迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

趣向の立合。

2017-03-05 21:15:52 | 浮世見聞記
川崎市教育文化会館ホールにて、「かわさき市民芸術祭」の邦楽・日舞部門を観る。

参加した市内各区の文化協会が、それぞれに趣向を凝らして唄や踊りを披露し、バラエティーに富む楽しい舞台となった。


婚礼の場の余興に列席者たちが、「さんさ時雨」「門出酒」「因幡大黒舞」と、代わる代わる出てきて披露する演出を行った宮前区文化協会はアイデア賞もの、また高津区文化協会の津軽三味線合奏では、その音色にふと師匠の「王女メディア」を思ひ出した。


伝統芸能も、工夫次第でいくらでも面白く、楽しく魅せることができる―

自身の演し物を“デザイン”する上で、大いに参考となった。
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