前述の講演会で、大学の先生の講演の内容に”PWSの人とのコミュニケーション”という話があった。
今、手元に資料ないんだけど”冷静に、シンプルにわかりやすく”的な
まぁ、PWSだけじゃなく 他の発達障害の人にも(っていうか一般的な子育てでも)有効そうなことが並んでいて
(って、それが結構実践するのは難しいんだけどね。)
その他に”まず受けとめてあげましょう。”という言葉が 心に残った。
で、その講演の後、オットとバンビとグラウンドゴルフに行った時のこと。
4コース中3コース回ったところで閉園時間が近づいてきたので、もう終わりにしようってなったんだよね。
でも、バンビが「4コースも行こうよ。」と言い出して
それを聞いたオットは「もう時間ないからダメ。」と...。
ダメと言われたバンビはむきになって「できるよ。行こう。」としつこく主張し
オットは「何言ってるんだ。回れるわけない。」と怒りモードへ。
そこで私は 先生の言葉を思い出す。
「そうだね、バンビ。せっかく来たんだから4コース全部やりたかったよね。
でも、もう閉園時間だから バンビが帰らないと、係の人が後片付けできなくて困っちゃうと思うよ。」
するとバンビも「でも、やりたかったんだよ。」とトーンダウン。
この時点で まだ10分弱あったので、私は妥協案を示す。
「それじゃ、1ホールだけにする? それで終わらせられるなら1人でやってきていいよ。」
「うん! じゃあ、急いで行ってくる!」
で、その1ホール調子よく上がれて、バンビは機嫌良く戻ってきた。
もし、あそこで私も一緒になって「ほら、時間ないから帰るわよ。」と言っていたら
バンビはグダグダ言って泣くか、こっちもイライラしてキレるか になっていただろうな、たぶん。
頭から否定しないで、一度想いを”受けとめて”あげる。
でも、それは何でもかんでも”受け入れる”こととは違う。
気持ちは受けとめてあげたとしても、ダメなことはダメだからね。
で、こちらに譲歩の余地があるなら それを提案してみて
もし可能なら結論はバンビに選ばせる。
自分で決めたことには従いやすいから。
それでスムーズに事が運ぶなら 譲歩はバンビのためだけじゃなく私自身のため。
大事なのは常に機嫌よく過ごせること。
心の安定が いろんなことに大きく影響するから。
しつこいようだけど、だからと言って、何でも受け入れて甘やかすということとは違う。
ただ同じ”できない”でも、最初から”ダメ、できない。”じゃなく
”今日はできないけど、明日なら”とか、”ここまでならできるけど、それでおしまい”とかに持っていく。
譲歩の余地がない時は仕方ないけど、それでもまず気持ちを受けとめてあげる それだけで大きく違う。
これは駆け引きだから、親も頭使うし、時には時間もかかるし、面倒くさく思うこともある。
でもそうやって少しだけ丁寧に接することで
本人も我慢を覚えたり、自分の主張をどうすれば受け入れてもらえるかを理解したりして成長していくんだと思う。
こういう対応はある程度慣れで、習慣になってくればそんなに苦にならない。(はず)
わかってても実際なかなかそんな余裕ないわ、難しいよ って声が聞こえてきそう?
その気持ちは もちろん私も同じだからわかる。
でも、それでもちょっと意識していくだけでもきっと違うと思うんだよね。
ちなみにバンビは正確には4コース目は1ホールだけだった(残り8ホールあった)にも関わらず
「全部できた、良かったー。」と言っていた。
その一方で「もっと早く来れば、全部回れたかなぁ。僕がもっと宿題早く終わらせれば良かったんだね。」とも言っていた。
ちゃんと、わかってるんだよね。
心の満足は こんなにも大事なんだなぁ と思ってしまう。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
今、手元に資料ないんだけど”冷静に、シンプルにわかりやすく”的な
まぁ、PWSだけじゃなく 他の発達障害の人にも(っていうか一般的な子育てでも)有効そうなことが並んでいて
(って、それが結構実践するのは難しいんだけどね。)
その他に”まず受けとめてあげましょう。”という言葉が 心に残った。
で、その講演の後、オットとバンビとグラウンドゴルフに行った時のこと。
4コース中3コース回ったところで閉園時間が近づいてきたので、もう終わりにしようってなったんだよね。
でも、バンビが「4コースも行こうよ。」と言い出して
それを聞いたオットは「もう時間ないからダメ。」と...。
ダメと言われたバンビはむきになって「できるよ。行こう。」としつこく主張し
オットは「何言ってるんだ。回れるわけない。」と怒りモードへ。
そこで私は 先生の言葉を思い出す。
「そうだね、バンビ。せっかく来たんだから4コース全部やりたかったよね。
でも、もう閉園時間だから バンビが帰らないと、係の人が後片付けできなくて困っちゃうと思うよ。」
するとバンビも「でも、やりたかったんだよ。」とトーンダウン。
この時点で まだ10分弱あったので、私は妥協案を示す。
「それじゃ、1ホールだけにする? それで終わらせられるなら1人でやってきていいよ。」
「うん! じゃあ、急いで行ってくる!」
で、その1ホール調子よく上がれて、バンビは機嫌良く戻ってきた。
もし、あそこで私も一緒になって「ほら、時間ないから帰るわよ。」と言っていたら
バンビはグダグダ言って泣くか、こっちもイライラしてキレるか になっていただろうな、たぶん。
頭から否定しないで、一度想いを”受けとめて”あげる。
でも、それは何でもかんでも”受け入れる”こととは違う。
気持ちは受けとめてあげたとしても、ダメなことはダメだからね。
で、こちらに譲歩の余地があるなら それを提案してみて
もし可能なら結論はバンビに選ばせる。
自分で決めたことには従いやすいから。
それでスムーズに事が運ぶなら 譲歩はバンビのためだけじゃなく私自身のため。
大事なのは常に機嫌よく過ごせること。
心の安定が いろんなことに大きく影響するから。
しつこいようだけど、だからと言って、何でも受け入れて甘やかすということとは違う。
ただ同じ”できない”でも、最初から”ダメ、できない。”じゃなく
”今日はできないけど、明日なら”とか、”ここまでならできるけど、それでおしまい”とかに持っていく。
譲歩の余地がない時は仕方ないけど、それでもまず気持ちを受けとめてあげる それだけで大きく違う。
これは駆け引きだから、親も頭使うし、時には時間もかかるし、面倒くさく思うこともある。
でもそうやって少しだけ丁寧に接することで
本人も我慢を覚えたり、自分の主張をどうすれば受け入れてもらえるかを理解したりして成長していくんだと思う。
こういう対応はある程度慣れで、習慣になってくればそんなに苦にならない。(はず)
わかってても実際なかなかそんな余裕ないわ、難しいよ って声が聞こえてきそう?
その気持ちは もちろん私も同じだからわかる。
でも、それでもちょっと意識していくだけでもきっと違うと思うんだよね。
ちなみにバンビは正確には4コース目は1ホールだけだった(残り8ホールあった)にも関わらず
「全部できた、良かったー。」と言っていた。
その一方で「もっと早く来れば、全部回れたかなぁ。僕がもっと宿題早く終わらせれば良かったんだね。」とも言っていた。
ちゃんと、わかってるんだよね。
心の満足は こんなにも大事なんだなぁ と思ってしまう。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com