バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

薬の服用を始めました

2021年10月30日 | 福祉・医療・療育関係
 バンビは ここ3ヶ月で身長が+0.5㎝なのに、体重がなんと+3.6㎏‼

まぁ、過食らしき兆候が見え始めていたので → 初めての鍵
そうなるだろうな とは思っていた...
何しろ見た目に お腹やらお尻やらがパンパンになってて
衣替えした制服の冬ズボンがきつくて ギリ入るくらいの状況だったし。

で、それも困るけど もっと困るのは彼のイライラ・強い不安感
奇行ともいうべき行動の問題。

ちょっとした失敗を 「バカだった...」と言って
自分の手で頭をバンバン叩いてみたり
そうかと思うと「〇〇が悪いんだ」「〇〇のせいだ」と
私や友達の名前を挙げて 責めて見たり。
(この”人のせい=自分は悪くない”も プラダあるある のようだけど...) 

カラスの鳴き声に 「馬鹿にして鳴いてる」と苛立ったり
夜の救急車のサイレンの音がうるさくて眠れないと言ってみたり。

あとは 「僕は結婚したらどこに住めばいいの?」
「お父さんもお母さんもいなくなったら 猫はどうすればいいの?」とか
そういう質問を 何度も何度も繰り返し聞いてきたりすることも多くなった。


もう何て言うか 精神障害的な言動が多くなってきていて
私も手を焼いていたし
学校でも 友達とのトラブルがあったりしたし

と言うのは バンビが何か気になって、イライラして友達に暴言を吐き
反撃されてやられる というカンジで
おなかにつねられた青あざができていたことが数回あって。
(それぞれ違う相手だった)

どうも更衣室で先生の見ていない時
そして狭いスペースでの接触というカンジのようなので
その時は 先生に相談して、着替えるのをバンビだけ更衣室ではなく
重度重複クラスの教室(人数が少ないのでスペースに余裕がある)で
させてもらうようにしたんだけどね。

環境を整備してバンビへの刺激を少なくする という対応を取っても
まぁそれだけでは限界もあるので
3ヶ月に一度の精神科の受診の時に Dr.に相談したら
やっぱり ”薬の服用がいいのではー” と言う話になった。

例えば 将来のことに不安を抱くこと自体は 健全な不安だから問題ないけど
その現れ方が 少し度が過ぎている状態だ という言い方をしていたかな。


向精神薬の使用には 抵抗のある人も多いと思うんだよね。
つまり、副作用の問題とか
一度飲んだらどんどん量が増えてやめられなくなるんじゃないか とか...

でも、専門家の管理の下で服用する分には
私はそんなに頭から否定する気はなくて
何より 本人がつらそうだから、それを少し軽減してやれるなら
お薬を試してみるのも悪くないかな と思った。

バンビ自身にも話はして
イライラを薬で鎮めること自体にはそんなに抵抗がないみたいだったけど
苦い薬、粉薬は完全拒否なので それだけはやめてくれ というカンジだった。

最初は 漢方の抑肝散あたりがいいかも と考えていたのだけど
散薬(粉末)しかないという話で
(市販薬ではあるんだけどね)
では エビリファイ3mg を試してみましょう ということになった。
PWSで服用している人は 他にもたくさんいるらしい。

副作用として 眠気が伴うことがあるので夜服用することにした。
他にも血糖値や体重に変化が伴うことがあるらしい。
(痩せる分にはいいけど、太ったら困るなぁ...)

で、服用し始めて1週間以上過ぎたけど
精神的には 少し落ち着いてきたような気がする。
眠気については 服用前から授業中の居眠りなどはあったので
薬のせいなのかどうなのかはわからないけど...

まぁ私としては 何より本人がつらそうでないならそれだけでも助かる
というカンジかな。
1か月様子を見て、私だけ精神科を受診。
今後の対応を相談していく予定。
良い方に向かってくれるといいのだけどね。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

学校での怪我

2021年10月30日 | 日々の出来事
もう ちょっと前の話だけど
急に職場に バンビの学校から電話がかかってきて超びっくりした。

どうやら学校で頭を打って、若干切れて出血もあるらしいとのこと。

私は学童保育でパートしていて、基本 仕事中はスマホには出られない。
緊急時のために スマートウォッチを着けてはいるんだけど
その日は同期が取れていなかったらしく 着信にまったく気づかず...
スマホを見たら 何度も着信やら、留守電やら
挙句 バンビのスマホからメールまで送られてきていた。

それでも私と連絡が取れないので、先生方も相当困ったのだろう。
よく考えたら今の職場で働き始めたのは7月からで
連絡先は学校には伝えていなかった。

で、オットにも電話があって
「今から30分で保険証持って病院に迎えに来てくれ」と言われたらしいんだけど
勤務地から考えて物理的に無理です となり
それで先生が バンビの言から私の職場を探して外線で連絡してきた
というわけね。

私は バンビが何かやらかしたのか と一瞬思ったのだけど
どうやら 家庭科室のいちばん後ろに座っていて
授業が終わって立ち上がった時に
変電ボックスの角に頭をぶつけた という話で
バンビは何も悪くなく ただ運が悪かったというカンジ。

まぁ、普通なら ここ危ないなと思って自分で用心するかもしれないけど
そこは何せ 特別支援学校の中だからねぇ...
なんでそんなとこに座らせるのか
スペース的にどうしても無理ならリスクヘッジして
角に何かカバーしておくとかすればいいわけだから
それを怠っていたのは 学校側の対応の不備だよね。

まぁそれはともかく
出血はわずかだけど、頭頂部への打撃なので念のためCTを撮ったらしい。
見た目にダメージ無くても 脳の内部に損傷がある可能性も0ではないので
数日1人にさせず 登下校には付き添いが必要という話。

結局 当日は病院から家まで担任の先生が着いてくれて
仕事を早退した私が引継ぎ。

翌日は 朝は私が付き添って登校。
帰りは 私は仕事なので、ヘルパーさんにお願いして着いてもらった。

いやー 今回はそういう対応ができたからいいけど
こういうの急に来ても ほんとバタバタして大変...

ちなみに、うちのオットは バンビのこと(というか家のこと)は
すべて私に任せきりだから
バンビの保険証がどこにあるかも ぜんぜん知らないし
母がダメなら父に連絡 ってなっても、まったく意味がないんだよね...
日頃から少し仕込んでおかないとダメだなぁ と改めて思った次第。

で、バンビの怪我自体は 大したことなさそうで一安心。
まぁ 頭の怪我なので1ヶ月くらいは様子見ておかないといけないそうだけど。
スポーツ振興保険(学校でケガをした時の保険)のお世話になるの
これで何度目だろう...

ほんと卒業後の保険のことも考えておかないといけないなぁ...。



メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com