知らなかった 英単語今日の発見

映画、ドラマ、小説、ニュース。
毎日たくさん出会う知らないことば。
忘れないようにブログに残していきます。

滅相もございません

2008年11月29日 | 日本語
美人の敬語 仕事ができて愛される生き方美人の言葉術 (宝島社新書 267) (宝島社新書)
本郷陽二
宝島社

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図書館から借りてきました。

「部長はゴルフをやられるのですか?」 はおかしな敬語で

「部長はゴルフをなさいますか?」 が正しいそうです。

でも、今まで私が勤めてきた会社で、上司に「課長もごフルフをなさるんですか?」なんて言ったら、周りがいっせいにぶっと吹きそうですけどね。

やっぱりこの美しい敬語は、それ相当の環境で使わないとなあ。

間違った敬語でかなり流通していて、どうやら今の勢いではこのままずるずると「それも可」となりそうなのが、

「とんでもございません」らしい。

①とんでもございません

②とんでもありません

③とんでもないです

人に褒められてこう答えた場合、正しい敬語になっているのは③だけだそうです。

「とんでもない」というのはこれで一つの言葉なので、途中で分解して、ございませんとかありませんと続けられないそうです。

そうするとよく時代劇で聞く「滅相もございません」も間違っているわけですね。

悪代官に問い詰められた庄屋さん、これからは「滅相もないことでございます」と言いましょうね。

 

敬語とは違いますが、お店で客に「他の色はありませんか?」と聞かれて、たまたま5色あるうちの白しか無かった場合、

「白しかございません」では駄目で、

「白がございます」というのができる店員さんの応対。

なんていう話も書いてありました。

これで思い出したのが、海外旅行に行った時の帰りの飛行機での客室乗務員の対応です。

夕食は「魚がいいか、肉がいいか」と聞かれて、「魚」と言ったら、 「魚は終わってしまいました」という返事。

だったら最初からそう言えよ!

と思いながら食べ始めました。

その後も肉しかないのに、どっちがいいと次々に聞いていきます。

なかにはもちろん肉を希望して、めでたく肉を獲得できた乗客もいます。

この乗客は「肉しかないから肉にしたわけじゃなくて、肉がいいから肉にした」わけです。

自分で「選択」したのです。

乗務員さん、これを狙ったわけでしょうか。

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恋する大統領

2008年11月27日 | 映画・ドラマ
アメリカン・プレジデント (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]

Universal Pictures Japan =dvd=

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たまたまスカパーをつけたらほとんど最後のシーンで、そのままクレジットを見ていたらなんと脚本がアーロン・ソーキン。

知らなかった。あのTVシリーズの「ザ・ホワイト・ハウス」のあのアーロン・ソーキンだったのね!

何年か前にこの映画を見た時は、銃規制、環境問題、その他色々あるけど、まあ、これは大統領が恋をするというロマンチックな映画として楽しんで見ました。

「ザ・ホワイト・ハウス」にすっかりはまっている今、この映画を見直してみるといやあ、面白いったらありません。

マーティン・シーンを始め、「ザ・ホワイト・ハウス」でお馴染みの役者さんがたくさん出ています。

シーズン4から登場した、ジョシュア・マリーナなんて、この映画からそのまま抜け出したようでした。

この映画が「ザ・ホワイト・ハウス」の下敷きだったんですね。

マーティー・シーンはここでは首席補佐官を演じてますが、マイケル・ダグラスより彼の方が大統領に見えてしまうのはいかんともしがたい。

マイケル・ダグラスが好きなタイプではないというのはだいぶ前にもこのブログで書いているんですが、好き嫌いは忘れて純粋な映画ファンとして言えば。

 

やっぱりこういう役は似合わない、、、、

シドニーに花を贈ろうと苦心するシーンなんて、そりゃあもう可愛い、

ただし他の人がやってればね

相当しつこい

 

 

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指1本分のすき間

2008年11月26日 | 英語
TOEIC Test プラス・マガジン 2006年 11月号 [雑誌]

リント

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2年前にTOEICを受けた時に買った雑誌をまたぱらぱらと眺めていたらこんな表現を見つけました(相変わらず、捨てられない性質)。

この号は雑誌の広告やパンフレットの紹介がありました。

 

チャイルドシートのパンフレットから。

The harness straps should lie flat and snug over the child's body.

snugは体にぴったり合ったという意味。

ドラマ「ランゴリアーズ」で機長さんがシートベルトを締めて下さいという時に使っていた表現で、10月27日のブログで紹介したばかり。

やっぱり同じように、体にぴったりにという言い方で使われているんですね。

 

今度は逆に日本語から英語です。

指1本がようやく通るていどのすき間が、肩ベルトと子供の鎖骨の間に出来ていれば、ベルトが適切に絞められていることになります。

この「指1本がようやく通るていど」というところ、英語だとどんな風に表現してあったと思いますか?

