迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊―甲州道中41の2 金沢宿

2012-12-03 08:48:19 | 旧甲州道中
重修一里塚から30分ほど行ったところで丘を下って国道20号線の現道に合流、右手の向こうに中央本線の「すずらんの里駅」を見ながら神戸地区を通り、神戸582あたりで左へ分かれる上り坂が旧道。

坂を上りきったあたりの木立のなかには、江戸から48里目、甲州道中に現存する一里塚としては最後となる「御射山神戸一里塚」が、東西そろってきれいな姿で残されています(上段写真)。


地元の人々の生活道路となっているこのあたりの旧道は、青柳地区で国道20号線に再び合流すると、まもなく金沢宿へと入ります。



本陣跡は石碑があるのみ、僅かにのこる旧い家屋が、旧宿場であることをかろうじて伝えているありさま。

旧宿場のはずれあたりに、珍しい形をした常夜灯があるのを、面白く思いました。




次の上諏訪宿までの道のりは3里14町、再び約12㌔の長距離です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニッポン徘徊―甲州道中41の... | トップ | ニッポン徘徊―甲州道中42の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。