このところ何となく毎日ばたばたしていて、日課の「ニュースで英会話」が滞りがち。土日は更新されないので、少し怠けてもここで挽回できるんですが、今週はまだ遅れてる。
でも今日のニュースが「セネガル閣僚がタコの売り込み」というタコ好きの私には見逃せない内容だったので、先週分が残っているけどこっちを先やろうっと。
来場者たちは、刺身とたこ焼きをごちそうになりました。たこ焼きは、タコの小片を含む球形をした風味の良い塩味のパンケーキです。
これの原文が
Visitors were treated to sashimi and takoyaki, a ball-shaped savory pancake containing small pieces of octopus.
これなんですが、「塩味」の部分はどこへ行ってしまったの?と思ったら、
「savoryは「風味の良い、味の良い、食欲をそそる」という形容詞です。ただしsweet(甘い)ではなく、「塩味のきいた、香辛料がきいた」という意味です。pancakeと言うと甘い食べ物の印象になるので、そうではないという意味で、savoryという英語を使っていると考えられます。」
という説明がありました。
savory が常に「塩味のきいた」という意味になるわけではないのかもしれませんが、
(食べ物が)辛味の、ピリッとする、塩のきいた(研究社新英和辞典)
having a spicy or salty quality without being sweet (Merriam-Webster)
とどちらも二番目の定義として載っていました。
ちなみに「英辞郎」では「いい味香り・匂い・風味のする」という説明だけでした。
「英辞郎」は時々他の日本語の辞書にはない、特に割と最近使われているのかなという意味が載っていることもあって、便利なんですが、逆に今回のようなケースも多いです。英英辞典を引くのがベスト、というのはわかっていてもあまりにも辞書を引く回数が多いので、英辞郎はやっぱり一番手軽なんですよね。
treat はSVOOの形を取れないので、例えば"He treated me a cup of coffe. "ではなく"He treated me to a cup of coffee"としないといけない、と自分のノートにもメモしてるけど、会話では"to"を忘れそうな気がする。
でも"I'll buy you a cup of coffee"とか"It's on me" を使っておけばだいじょうぶか。
ところで今日のセネガルのタコのニュース。このところモロッコやモーリタニアからのタコの輸入が減っているので、セネガルのタコが注目されているらしいです。
ネットで調べたところ、2013年度の統計では、タコの輸入先は1位がモロッコ、2位がモーリタニア、セネガルは5位でした。もしかするとこの順位が来年あたりは入れ替わるのかもしれない。75%以上が輸入だというタコの値段が高いのも無理はないのか。
数年前、大学の学生課で働いていた時、モロッコとモーリタニアから留学生が来たことがありました。もちろん私の頭に最初に浮かんだのは「タコ」でした。特にモーリタニアはその留学生には申し訳ないけど、タコ以外にこの国について知っていることは何もなかった。