東京では午前のうちに30°Cへ達し、岐阜県では最高気温が39.3°Сまで昇り、「命を守る対策を」と、とてもただ事ではない呼び掛けがなされた今日、毎年初夏に私の目を楽しませてくれるご近所の藤が、再び花を付けてゐることに気が付く。
たしか十年ほど昔の猛暑のときも、藤棚の藤が二度目の開花をして、驚いたことがあった。
そしてこの“熱さ”にもかかわらず、我が町では相変わらず鶯が啼いてゐるᦀ . . . 本文を読む
かつては江戸の盛り場、現代(いま)は外国人観光客たちの盛り場に屯する、人力車。
人力車──俥は明治時代、西洋人の馬車から日本人が思ひ付いた、純国産の発明品と聞く。
明治時代のそれは、やがて路面電車に取って代わられて姿を消したが、現代に至って観光用として復活し、いまではどこの観光地でも定番の乗り物として、すっかり根付いた感がある。
さりながら、若い車夫が往来に立って溢れるやうな観光客を物色 . . . 本文を読む