迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

一葉無限。

2022-12-07 20:30:00 | 浮世見聞記


先日に訃報を知らされたまだまだ若かった親類の幼少時に、私が撮った冩真があった筈と、實家の押入れから段ボール箱を引っ張り出して、「ああ、あった……」と久しぶりの對面を果たす。


亡き人は、思ひ出してくれることを何より喜ぶと聞く。

冩真は、そのよすがとなる。

冩真のなかのまだ幼い親類は、華やかな場所で樂さうにしてゐる。

冩真がその存在価値を高める瞬間。



散歩した公園の、毎秋きれいに色付く紅葉が、今年もきれいに染まってゐた。



私は来年も、また逢ふのだ。









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