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中学生の時にこの本を読んだ時、何よりも印象に残ったのが登場人物(動物)の名前でした。
主人公マリアの家庭教師のヘリオトロープ先生。
料理人のマーマデューク。
猫のザカライア。
愛馬のペリウィンクル。
ヘリオトロープとペリウィンクルはどちらも植物の名前です。
これがヘリオトロープ
そしてこれがペリウィンクル
aconite(トリカブト)
gorse(ハリエニシダ)
なんていうのも出てきました。
日常会話で使うことはまず無さそうですが、ぜひ覚えたいと思います。
知らない単語が出てきても、辞書を引かずに読み進めることもありますが、こんなことばが出てきたときはそうはいきません。
He had bought a new spade and a new scythe, ten new mousetraps, a bottle of cough mixture for his own use, a pig, a canary in a cage, an enormous meatbone, a bag of biscuits, a bunch of radishes, a paper bag full of bull's-eyes and another full of bright pink boiled sweets, a cod's head, and a large packet of tobaco.
"bull's eyes"っていったい何?
bull's eyeは射撃や弓の的や「大当たり!」なんていう意味ですが、これは違いますね。
こういのは辞書よりもネットで画像を探すのが一番。
これでした。
この後、
For you, Ma'am, he said. I knows you be partial to peppermint.
(スペルミスではなく、I knows です)
と言っていることからもわかるように、この"bull's eye"は伝統的にペパーミント味なんですね。
"boiled sweets" はいわゆる「飴玉」です。キャンディは米語だったか。
"be partial to"は、~がとても好き、~に目がないという意味。
~に目がないはもっぱら"have a weakness for"を使っていましたが、今度はこれも試してみよう。
こんな風に町にでかけた人が買ってきてくれるお土産って、きっとすごく嬉しいものでしょうね。ネットで何でも手に入る時代には、こういう温かみがいいなあと思えます。