モンゴメリの作品は「読み返したくなる本②」の"The Blue Castle"を先に紹介しましたが、もちろん「赤毛のアン」も愛読書です。
アンの世界に憧れて、舞台になったプリンス・エドワード島へ行ってみたというファンは多いと思います。←私もその一人。
馬車に乗って出かけていくマシューを見て、いったい何の用事なのか気になっていてもたってもいられないリンドのおばさん。
こんなシーンから始まる「赤毛のアン」。
リンゴの花が咲く並木道。
超人ハルクのように緑色になってしまったアンの髪。
ボートに横たわって物語のヒロインになりきるアン。
内気なマシューが勇気を出して用意してくれたふくらんだ袖のドレス。
どの章も忘れられない。
プリンス・エドワード島へ行ってみたくなるはず。
出版からもう100年以上たっている作品なので、無料のKindle版もあります。
不朽の名作をドラマ化『アンという名の少女』予告編
Netflix で配信されている「アンという名の少女」。
これまで映像化されてきた「赤毛のアン」に比べると、この「Anne with an "E"」は原作にはないシーンを追加したり、かなり思い切った変更をしています。
思い入れのある作品だとどうしても「原作と違う!」と反発してしまうことが多いです。
実は最初に見た時はまさにそれで、途中で止めてしまったんですが、なぜか突然また見たくなりました。
今回は、原作にないシーンも「もしかしたらこんなこともあったかもしれない」と思えてきて、逆に「未公開」原稿を読めたような気分。
シーズン3まであるので楽しみです。
ただシーズン1はそれでも基本的には原作に添って作ってあるようですが、シーズン2以降は原作とは別物と思って鑑賞した方がよさそうです。