バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

強迫性障害

2016年02月09日 | 問題行動
バンビは いまのところ過食については問題がないんだけど
PWSの問題行動の1つと言われる「こだわり」は 少しずつ強くなっている気がする。

 例えば、汚れたり濡れることをイヤがる。
この潔癖症的な傾向は感覚統合の触覚過敏から来ているようで、成長と共にだいぶ緩やかにはなってきてると思うけど。
それでも 明らかに拒否したり、必要以上に反応して騒いだり。
時にやっかいなこだわりの1つ。

 それから、順番というか手順のこだわり。
具体的にうまく言えないんだけど、例えば「Bをやりなさい。」って指示されても
BはAをやってからやるんだ って自分で決めている場合があって。
でも状況によって 今はAをやらなくていいから、Bをやって ってこともわるわけで
それが素直にというか、臨機応変に対応できない みたいなカンジ。

 あと、きちんとしている、完全であることへのこだわり。
一度書いた字を ”あ、ヘンだ”と思って書き直したりも多いんだけど
でも、書き直す前と後とでぜんぜん変わってなかったりする。


特にこの2つのこだわりは 無駄に時間をくうんだよね。
ただでさえ、手先が不器用で何をするにつけ時間がかかるのに、いらない手順踏んだり、やり直したりで...。

これが今 本当に私の悩みの種。
オットとバンビの衝突も この”時間がかかること”へのイライラから始まることが多い。


無駄に高いプライドから 失敗したくない、恥ずかしい思いをしたくないっていう
間違ったり失敗したりすることを恐れる気持ちになるんだろうか。
何につけ不安感が強くて 順番どおりやることで安心を得ようをするんだろうか。



こういうの どうやら「強迫性障害(Obsessive–compulsive disorder;OCD)」というらしい。

汚れが気になって手が荒れるくらい何度も手洗いを繰返してしまう とか
鍵をかけたか気になって何度も確認してしまう とか
順番や左右対称にこだわってそのとおりじゃないとやり直してしまう とか etc

もちろん、こういう傾向は大なり小なり誰にでもあったりするけど
それが度を過ぎて というか、生活に支障が出る程になったりしたら病気とか障害とかになるんだろうね。

「強迫性障害」は、セロトニンという脳内の神経伝達物質に何等かの異常があって
情報のコントロールがうまくできない状態に陥っているがためだと考えられているんだとか。
プラダーウィリー症候群もこのセロトニン系の異常と何か関係があるのかも。

よくPWSの収集癖も耳にすることがあるけど、これも強迫性障害の症状の1つなんだろうな。


「強迫性障害」について、詳しくは こちらをご参照
 →強迫性障害(OCD)教室
 →「小さなことが気になるあなたへ(OCDネット)」


バンビのことでちょっと思い悩んで、一度近所の精神科に電話してみたことがあるんだけど
「元々の障害に起因する場合は、ちょっと自信がありません。」と体よく断られてしまった...。

まぁ、病院にかかっても投薬か、認知行動療法か のどちらかしかないらしいけど。
薬はやっぱり副作用がありそうだし、バンビ自体はまだ投薬治療する程ではない気もするし。

認知療法は、悪循環の原因となっている病的な不安の仕組みを取り除いたり
強迫観念を強化しやすい思考パターンが習慣化していたらそれを崩したりするみたいだけど
素人療法はダメなのかもしれないし、かと言って受け入れてくれる病院がそんなにあるとも思えないし。

このPWSとOCDのことをもっと研究してくれるDr.が増えるといいなぁ。
D大の精神科の先生にも今度聞いてみようとは思っているけど...。

うまい対応というか、具体的なアプローチ方法の虎の巻みたいなのがほしいんだよなぁ。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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