「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       昭和30年、40年代生れの政治家

2008-01-30 07:22:45 | Weblog
先日、衆院予算委員会の模様をテレビの中継でみた。与野党から8人が質疑に立
ったが、戦前生れは自民党の園田博之氏(昭和17年)だけで、あとの7人は戦後生
まれ。国民新党の糸川正晃氏と民主党の細野剛志氏はともにまだ30歳代、これに
対して答弁の福田康夫総理は71歳、年齢差は親子ほどだ。質疑を聞いていて、僕
は政策論以前の世代ギャップを読み取った。

大阪府知事に当選した橋下徹氏も38歳、全国一若い知事。宮崎県の東国原英夫知
事も30歳代ではないが、昭和30年代の生れである。二人ともタレント出身で知名度
は高かったが、当選したのはそれだけではないようだ。やはり有権者には、中央政治
家の相も変らぬドタバタへの抵抗もあったのではなかろうかー。

民主党の代表代行の菅直人氏と鳩山由紀夫幹事長は戦後生まれといっても団塊前
期の昭和21,22年生れの同学年,小沢一郎代表は戦前の17年生れ。三人とも60歳代。
一般社会では定年を迎えている。日本の人口構成をみると、すでに戦後生まれが六
割を越えている。

橋下大阪府知事が福田総理を表敬訪問したのをテレビで見たが、福田総理が冗談に
知事のパーフォーマンスの自然体を誉めていたが、福田氏にしても小沢代表にしても、
旧態依然の政治家だ。自分たちだけの世界だけで、国民への訴求に欠けている。一
方通行なのだ。真剣に若い世代の"パーフォーマンス"を学ばないと、次の選挙で苦杯
をなめますよ。