迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

公衆電話、4分の1程度に削減へ…「市街地」では1キロ・メートル四方に1台

2021-04-06 09:30:00 | 浮世見聞記



確かに、携帯端末の所持率は上がってゐる。

私もスマホを所有する一人であり、“ちょっとした”調べ物の時などは重寶してゐる。

ただし、“ちゃんとした”調べ物の時は、紙の資料をあたる。



私の愛藏書に、中公新書の「赤電話・青電話」(昭和四十年刊)がある。

公衆電話の仕組みや意義を細やかに、かつ解りやすく説ひたこの名著によって、私は騒音下での通話の際は片耳を塞ぐのではなく、口許──の通話口──を片手で覆ったはうがよく聞こえることを識った。


利用されない物でも整備費用はかかることを考へたら、公衆電話の設置臺數が減らされることは「時代の流れ」と云ふしかないだらう。

ただ、近年では東日本大震災の時がさうであったやうに、災害時にまずダメになるのが電波通信機器であることは、よく肝に銘じておくべきだ。



確かに、携帯端末の所持率は上がってゐる。

が、その數字は「電話機」としてのそれより、



「ゲーム機」としてのそれである氣がする……。








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