迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

よものうみみなはらからとおもふよになどなみかぜのたちさわぐらむ。

2017-06-19 12:44:14 | 浮世見聞記
京浜急行線「横須賀中央駅」の裏手にそびえる山には、階段路地の続く住宅地が広がる。 小さな子を連れた若い母親が、ビニールの買ひ物袋を提げて、階段を踏みしめるやうに上がって行き、自転車に乗った中学生くらいの少年が、そのままガタガタと階段を下って行く。 海へ向かふと、そこには“記念艦”と称した軍艦と、軍人の銅像がおかれてゐた。 はて、記念艦とは何を記念してゐるのだらう? . . . 本文を読む
コメント