You should be able to pass no more than one finger between the shoulder harness and the child's collarbone if the harness has been correctly tightened.

「指1本分も通り抜けることができないはず」というのが英語の発想なわけかあ。

 

TOEICの長文問題は色々なパターンの英文が出てくるので、日本語訳を見て、逆に英語なら何て表現するのかなあと英文ライティングの練習に使っています。

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ダメージ、騙された?

2008年11月23日 | 映画・ドラマ
ダメージ シーズン1 VOL.1

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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最近のお気に入りドラマはすべて1話完結タイプなので、久々に連続もの。

疲れるけれどやっぱり途中ではやめられない。

ここから先はもう見てしまった人、推理小説の犯人を確認してから安心して読み始めるという人は反転して読んで下さい。

 

宣伝文句の「全米が騙された」ということばに騙されたような気がずっとしてます。

絶対このままで終わるはずない。あの優しそうなナイ弁護士、怪しい。だって、フィリップ・ボスコだもん。

トムと結託してパティを失脚させようとしてるのかも、、、

それとも、エレンは初めからナイ弁護士に雇われてパティの事務所に潜り込んだスパイか。

美人ストーカーもただのストーカーじゃないのか?

色々ありえない展開を考えて悶々としていたら、一応シーズン1はそれなりに解決。

この後、13話ずつシーズン3まで続く予定らしいので、「全米が騙される」のは3シーズンの最終話ってことでしょうか。

でも、謎の垂れ流しのような「LOST」風、引っ張りはちょっと食傷気味。

なーんか後味が悪いんですよね、このドラマ。

パティのあくの強さはドラマのメインテーマだから当然でしょうが、彼女と渡り合う若き弁護士エレンに魅力を感じられないのが一番の問題かな。

 

色々言いたいことはいっぱいあるドラマなんですが、ドラマで英語の勉強をと考えている人には、これはいいです!

せりふは、短め。

主演のグレン・クローズの英語は歯切れがよくてリスニングには最適。

ラジオ講座で習ったイディオムや、自分のブログで紹介してきた表現がぞろぞろ出てきて、「イディオムおさらい番組」のようです。

「CSI:」、「ザ・ホワイト・ハウス」、「BONES」と好きなシリーズのリスニングはほぼ全滅なので、字幕無しで何とか話についていけるのって気持ちいいい!

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solid color

2008年11月20日 | 英語

「Newsweek」11月24日号。

ファッション関連の記事から。

The idyllic scenes of polo games and regattas on Loro Piana's Italian-made cashmere throws are reproduced from 1930s and '40s prints; they're also available in solid colors.

"throw"はショール、スカーフ。

"solid color"は無地。 今までは多分plainしか使ったことないかな。

料理関連の単語も難しいなと思いますが、ファッションも苦手な分野かも。

じゃあ何が得意なのかと言うと、やっぱり魚、虫あたりでしょうか。

ちなみに、このカシミアのスカーフのお値段は1,650ドルです。

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cotton to

2008年11月16日 | 英語

「TIME」11月24日号。

ダニエル・クレイグの007第2作目"Quantum of Solace"に関する記事。

これも前作同様なかなか期待できそうな予感。

We cotton to his motives early on, when he passes Camille, a former plaything, over to Bolivian strongman General Medrano.

"cotton to"

かすかに、かすかに記憶が。
そういうのってだいたいはラジオ講座でしょう。

やっぱり、やってました。2007年の9月5、6日の放送でした。

ビジ英に出てきたのは

They cotton to more informal business interaction.

