東京国立博物館・平成館で開催されている、「皇室の名宝-日本美の華」展を見ました。
今月12日より始まった2期は、正倉院の宝物を始め、小野道風や藤原行成など名筆家たちの遺墨、そして数々の絵巻物などの現物を一堂に会したかなり豪華な内容で、これまで図版を通してのみでしか接することのできなかった「聖徳太子像」や「蒙古襲来絵詞」、そして「天子摂関御影」などを目にした時は、これがそうなのか…!と、充実感いっぱいの幸せな気分に。
そして順路のラストに展示された狩野派のやまと絵の数々には、ただただ溜め息。
今回もっとも印象的だったのは、正倉院宝物中の、「花氈」と名付られた山羊毛製のフェルト状絨毯。
最良の状態であるばかりでなく、花をイメージしたモダンなデザインは、8世紀奈良時代の物との紹介がなければ、それとは判らないほどに現代的な雰囲気をまとった美品でした。
こういう時、「DNAは、人間の過去と現在とを確かに繋いでいる」ということを実感します。
今月12日より始まった2期は、正倉院の宝物を始め、小野道風や藤原行成など名筆家たちの遺墨、そして数々の絵巻物などの現物を一堂に会したかなり豪華な内容で、これまで図版を通してのみでしか接することのできなかった「聖徳太子像」や「蒙古襲来絵詞」、そして「天子摂関御影」などを目にした時は、これがそうなのか…!と、充実感いっぱいの幸せな気分に。
そして順路のラストに展示された狩野派のやまと絵の数々には、ただただ溜め息。
今回もっとも印象的だったのは、正倉院宝物中の、「花氈」と名付られた山羊毛製のフェルト状絨毯。
最良の状態であるばかりでなく、花をイメージしたモダンなデザインは、8世紀奈良時代の物との紹介がなければ、それとは判らないほどに現代的な雰囲気をまとった美品でした。
こういう時、「DNAは、人間の過去と現在とを確かに繋いでいる」ということを実感します。