横浜開港五十周年を記念し、大正七年(1918年)に横浜市民の寄附金によって開場した公会堂、「横浜市開港記念会館」のホールに、初めて足を踏み入れる。
今夏に横浜各地で開催さるる大催事の全体説明会に、手猿楽師•嵐悳江として、初めて参加するためなり。
手許の資料に目を通しながら、
説明に耳を傾けつつ、
当日の光景を想像しつつ、
万全を期すことに、
気持ちを引き締める。
──師匠の“嵐 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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