ラジオ講座はインターネットを利用しているので、いつも1週間遅れですが、車に乗っている時にラジオからリアルタイムの放送が偶然聞こえてくることがあります。
何だか得した気分になります。
聞こえてきたのは遠山先生のラジオ英会話。
吐くという意味でsickを婉曲的に使うという説明でした。
ちょうど今日読んでいたこれに出てきました。
And when I saw the van I was sick again. And then I cleared the sick away from my mouth.
あれっ、でもこれを書いているのは15歳の自閉症の少年クリストファー。婉曲表現なんて使わずに、vomitかthrow up を使う方が逆に自然じゃないの?
辞書を調べてみると、sick というのは英米でちょっと使われ方が違うみたいです。
(英)では、動詞、形容詞、で「吐く」「吐いて」という意味で、婉曲ではなくずばり使われるんですね。
ここでは形容詞で使われていて、もちろんまた吐いちゃいました。
そしてさらに名詞もあるので、the sick です。
この"The Curious Incident of the Dog in the Night-Time"、233章まであります。
児童文学でこの長編?
いえいえ、実はこの本ではチャプターにprime number、素数を使っているからです。
2,3,5,7,11..... という風に続きます。
さて、これを普通に1,2,3としていったら、本当は何章?
主人公のクリストファーは数学にとっても強いのです。