- 彼らは、あまり形式張らないビジネス作法を好みますからね。

"cotton to"は「好きになる」という意味です。

ここからはラジ子さんのブログからカンニング。

このときクリスさんが "cotton on to" 「理解する、わかる」という似ているフレーズの話をしていたそうです。

「on 無しでもいい」と辞書にあったけれど、個人的には on が必要ではないかと。

このTIMEの記事は「理解する、わかる」の意味ですよね。

ということはクリスさんならこの文章では"cotton on to"とするところですね。

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unyielding

2008年11月14日 | 英語

オバマ氏の勝利宣言スピーチを読みました。

"unyielding"ということばが2回出てきました。

"unyielding support"

"unyielding hope" 

頑固な、揺るぎない、不屈のという意味です。

少し前に見た「フレンズ」で、フィービーが自分のことをunyieldingと言っていたので、その時に頑固なという意味があるのを知りました。

昔勤めていた会社ではよく「イールドが良い、悪い」という言い方をしていました。
このイールドは「歩留り」のことです。

カタカナで最初に覚えた単語というのは、けっこうやっかいです。

でも、このオバマ氏のスピーチでこの単語は完璧にインプットされましたよ。

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boot's on the other leg

2008年11月11日 | アガサ・クリスティ
Murder at the Vicarage (Miss Marple)

Signet

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今日もクリスティの「牧師館の殺人」から。

The boot's on the other leg.

"boot is on the other leg"は立場が逆転するという意味。

検索してみたらそれほどヒット数は多くないので、あまり使われていないないイディオムなんでしょうか。

 

If you could deliver me from their clutches?

deliverというのは色々な意味がありますね。

まず「配達する」

"deliver the goods"だと「期待に沿う」

これは少し前の「ビジ英」で出てきました。

出産するのもdeliver

判決を下すのもdeliver

映画「ニック・オブ・タイム」では「実行する」という意味で使われていました。

 

クリスティのこの文章のdeliverは「救い出す」という意味でした。

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catch a tartar

2008年11月09日 | アガサ・クリスティ
Murder at the Vicarage (Miss Marple)

Signet

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2006年10月31日のブログで"tartar"ということばについて書きました。

タルタルソースでお馴染みのtartarですが、その他に歯石、ワインの沈殿物なんていう意味もあります。

クリスティの小説ではこんな風に使われていました。

"That's a tartar you've got, sir."

この"tartar"は「手に負えない人」という意味でした。

Tartarとはタタール人、韃靼人のこと。

相手が意外に強くて手こずることを"catch a tartar"と言うそうです。

このイディオム、Googleで検索したところ、ヒット数はかなり少なめ。

"I'm from Missouri"と同じく、英語ネイティブに聞いても「そんなの知らない」と言われそうなイディオムの一つなのかもしれません。

誰か知り合いに英語ネイティブの人がいたらぜ知っているかどうか聞いてみてもらえませんか。

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take the heat

2008年11月06日 | 英語
バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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47歳の次期アメリカ大統領が決まったばかりですが、それを記念して(嘘です)大統領ものを見ました。

何度も何度も時間が戻るので、ちょっとくらくらしてきました。

すごい勢いで最後まで一気に見せる、よくできたアクションものだと思います。

お約束のカー・チェイスも出てきます。それもかなりの迫力。

 

でも、、、

私はカー・チェイスが嫌いです。

 

せっかくの見せ場だというのに、この間だけは、あああと気が抜けて、早く次の場面にならないかなあと待ってます。

アクション・ファンに怒られそう。

今見終わって、今度は英語の字幕で見始めたんですが、ほお、英語はこんな風に言っていたのねというせりふがありました。

バーンズ(デニス・クエイド)が、窓に怪しい人影を見つけ、同僚のテイラー(マシュー・フォックス)が調べに行くと走り出します。一緒に行こうとするバーンズにテイラーが言ったせりふです。

No, If you're wrong, let me take the heat.

"take the heat"は非難を受ける、責められるという意味。

刑事ドラマなんかで、上司に逆らってかなり無茶な行動をした部下が「覚悟はできてます!」という感じで、使ったり、

頼りになる上司が「心配するな、責めは俺が負う」なーんてな感じでも使われていたような気がします。

映画の中では、先輩のバーンズが間違っていた時の場合を考えて、自分が行くと気を使っている感じですよね。

あれえ、でも日本語の字幕の時はちょっと違う印象だったような。

日本語の字幕は

「君の勘違いだと困る」でした。

これだと何かまずいことになると嫌だなという風に取れます。

じゃあ、日本語の吹き替えは。

「お前の勘違いだとまずいだろう」

こちらはtake the heatの感じが伝わりました。

最後の「だろう」がつくだけで、微妙に雰囲気が変わるものなんですね。 

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