上野広小路亭で、雷門助六の落語を聴く。
今日の噺は先代譲りの「長短」。
サゲは、「継ぎの裂(きれ)じゃ」。
それは上方男が江戸男の仕立ての着物を褒めたあと、端布(ハギレ)があるかを訊ねる件りに掛かってゐるわけだが、今日の口演では、そこがスッポリ抜けてゐたやうに思ふ。
だから初めてこの噺を聴いた人は、サゲの意味がわからなかったはずだ。
録音や録画放送では出くわせない、生の寄席ならではのこと . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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