バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

移動支援サービス

2010年06月07日 | 福祉・医療・療育関係
昨日初めて移動支援(ガイドヘルプ)サービスを利用してみました。

移動支援事業というのは、障害者に対して”社会生活上必要不可欠な外出及び余暇活動等の社会参加のための外出の際に、その移動の支援を行う”というもので、ただ運用基準とか利用形態なんかは各自治体によって違うみたい。

なので、これはうちの区の場合の話になるけど
基本的に家からどこかに外出する際にヘルパーさんが着いてくれるサービスで、外出先は”社会参加を促進する余暇活動または学習活動に参加する”でもよし、”健康の維持増進などに資する行為を行う”でも良い。
単に出かける際の補助だけじゃなく、例えば公園に行って一緒に外遊びするのでもOK。

この移動支援、”家からのお出かけ”が基本で、学校の送り迎えは外出とは見なされないので適用外。
無料で使える時間数も年齢によって違うけど、バンビの場合は月10時間まで。

ただ、母親も仕事を持っていたりする場合子どもがちょっと離れた学童に通うのにヘルパーさんを利用することがあるんだけど、これは学校から学童クラブへの外出支援ということになり、当然それだと月10時間では足りないので、加算を付けて対応してもらうらしい。

私としては、以前にも書いたけれど
いずれバンビが親以外の人の支援を受けて生活していくようになるのなら、早いうちからそういうのに慣れておくのも必要かなと思っている。

学校が終わってからは、日中ほとんど私とバンビだけの生活(療育が始まればまたちょっとは違うと思うけど)になってしまうので
たまに家族以外の人と過ごすことも貴重な経験だし、将来に向けていい訓練になると思う。

最初は様子見で、隔週で1時間、公園に行って一緒に遊んでもらったりして
慣れてきたら時間も少し伸ばして、一緒に乗り物に乗ったり、簡単な買い物をしたりもしてくれるらしい。
そうやって親以外の人と行動することで、社会のルールを学ぶ機会が増えたら嬉しい。
私にとっても時間ができてレスパイトにもなるし。

そういう福祉サービスをどんどん利用すれば、ニーズがあると認知されて今後も予算を確保できたりするのかな。
その辺はまだ私自身勉強が足りなくてよくわからないけど。

でも、とにかく実際利用してみないことには、どんなシステムで福祉サービスが運用されてるのかってよくわからないもんね。わからないもののことを語ることもできないし。

介護サービスの会社との契約は、障害者自立支援法とか区の障害者支援の条例とかに基づいていてものすごくかっちりしたもので、いままではどこかまだ他人事のように感じていた自立支援法が一気に身近に感じられた。
こういうも大事なことなのかな と思う。

まぁ、それはともかく
バンビはヘルパーさんと一緒に遊ぶのをすごく楽しみにしていて、近所の公園に張り切って出かけて行った。
ヘルパーさんは私よりもちょっと年配の人で、一緒にボール遊びするのとかは大変かなと思ったけど、その辺はベテランなので慣れたものらしい。

帰ってきた時「すーごくいい子!」とベタ誉めしてくれて、バンビも嬉しそうだったけど、私も他人に我が子を誉められるのってすごく嬉しいなぁと改めて思ったりした。
自分の子育てを認めてもらえたような気がして(そんな大仰な話ではないかもしれないけど)嬉しいんだよね。

こうやっていろんな体験をして、バンビも自信をつけていってくれたらいいなと思う。
そして、ヘルパーさんもみんな地域の人なので、地域の人にバンビのことを知ってもらって、バンビのサポーターになってもらえたらなとも思う。

バンビに「またヘルパーさんと遊びたい?」と聞いたら、「うん! 今度は誰とボールで遊ぶのかなぁ?」と楽しみな様子。
滑り出しは順調なようです。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp

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