バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ありがとう、T先生

2021年07月12日 | 日々の出来事
2015年3月のブログ

バンビが小学校6年生になる時、定年退職されたT先生。

就学の時、学区の小学校に特別支援学級がなくて
バスで15分程のF小学校に入学。
そこでT先生と出会った。

1年経って、学区の小学校に支援学級が新設されて転校することになり
「お世話になりましたー。」とお別れ。
迎えた新年度 U小学校にT先生がいてびっくり!
いや、何となく 予感はしてたかな...

以来5年間 厳しくも愛ある指導に
本当に親子共にどれだけ学ばせてもらったことか...

子どもへの指導はもちろんだけど
障害のある子を抱える親として 学齢期に何をすればいいか
子どもに何をさせておくといいか
親の姿勢とか視点とかを 教えてくれる人だった。

そんな先生は 他に誰もいない。
私は バンビの小学生時代にT先生に会えて、いろんなことを教えてもらって
本当に恵まれていたと思う。
いい時代だった...。

管理職にだってなれたんだろうに
きっと生涯現役って決めてたんだろうな。
そして再雇用制度は利用せずに 潔く身を引いた。
(何かご事情あったのかもしれないけど)

最後の日々も お別れ会なんていらない、みんなに言わなくていい
と 淡々としていたっけ。


余暇の活動でも 夏の流しそうめんの度にふらっと現れて
竹を組み上げたら、そうめんは食べずに 飄々と立ち去る
まるで流しそうめん職人(そんなのあるかわからないけど)みたいだった。

この前お会いしたのは 去年? あれは一昨年?
まさかそれが最後になるとは 思いもしなかった...

6年経って、先生は天国に旅立たれた。
まだ66歳、早すぎる。あまりに突然すぎる...

先生、この前バンビが大きくなったことにびっくりされていたけど
今はあれよりまた背が伸びましたよ。

おかげさまで 高校生活楽しく過ごしているようです。
課題はいろいろありますが...
あの頃先生に教えていただいたことを胸に 私もここまで子育て頑張ってきました。

卒業後の進路が決まったら報告したかったし
成人式を迎えたバンビを見てほしかったな。
それは本当に残念です...。

これからもどうぞ空の上から教え子達を見守っていてください。 
先生のことは 忘れません。
本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。


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