昨年の大晦日の「紅白歌合戦」の視聴率(関東地区)が史上ワースト2位だった。
ビデオ・リサーチ社の調査によると、第2部の視聴率は39・5%で、2004年につぐ
低さ。僕はもっと低いかと予想していただけに、むしろ意外な感じさえした。それ
ほど、ここ数年の「紅白}は魅力がない。
僕が地方の民放に勤務していた昭和40年代は「紅白」は、まだまだ大晦日の"国
民的行事”といわれるぐらい人気があった。昭和38年の第14回大会には81・3%
と、民放からみれば信じられない"化け物”番組だった。この「紅白」の視聴率が低
迷しだしたのは、いつ頃からだろうかー。わが家では最近は”あたま”の部分だけ
みてすぐチャンネルを切り替える。娘夫婦の家でも同じである。
原因はいろいろあるだろうが、最大なのは"演出過剰”である。やはり歌番組は歌
番組である。それに大晦日の番組なのだから、やはり視聴者には、その一年をふ
りかえり、ひいては、過去の”こしかた”を振り返りたい気持ちもある。どうも最近は
その感情を考慮していない気がするのだが。
昨年の「紅白」出場者のメンバー表を見てみよう。「白」組にはなんとローマ字表期
の出演者が6組、カタカナが4組、同じく「紅」組も6組、2組と”国籍不明”が多い。こ
れだけでも、僕ら老人には抵抗がある。
NHKは民放ではない。視聴率で商売しているのではない。やはり大晦日の番組は
かってのように家族全員が楽しめる番組をつくって欲しい。番組制作の原点に戻る
べきである。
ビデオ・リサーチ社の調査によると、第2部の視聴率は39・5%で、2004年につぐ
低さ。僕はもっと低いかと予想していただけに、むしろ意外な感じさえした。それ
ほど、ここ数年の「紅白}は魅力がない。
僕が地方の民放に勤務していた昭和40年代は「紅白」は、まだまだ大晦日の"国
民的行事”といわれるぐらい人気があった。昭和38年の第14回大会には81・3%
と、民放からみれば信じられない"化け物”番組だった。この「紅白」の視聴率が低
迷しだしたのは、いつ頃からだろうかー。わが家では最近は”あたま”の部分だけ
みてすぐチャンネルを切り替える。娘夫婦の家でも同じである。
原因はいろいろあるだろうが、最大なのは"演出過剰”である。やはり歌番組は歌
番組である。それに大晦日の番組なのだから、やはり視聴者には、その一年をふ
りかえり、ひいては、過去の”こしかた”を振り返りたい気持ちもある。どうも最近は
その感情を考慮していない気がするのだが。
昨年の「紅白」出場者のメンバー表を見てみよう。「白」組にはなんとローマ字表期
の出演者が6組、カタカナが4組、同じく「紅」組も6組、2組と”国籍不明”が多い。こ
れだけでも、僕ら老人には抵抗がある。
NHKは民放ではない。視聴率で商売しているのではない。やはり大晦日の番組は
かってのように家族全員が楽しめる番組をつくって欲しい。番組制作の原点に戻る
べきである。