バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

中学生になるまでに

2015年02月19日 | 日々の出来事
今、バンビの通うクラスの6年生達は、毎日Yシャツとベルトを学校に持っていて
朝、登校したらそれに着替える練習をしているらしい。

支援学校は制服がないけど(私服でも何かしら規定はあるのかもしれない)支援学級は普通級と同じ制服を着るので
それに向けての練習 ということみたい。

朝はもちろん、体育の時間の前後も着替えをするわけで
中学生になるまでにボタンやベルトのバックルの扱いに慣れておかないと、短時間で手早く着替えられない。
靴も紐靴なので、自分で結べるようにならないといけない。
中学校では支援級であっても、それらはできて当然のこととされているんだとか。

支援学級に通う子達は手先の不器用な子が多いから、最初はなかなか苦戦していたそうだけど
それでも毎日繰り返すうちにみんなできるようになってきたらしい。
先生が手取り足取りそうやって指導してくれるのは(もちろん先生にもよるわけで、やってない学校もあるけど)ありがたいことです。


バンビはというと、毎週ミニバスケのクラブに通うこと4年。
自分のことは自分でさせるのが自立への道 と、先生に厳しく指導されてきた。(親の私がね。)
前にも書いたけど、バスケットシューズを履けるように ひも結びの練習を繰り返して
いまではちゃんと(緩いながらも)自分で結べるようになっている。

そして、クラスのT先生の指導を受けること5年。
最初はパジャマからでいいからボタンができるように練習を と言われ続け
体育のない日にはボタンの付いたシャツを着せたりもして、これも何とかマスターしている。

支援級の中でも人一倍手先が不器用で、空間認知とか苦手なことが多くて、気が散ると集中できなくて
何をするにも時間のかかるバンビだから、人よりも早くから何度も繰り返し練習しないとできないんだよね。

だけど、バンビの良いところは みんなと同じようにできるようになりたいという気持ちがあって
苦手なことでも取り合えずできるように頑張ろうとすること。
それが意欲や向上心につながっているところ。

この気持ちを育てる っていうのが、なかなか難しくて親も苦労するんだけど。
できなくても励まし続け、できたらいっぱい誉めてやって、自信をつけさせてまた次に取り組ませる。
その繰り替えしだもんね。

バンビが中学に行くまでにあと1年。(そう思うと、あっという間だー)
まだ支援学校か支援学級かはわからないけど、ベルトの練習もしておかなくては...。
自分もできる というのが、彼にとっては大きな自信にもなるしね。

ほんとは”中学生になるまでに”じゃなくて、”大人として社会に出るまでに”
小さいうちから積んでおかなくちゃいけないこと たくさんあるんだと思うんだよね。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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