横浜の大倉山記念館へ、川柳川柳の「敗戦落語会」を聴きに行く。
内容は落語といふより、この噺家が得意とするところの、第二次大戦前後の昭和を当時の流行歌と軍歌とを絡めて回想する、漫談に近い高座。
八十六歳といふ痩身の老人が語る昭和は、多感な少年時代の目撃談でもあるだけに、歌ふ時以外はマイクなしでは聴き取りにくい声量でありながら、重味がある。
高座で披露する軍歌を、客席にゐた一人の年配の女性が小 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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