迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

記憶の色は甘辛く。

2022-12-06 19:50:00 | 浮世見聞記
都内忘所の“主流”ではない自販機で、普段ほとんど見かけない忘社製“ミルクセーキ”を見かけて、試しにと100圓玉を投入す。



お味は予想以上でもなければ、以下でもなし。

昔はそれが普通だった、アマイアマイお味。


近頃は“昔懐かしい”だの、“復刻”と銘打ったものに、すっかり涙腺が緩むやうになった。

子どもの頃、それに接した記憶(おぼえ)もないくせに。


……ワシも、トシを取ったと云ふことかなう。

いや、認めぬ。






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