迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

さがすてだて。

2016-10-01 23:52:44 | 浮世見聞記
新橋古本まつりの最終日を覗いてみる。


今回は出店数がいつもより少ないなぁ、と感じながらのんびり巡ってゐたら、かなり前から何となく探してゐた島田一男の「鉄道公安官」を、@で見つける。

シリーズの続編はすでに読んでゐるが、ズバリ「鉄道公安官」とタイトルがつひたこの第一作を、私はどうしても読んでみたかった。

列車旅行中の車内で読んだら、雰囲気が出て面白いだらうか。


なんであれ、諦めずにのんびりと構へてゐることの大事さを、実感する。




かつて、故・石立鉄男さん主演のTVドラマに、「鉄道公安官」といふのがあった。

わたしが大阪で暮らしてゐた時代、関西ローカル局で昼間に再放送されており、いまとなっては懐かしい“国鉄”時代の鉄道風景が見られるので、毎回楽しみにしてゐたものだ。

しかし、これは島田一男の同名小説が原作ではなく、たまたまタイトルが一緒の、別ものである。



―鉄道が、まだまだ“夢”を運ぶ乗り物であった頃の、ものがたりだ。
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