということは想定もできないのです。
対中朝テロ脅威のための抑止力=日米軍事同盟正当化論で沖縄をいじめる安倍派・産経の大ウソ!
(2015-04-18 14:53:40 | 沖縄)
(4)日米軍事同盟信奉者・安全神話論者は、従属・屈辱的な日米軍事同盟が、政治・経済・軍事・歴史分野をとおして日本国民をどれだけ苦しめているのか、などということは想定もできないことを浮き彫りにしました。
日米軍事同盟の再生が外交政策の最優先事項だと語った安倍首相発言に透けて見える国民黙殺! (2015-04-30 00:12:54 | 戦後70年)
4.「『話せば分かるはず』と信じてきたのだ。これは根本的な間違いである。外交は単に相手国との話し合いだけではない。第3国を巻き込んで相手にどう圧力をかけるかが勝負なのだ」論の誤り
(1)この思想こそ、憲法前文と9条になじまない思想であり、憲法9条の無力化の扇動的意図が透けて見えてきたということです。
(2)この思想こそ、世界を第一次世界大戦時にまで逆流させるトンデモナイ思想だということを告発しておかなければなりません。
安倍首相派の狙う集団的自衛権論!その教材は日英同盟と三国同盟にアリ!事実は侵略戦争そのもの! 2014-04-08 10:02:49 | 集団的自衛権
日中会談が単独会談ではできない安倍首相を弁護するように仕掛けた政府と追随するテレビニュース!
(2015-04-23 08:27:24 | 戦後70年)
5.「日米が一致してそれぞれ対中外交を展開中国に対抗する路線が確定した」論の誤り
(1)「中国一国」対「日米両国」という構図を強調する思想が浮き彫りになりました。
(2)しかし、このことは逆に言えば、中国の大きさを浮き彫りにさせてしまっているのですが、このことに気づていない、またこのことを恐れている長谷川氏の思想が浮き彫りになってしまいました。
(3)同時に、対中「脅威」論を吹聴し、この「風評」を拡散することで、憲法改悪の土壌づくりをしている憲法改悪派のホンネが浮き彫りになったというべきです。
憲法平和主義を否定する中国を仮想敵国化する安倍思想浮き彫り!本来ならば退場だろう!
(2015-05-02 14:51:46 | 集団的自衛権)
オバマ大統領が世界のさまざまな課題に立ち向かう際には決して一人ではない!常に日本は米国とともに!
(2015-04-30 00:39:37 | 戦後70年)
以上のような歴史も、国民の実態も黙殺した長谷川氏が述べたトンデモナイ記事の中で、最も恥ずべきことは、憲法9条を使うことを「まじない」と表現したことです。ここに軍事優先論者の思想が浮き彫りになるのです。その「まじない」という言葉は、対話に怯え、対話を拒み、脅威を煽り、脅威を利用して「軍事抑止力」論依存症にかかってしまった安倍首相を擁護する長谷川氏にこそ、当てはめることができるというものです。軍事優先論者が、まさに「まじない」として「脅威」「抑止力」「日米同盟」唱えていることを指摘しておきます。
このことは国会で始まる悪法審議に合わせて「脅威」論が吹聴され始めてきていることを視れば明らかです。
日の本にキョーイキョーイと響く時憲法平和主義投げ捨てる
「まじない」http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/207987/m0u/
神仏その他不可思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、また除いたりする術。「―をかける」「人前でもあがらないお―」
では、問題のプロパガンダ記事をお読みください。
週刊ポスト 対中国戦略 日米で完全に歩調を揃えた安倍首相訪米は「大勝利」 2015.05.11 07:00http://www.news-postseven.com/archives/20150511_321398.html?PAGE=2
安倍晋三首相の訪米を単に成功と評価するのは正確ではない。大勝利というべきだ。誰に勝ったのかといえば、中国である。だが、マスコミはどうも、その核心部分を正確に認識できていないようだ。それは、たとえば保守派の読売新聞でさえ米議会での安倍演説を「大戦『痛切な反省』」(4月30日付)という大見出しで報じたあたりに、にじみ出ている。中国や韓国が唱える歴史認識問題を演説の焦点と捉えていた。そうではない。演説のハイライトは日米がかつて互いに戦った戦争の傷と痛みを乗り越えて、いまや対中国戦略で完全に歩調をそろえた点にこそあった。