知らなかった 英単語今日の発見

映画、ドラマ、小説、ニュース。
毎日たくさん出会う知らないことば。
忘れないようにブログに残していきます。

クリスティのクリスマス

2024年12月15日 | アガサ・クリスティ
 
クリスマスまであと10日。
ということで、クリスマスに疎遠だっだ家族が集まり、そこで殺人が起きると言うクリスティの"Hercule Poirot's Christmas"を読んでみました。

舞台になる屋敷に住んでいるのは、被害者とその息子夫婦の3人だけど、使用人は9人。
日本語名はこれが正しいのかよくわかりませんが、「ダウントン・アビー」のファンの方なら、ああ、あの人がやっていたあの仕事ねとだいたいイメージが湧くんじゃないかと思います。

butler  執事
footman 下僕
cook 料理人
kitchenmaid  メイド
head housemaid メイド長
second housemaid 日本語では何と言うんだろう。
third housemaid   同じく、これも何と言うんだろう。
betweenmaid   料理人とメイドの両方を手伝う役らしい
valet attendant 従者 valet とvalet attendant の違いはよくわからない

そして、クリスティ作品には絶対欠かせない使用人「グラディス」はここでは"head housemaid" でした(でも名前だけで、出番はありません)。

ダウトン・アビーはもっと大所帯でしたね。

ポワロものなので、最後は容疑者一同を前に彼が滔々と語るスタイルです。
放蕩息子、遺言状、南アフリカ、クリスティ馴染みのお膳立ても全て整っています。
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ちょっと怪しい表紙のミス・マープル

2024年09月25日 | アガサ・クリスティ
 
ミス・マープルの短編集"The Tuesday Night Club"
クリスティの作品、Kindle版はかなり無料のものも増えてきましたが、ほとんどの作品はまだ600円前後なので、300円台のこのバージョンはかなり安目。
ちょっと怪しげな表紙ですが、サンプルを見たところ文字化けはしてないようです。

この短編集はペーパーバックしか持ってないので、Kindle版ほしいけどどうしようかなあ。
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クリスティの誕生日にはクリスティを

2024年09月15日 | アガサ・クリスティ
 
ここ数日読んでいる本があまり進まないので、こういう時はちょっと読むのは休みにして、今日はドラマでも見よう。
と思ったんだけど、今日はアガサ・クリスティの誕生日だと聞いたら、やっぱりクリスティ読まないと!

前回読んでからだいぶたっているのでまたかなり忘れていると思う
"Mrs McGinty's Dead" にしてみました。

"But at my age, one takes no risks," Poirot was wont to declare.

最初からこんな文章が出てきて、何となく「古い」という雰囲気。

be wont to do は「決まって~する、~するのが常である」という意味。

「私の年なら危険は避けよう」とポワロは決まって言う。

最初にこの表現を見た時は、"won't"  の間違いかと思った。


前にブログで紹介したのはモンゴメリの"Chronicles of Avonlea" からでした。
Spencervale people were wont to say regretfully that there were no Mayflowers in Spencervale.

スペンサーベールの人たちはいつもここにはMayflower がないのが残念だと言っていた。


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ABC殺人事件 The ABC Murders

2024年09月06日 | アガサ・クリスティ
 


 

昨日に続き、またクリスティの1ドル本ですが、残念ながら"Crooked House" の方は文字化けしてます。






 
市の図書館の新刊コーナーに今度はこんな本が入りました。
もちろん、これも私が一番乗りで借りたはず。

いつも私のためにありがとうございます。←そういうわけじゃないって。



 
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ナイル殺人事件 Death on the Nile

2024年09月05日 | アガサ・クリスティ
 

 
クリスティの"A Caribbean Mystery"  が無料になったと思ったら、今度は"Death on the Nile" が無料ではないけど、1ドル本。




 
"And Then There Were None" も1ドル本ですが、これは無料版も出てたのになあ。


クリスティの本、古い作品から徐々に無料になっていくのかと思っていたんですが、このところ発行年と関係なく、無料になったり、1ドル本になったりしているようです。

全作品無料で読めるようになるんだろうか。

 
 
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カリブ海の秘密から復讐の女神へ

2024年08月23日 | アガサ・クリスティ
 
「ポケットにライ麦を」は原作を読んですぐ後にBBCのドラマを見たけど、これは逆で、少し前にドラマの方の「カリブ海の秘密」を見たばかりでした。
ドラマでMr. Rafielを演じたドナルド・プレザンスが印象的だったので、本を読んでいると彼の顔が浮かんじゃうんですよね。



 

