「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        困った防衛省の幹部たち

2007-11-04 05:14:44 | Weblog
昨日秋の叙勲者4,061人の名前が発表になった。めでたい話である。なのに
田村英昭・元参院議員は「旭日重光」の受賞を辞退している。理由は不明だ
が、2日の「産経新聞」の一面トップは田村氏が航空自衛隊幹部学校長時代
に、あの「山田洋行」から10数回もテニスの丸抱え接待を受けていた、と報じ
ている。田村氏は防衛庁の制服組で代将、昔の軍隊の位でいえば、将官で
ある。

放浪の画家、山下清画伯は"偉さ”の喩えに”兵隊の位でいえば”を連発して
いた。もちろん、最高の位は大将である。田村氏はいわば、この大将である。
大将も落ちたものである。

「テロ対策特別措置法」の失効で、インド洋上での海上自衛隊の給油活動は
停止され、二隻の艦船は日本に向け撤退中。野党民主党の反対で、今後ど
うなるのか先のメドはついていない。6年間の給油活動で、700億円の税金が
使われている。このまま中止されれば、中途半端。折角のこれまでの努力も水
の泡である。湾岸戦争の時もそうだ。1,400億円という巨費を投じながら、国際
社会から評価されなかった。

常識はずれのゴルフやカケ麻雀、テニスの接待に興じている人たちが防衛省
の幹部では、金銭感覚もずれているに違いない。国の防衛予算がいくらあっ
てもたりない。給油活動停止にかわる代案として、パキスタンに300億円の円
借款供与の話も出ている。その矢先、パキスタンで非常事態が宣言された。
税金の無駄使いは止めてほしい。