きのう夫婦で品川の”荒神さま”へお参りにでかけた。”荒神さま”は旧東海道
品川宿のはずれにある海雲寺という古刹だが、江戸っ子には”荒神さま”の名
で通っている。海雲寺の千体観音は、昔から”竈(かまど)”の神様として江戸
っ子の信仰を集め、3月、11月の27日、28日が大祭である。
わが家でも僕が物心ついた70年以上前から春秋2回必ず参詣している。自宅
の神棚に安置してある木製の”お社(おやしろ)"をお寺に持参、おたきあげ(護
摩)をして貰うしきたりだ。東京の旧家には参詣のあと頂いた"火の用心”のお
札(ふだ)が台所に張ってある。一方”荒神さん”には”竈をおこす”という縁起
もあって商家にも人気がある。境内ではその縁起物の”お釜おこし”が売られて
いる(1個300円)。このお菓子はここでしか売られていないそうだ。
”荒神さま”かいわいは江戸の名残が残っている。近くの海照山品川寺(ほんせ
んじ)門前には江戸地蔵第一番のお地蔵さん(1708年創建)が露座されておら
られる。もちろん「東海道膝栗毛」の時代にも鎮座されていた。お寺には国の重
要文化財に指定されている大梵鐘もある。この大梵鐘は幕末期、何者かに持ち
去られ、ヨーロッパを60年遍歴したあとスイスの美術館の好意で返還された数奇
の運命を持っている。境内には樹齢300年の大銀杏があり、その脇には戦争の
犠牲になった軍馬、軍犬、軍鳩(伝書鳩)の慰霊碑もある。
変容を続ける東京にもまだこんなところが残っている。
品川宿のはずれにある海雲寺という古刹だが、江戸っ子には”荒神さま”の名
で通っている。海雲寺の千体観音は、昔から”竈(かまど)”の神様として江戸
っ子の信仰を集め、3月、11月の27日、28日が大祭である。
わが家でも僕が物心ついた70年以上前から春秋2回必ず参詣している。自宅
の神棚に安置してある木製の”お社(おやしろ)"をお寺に持参、おたきあげ(護
摩)をして貰うしきたりだ。東京の旧家には参詣のあと頂いた"火の用心”のお
札(ふだ)が台所に張ってある。一方”荒神さん”には”竈をおこす”という縁起
もあって商家にも人気がある。境内ではその縁起物の”お釜おこし”が売られて
いる(1個300円)。このお菓子はここでしか売られていないそうだ。
”荒神さま”かいわいは江戸の名残が残っている。近くの海照山品川寺(ほんせ
んじ)門前には江戸地蔵第一番のお地蔵さん(1708年創建)が露座されておら
られる。もちろん「東海道膝栗毛」の時代にも鎮座されていた。お寺には国の重
要文化財に指定されている大梵鐘もある。この大梵鐘は幕末期、何者かに持ち
去られ、ヨーロッパを60年遍歴したあとスイスの美術館の好意で返還された数奇
の運命を持っている。境内には樹齢300年の大銀杏があり、その脇には戦争の
犠牲になった軍馬、軍犬、軍鳩(伝書鳩)の慰霊碑もある。
変容を続ける東京にもまだこんなところが残っている。