今回読んで気がついたんですが、「カリブ海の秘密」のチャプター24 のタイトルが"Nemesis" でした。
それが7年後に出版された「復讐の女神」の原題"Nemesis" に繋がっていたんですね。
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やっとCornwall 登場 カリブ海の秘密

2024年08月20日 | アガサ・クリスティ
 
Cornwall の景色が綺麗というコメントに惹かれて読み始めたんですが、三世代の家族の話で舞台も色々変わるので、なかなか出てこない。
けっこう長い本で、300ページあたりでやっと登場しました。


The Shell Seekers | English Full Movie | Drama  

1989年にドラマ化されていました。
中年女性が主人公なら、演じるのはもちろんアンジェラ・ランズベリー。

主人公のPenelope は自分の家に conservatory (温室/サンルーム)を作ってしまうくらいなので花の名前が色々出てきて、また画像検索が忙しかった。



 
あれっ、クリスティの"A Caribbean Mystery" が無料になっている。
1964年出版の本なので、まだ無料にはならないはずだけどなあ。
また文字化けしてるのかな。
でも無料ならもちろんダウンロードしておこう。
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イギリスとイチイの木

2024年08月16日 | アガサ・クリスティ
 
今回は本を読んだ後に、BBCのドラマも続けて見てみました。

ジョーン・ヒクソン版のミス・マープルシリーズは原作にかなり忠実に作ってありますが、もちろん時間の制約もあるし、原作通りというわけにはいきません。

でも登場人物を減らしたり、都合よく登場人物の一人が、ヒントをくれたりと、うまく変えてあるんですよ。
それから原作では伝えきれない人物の雰囲気が映像だと強烈に印象に残ります。

殺人事件の舞台になる"yew tree lodge" (いちい荘)の主、レックス・フォーテスキューの「嫌な奴」ぶりは、したたり落ちそうなマーマレードを塗ったトーストを食べる様子で見事に描かれていました。

だいたいいつも「原作と違う!」と文句を言う私ですが、このミス・マープルシリーズは、原作、ドラマ、甲乙つけがたい。

大好きな児童書「トムは真夜中の庭で」 にも何度も出てきた、yew tree イチイ。
この「ポケットにライ麦を」でもミステリーの舞台だけでなく重要な小道具になっています。



BBCのドラマでは、最初にこのイチイの木が映し出されるので、こういうところも映像ならではでしょうね。


 
日本語版の表紙はまさにこのイチイでした。


イチイって、なんだかすごくイギリスっぽい。
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次に読み返すクリスティは

2024年08月08日 | アガサ・クリスティ

明日図書館に返却するので、最後にもう一度ぱらぱらっと。

これまでクリスティの本を読むときは、初期の作品、晩年の作品、くらいは意識してたかもしれないけど、こんなに時の流れが反映されていたとは思わなかった。

作品にまつわる裏話も楽しい。
例えば「茶色の服を着た男」は世界一周旅行のリーダーから「自分を犯人にした小説を書いてくれ」としつこく頼まれたとか。


 
少し前に読んだクリスティの伝記にはそういう裏話はあまり出てこなかった気がする。


 
 
クリステの作品で多分一番読み返した"The Man in the Brown Suit"ですが、こんなことを書いてると、また読みたくなってくる。



 
でも、図書館から借りたペーパーバック、眼鏡のおかげで何とか読めたので、次に読むとしたら、手持ちのクリスティのペーパーバックからこれかな。
「ポケットにライ麦を」。

クリスティファンになってからは、本格物、冒険もの、探偵小説以外の作品、と色々あると知ったけど、「マザーグース」をモチーフにしたこの「ポケットにライ麦」を読んだ時は、そうか!これがクリスティなんだ!と思ったような気がする。

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パーカー・パイン、中東を旅する

2024年07月31日 | アガサ・クリスティ
 
ポワロ、ミス・マープルという「2大探偵」の他にクリスティの作品探偵役はトミーとタッペンスの夫婦探偵。不思議な不思議なハーリー・クィン、そして不幸な人のお助け人、パーカー・パイン。

それぞれ個性があって、みんな好き!

パーカー・パインの短編集の前半は、「あなたは幸せですか?」という広告を見てやってくる依頼人の悩みを解決する話ですが、後半はパイン氏は中東を旅行中。つまり「まきこまれ事件解決」みたいな感じです。

考古学者と再婚したクリスティは、「ナイル殺人事件」のようなエキゾチックなミステリーも書くようになってきました。でも中東を舞台にしたミステリーはパーカー・パインの短編集の方が早かったと知って、短編集後半の「中東編」をまた読みたくなりました。

 
 
 



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