「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           小沢一郎氏の中押し負け

2007-11-06 05:00:37 | Weblog
昔から政界には囲碁好きが多い。政治に一脈通じるものがあるのかもしれない。
小沢一郎・民主党代表(まだ)もその一人だそうだが、今回の一連の自民党との
”茶番劇”のドタバタは、囲碁に例えれば、代表の筋の読み違いで中押負けであ
る。石(代表)を途中で投げるのは当然だ。再び、石を拾っても勝ち目はない。

小沢代表は福田総理と第1回の話し合い直前の先月28日、自民党の与謝野馨
前官房長官と公開で囲碁の対局をしている。与謝野氏はアマ七段、政界きって
の碁打ち。一方の小沢氏はプロの指導を受けているが、初段程度の腕前という。 
所詮、小沢氏に勝ち目はないのだが、結果は小沢氏の15目半勝ち。対局後与
謝野氏は”小沢さんの囲碁は変わった”と勝利を讃えたという。

まさか、この勝利で気をよくしたとは思えないが、小沢氏は二度にわたって福田総
理と”大連立”について話し合い、結果は自ら代表を辞任した。与謝野氏は囲碁に
ついては小沢氏の指導格だといわれているが、彼の囲碁観は”部分にとらわれず
大局を見る”ことだという。その点でいえば、小沢氏の今回の動きは”部分”にとら
われすぎたようだ。部分とは自衛隊の海外派遣の原則論だ。自分が代表している
党の現状など大局を見失っていた。

与謝野氏の小沢氏との対局での15目半という負けは、普通なら中押し負け、途中
で石を投げる碁だが、与謝野氏は最後まで戦った。小沢氏は早々と中押し負けと判
断し投了した。両氏の性格の違いかも知れない。小沢氏は辞任を撤回することはな
いと思うが、あっても勝ち目はない。