地元の住宅地で、初めてタヌキに逢ふ。東京都心から各停電車で約三十分の町に、このやうな動物がゐるとは思ひもよらず。野生なのか飼はれてゐるのか分からねど、珍しさにカメラを向けても逃げる様子はなく、却ってのんびりと地面に伏せて私をじっと觀察するヒト慣れしたその胆力、こりゃタダモノに非ず。そして五代目柳家小さんを連想させる愛嬌ある風貌に、つひ微笑を誘はれる。かたや。夜になるとキーキーギャーギャーと、癇に障 . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。