5年前の地震の後に押し入れにあったラジオ講座のテキストは全部処分したと思っていたんですが、2006年分が2冊残っていました。5月号の"China Market Changes"というヴィニエットを見たら、wealthy society(富裕社会)ということばにaffluenza とメモしてありました。多分番組の中で説明があったんでしょうね。
affluenza はaffluence と infuluenza の合成語で「金持ち病」のようなもの。去年メキシコで拘束されたアメリカの少年の事件でよく聞いたので、新しいことばなのかと思っていました。
10年以上前の「ビジ英」でもう勉強済みだったのか。
今週のビジ英(放送は先週分)は真面目に聞きました。
4月21日放送分に出てきた「軽くあしらわれる」という意味の"get short shrift"
あ、このことばすごく記憶に残っていると思ったのはこの本に出てきたから。
Phantom Tollbooth (Essential Modern Classics) | |
クリエーター情報なし | |
HarperCollins Children's Books |
これはレッスンでじっくり時間をかけて読んだので、各章のタイトルや登場人物もよく覚えています。
全編言葉遊びのような本で、登場人物の名前もたいてい何かのしゃれになっています。
背が低くて、横にびろーんと伸ばしたような警察官の名前が "Officer Shrift"でした。short shrift のshort は「そっけない、ぶっきらぼうな」という意味ですが、この警察官は背が低いのでShort Shrift というしゃれになっているんでしょうね。
この"Phantom Tollbooth" は子供向けの本なのに、英語の難易度を示すLexile指数では1000L-1095L とかなり高め。文章自体は普通の児童書のレベルだと思いますが、とにかく言葉遊びが多いので語彙が普通児童書には使わないようなものがいっぱい。難易度の高さはそのせいだろうと思います。でもそういうことば遊びは無視しても読めるので、このLexile指数はこんな時にはちょっと困り物。
ことばおたくにはぴったりの本かもしれません。