「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          一万円のお伊勢参り

2007-11-21 19:38:00 | Weblog
「伊勢へ1泊2食付!!グルメ食べ放題!!2日間1万円」という新聞広告につ
られ夫婦2人で、きょう22日から伊勢旅行に旅立つ。1万円といっても2名
で1室の部屋をとれば、1人2,500円の追加料金が必要。だから夫婦で合
計25,000円を旅行社に振り込んだ。それでも東京からバスで伊勢へ行き
志摩のホテルに泊まって、グルメを食べ放題、朝食を食べて帰途は伊勢
湾をクルーズして伊良子港からバスで再び東京へ帰る内容である。1人
あたりにすれば12500円、まあまあリーゾナブルといえよう。

昭和17年10月、僕は東京の国民学校6年だったが「参宮旅行」で伊勢へ
行っている。東京の小学校は戦争のため、すでに修学旅行は中止になっ
ていたが、この年は緒戦の勝利で、政府がとくに銃後の小国民に「参宮
旅行」という名前でプレゼントされた。65年も前のこと、僕の伊勢参りの記
憶は、夜行列車と同宿した旅館で他校の生徒と枕の投げ合いぐらいしか
ない。その後、現役時代に2回仕事ででかけているが、老妻は今回が初
めてのお伊勢参りだ。

"おかげ詣で”の昔から、お伊勢参りは全国津々浦々、一生に一度は参拝
すべしとまでいわれていた。日本人の心の故郷だったが、戦後はなぜか敬
遠気味で、参拝する人も減ってきた。東京の小学校では、もはや修学旅行の
コースではなくなった。学校で天照大神を教えない時代である。

        不審尋問をしないお巡りさん

2007-11-21 05:24:30 | Weblog
早朝6時18分、ラジオ体操に参加すため家を出ると、路上にうずくまる形で若
い男が寝ている。隣の息子が夜遊びして締め出されたのかと思い、そのまま
体操へ行き、帰ったがまだ寝ている。不審なので、老妻に確認させたところ隣
の子供ではないという。一昨日朝も隣の駐車場の車の下に見慣れないダンボ
ール紙が置いてあったばかりである。

僕の住んでいるあたりは住宅街で、昔からの住民も多く防犯意識が高い。早
速、駅前の交番にこのことを届けたが、お巡りさんは通り一遍に僕の話を聞く
だけ。最近のお巡りさんはこんなものかと、若干がっかりして散歩にでた。と
ころが、早朝みかけた男が、ふらふらと歩いている。一度通りすぎて、さらに
確認をとるため引き帰したが、まさしく件の男だ。僕は再び、交番へ行き、さっ
きのお巡りさんに告げたが、なんの反応もない。

新聞には"不審尋問”で犯人を逮捕、という記事がよく載っている。不審な男と
は、どんな人物なのか?他人の玄関先に野宿して、朝から町をうろつきまわる
男は僕には"不審な人物”に見えるのだがー。すくなくとも僕と一緒に現場まで
行ってくれるものと期待していたが、がっかりを通り越しビックリした。

わが国の警察の検挙率は世界に冠たるものだったが、最近は低下している。
その原因の一つは、近隣住民の防犯意識の低下をあげ、重要犯人の逮捕に懸
賞金までかけている。僕は懸賞金欲しさに交番へ届出したのではない。またまた
昔の話で恐縮だが、かっては歌にもあった"パトロール”制度はどこへ行ったの
だろうかー。