バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ハイチュウ2個

2014年08月29日 | 日々の出来事
その日私は仕事で、バンビは移動支援サービスを利用し、ヘルパーさんと図書館に出かけていた。
私の方が30分程後から帰宅したんだけど、見るとテーブルの上にハイチュウ(ソフトキャンディ)が置いてある。
バンビに聞くと、ヘルパーさんが買ってくれたとのこと。

カロリーを制限する必要があることは、ケアマネジャーさんを通じてヘルパーさんにも伝わっていて
いつもちゃんと配慮してくれてるのに、何だろう? と思ったら
連絡帳にメモが挟まっていて
「退院おめでとうございます。ハイチュウは退院祝いです。
 2個だけ食べて って言ってありますが...」と書いてあった。

甘いものを買い与えるなんて って考え方もある。
(実際、ヘルパーさんが利用者にものを買い与えるのは 厳密にはよくないことなんじゃないかと思われる。)
正直言って、私としてもそういう気持ちが全く0ではない。

でも、それより そういう風によその人がバンビを可愛がって、好意を示してくれることが素直にありがたい。
支援してくれる人にかわいいと思ってもらえるように育ってくれてるバンビを嬉しく思う。
人に好かれる って、こういう支援を受けて生きていく子達にとってはほんとに大事な要素だよね。

ヘルパーさんは「これなら大丈夫かな? でも2個だけね。」って言ってたらしい。
バンビのことを理解してくれた上で、好意的な支援をしてくれる
私にとっても、バンビにとっても「味方」でいてくれる人が ここにいるんだと思うと心強い。


そして、テーブルの上のハイチュウはほんとに2個だけ食べてあった。
他の人の言いつけを守れたこと、我慢できたこと。
それも私には 嬉しい驚きだった。

残りのハイチュウは、朝晩の苦い薬を飲んだ後に、1つずつ大事に食べているバンビ。
何気ないことだけど、何かほろっとさせられた出来事。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする